奈良散策 第753弾
3月16日はちょっと足を延ばして、橿原考古学研究所附属博物館に行ってみました。「豪族と渡来人」という特別陳列が3月21日までだったのでぎりぎり間に合いました。
行きは大和郡山から橿原考古学研究所まで24号線を南下しました。それほど混んではいなかったのですが、なんだかんだと50分近くかかりました。帰りは京阪奈自動車道経由で帰ったら30分で着いてしまいました。これは博物館の入り口を撮ったものです。
建物の入り口です。奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」と考古学研究所のマスコットキャラクター「イワミン」が置いてありました。
建物に入ったところに、飛鳥京跡苑池から出土した石造物が置かれていました。
これはその奥に入ったところの写真です。中は広々としていました。
これは大和郡山の横田町の遺跡から出た、木をくり抜いた井戸枠だそうです。
この背の高いものは桜井市メスリ山古墳から出土した大型の円筒埴輪の複製品です。
これが展示場への入り口です。
入り口を入ってまっすぐ行くと特別展示室があり、そこで、「豪族と渡来人―高取の古墳文化」の特別陳列が開かれていました。高取は橿原の南、明日香の南西にある町です。ここには古墳が800基も確認されているそうで、そこから出土した副葬品などが展示されています。写真は薩摩4号墳のもので、弥生時代後期から古墳時代前期の古いものです。
これも薩摩2号墳で同時期のものです。
これは市尾今田1号墳からの出土品で、古墳時代前期の鉄製短甲が副葬品として入っていたそうです。
これも市尾今田2号墳からの出土品で、儀仗型埴輪と呼ばれている奇妙な形をした埴輪です。
市尾宮塚古墳は古墳時代後期中葉の首長墳で、巨勢氏と蘇我氏が候補に挙がっているそうです。展示のタイトルが「豪族と渡来人」だったのですが、発掘された遺物と豪族や渡来人との関係がいまいちよく分かりませんでした。
ここから常設展に行きました。第一展示室は旧石器から弥生時代の展示でした。
第二展示室は古墳時代の展示で、大きな埴輪に圧倒されました。
これは藤ノ木古墳から出土したものです。馬につける杏葉(ぎょうよう)というものだそうです。
第三展示室との間にいろいろな石棺が置かれていました。
第三展示室は飛鳥・奈良、平安~室町でした。若干くたびれたので、ここはざっと見るだけにしました。これは太安万侶の墓の模型です。太安万侶は当初多神社の近くで埋葬されていると思われていたのですが、奈良市東部の山中で墓標のある墓が見つかったとのことです。
これは飛鳥宮の模型です。
最後は博物館の中庭の写真です。奈良には山のように古墳があり、そこから山のように副葬品が出土しているのですが、それぞれがどんな意味を持つのかどうもよく分かりません。それで、ついチラッチラッと見るだけになってしまいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます