奈良散策 第268弾
10月30日の午前中にいつもの養魚池周辺の散策に行きました。そのときに撮った写真です。
歩き始めてすぐに、この間まで実がなっていたイチジクの葉がぼろぼろになっています。
よく見ると、毛虫がいっぱいついています。毛虫の名前はなかなか分からないので、「イチジク 毛虫」で検索してみました。すぐに出てきました。ヒトリモドキ科のイチジクヒトリモドキという蛾の幼虫のようです。「日本産蛾類標準図鑑」を見ると、「南方から飛来したものが一時的に定着」と書かれていました。でも、ネットで調べてみると、イチジクの害虫としてすでに定着しているようです。奈良県では2009年に斑鳩町で見つかったのが最初で、2016年には県内で定着と書かれていました。大和郡山はイチジクの産地なので、被害が大きくなっていないか心配です。
これはオンブバッタ。
それにモンキチョウ。
電線にノビタキが止まっていました。じっとしてくれたので、うまく撮れました。
養魚池を見ると、なにやらまだら模様が見えました。よく見ると、金魚が集まってこんな模様を作っていました。
これはマイコアカネだと思います。
背に3本の筋があるので、クサガメかなと思いました。国立環境研究所の侵入生物データベースによると、朝鮮、中国大陸原産で、愛玩用に飼われていたものが遺棄されて広がったようです。
これはツマグロヒョウモン。
それから、チャバネセセリ。
ヒメアカタテハ。
そして、ヤマトシジミ。
ナンキンハゼはもう紅葉していました。
いつものネコです。私は「シロ」と呼んでいます。最初に見たときは大きな金魚をくわえて歩いていました。次は2匹の子猫と一緒にいました。そして、3回目は養魚池に手を伸ばして金魚を捕まえていました。ちっとも可愛くないのですが、とにかくよく出会います。
養魚池に生えているのですが、池の中央部分なので、近づけません。オオカナダモだろうと思っていたのですが、ミズオオバコの花も似ているので、どちらか分からなくなりました。(追記2021/12/14:後で調べてみると、ミズオオバコのようです。こちらを参照してください)
これはホテイアオイ。いっぱい咲いていたので、栽培しているのかな。
最後はジョウビタキでした。
雑談)今日はまたまた松尾寺まで行きました。昨日に続いてです。今日は「秘仏厄除観音特別開扉」の日だったので、3か所ある駐車場がどれも満員でした。でも、拝観のところは意外に空いていて、来られた方はほとんど厄除けに来られているようでした。私はちょっとお参りした後、拝観をしようと思って、拝観受付と書かれていた七福神堂に向かったのですが、実は、本堂と行者堂でも拝観ができたようです。その後、ハイキング道沿いでシダの撮影をしました。ついでだからと思って、近畿自然歩道に沿って国見台展望台まで行ってみました。ハイキング道はマウンテンバイクでも行けるみたいで、意外によい道でした。今度ずっと歩いてみるかな。