きついのは、落ちた年の4月から9月まで。
9月になれば講師が必要になる学校がふえるので、それまでどう乗り越えるかを考えておくことが必要です。
講師の採用は「免許習得」してることが条件なので、一部の府県を除いて4月1日が普通で、
今年度の採用試験の点数や講師の試験によって採用順を決めていくところもあるので、
あまり楽観しないで、情報を集めることが大事です。
4月から猛勉強しなくてはならないのは、一次で落ちてしまった場合です。
足切りで落とされることが多いので、弱点を確実に克服しておくためには、勉強しかないと思います。
もう1つは戦略の組み直しです。ここは好き、ここは嫌いという判断は一番よくないと思います。
「教師になりたいという強い思いが伝わらないと、とれだけ筆記や専門ができていても」という場合もあるようです。
講師を長く続ければ続けるほど、「思いや熱意を伝えること」が年々難しくなると思います。
二次試験等の口頭試問であと1点等と表記された場合は、受験地が、採用試験の担当者が、なにか物足りないと感じて、
講師などの実践のなかで見極めたいと思っているということなので、支援員や非常勤講師などをしながら現場で「授業」ができる力を身につけることが必要です。
教職大学院で「塾以上の知識と専門性」を持っても、「児童や生徒との空気感」を持てないと受からない場合もあります。
試験官との相性とよくいわれますが、
自分が年配の人に与える印象は、意外と大切です。
「明るさ」「さわやかさ」「謙虚さ」はどうすれば身に付くのでしょうね。
特に小学校を希望する方はこの答えが自分で出せないと何年も講師を続けることになるかもしれません。
何年も講師をやって教科指導の力がついたら受かる場合があるのは中学、高校ですからね。