奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

今年の鳥10選

2021-12-28 21:30:32 | 記録
今年の1月末に大阪府池田市から奈良県大和郡山市に引っ越してきました。そして、2月初めから散歩のついでに写真を撮り始めました。早いもので、もう年末を迎えました。そこで、この1年に撮った写真をまとめてみようと思いました。まずは鳥からです。鳥は大和郡山市内と馬見丘陵公園で撮っているのですが、何とか撮れた写真も含めて全部で77種になりました。そこで、この中から自分なりに印象の深い種を10種選んでみようと思いました。



これまで何度もブログに出してきた種もあるし、いっぱいいるのにあまり出さない種類もあります。たぶん、いっぱい出した種は印象が深いのかなと思って40枚以上出した種について統計を取ってみました。実に、オオヨシキリが1番でした。自分でも驚きです。やはりあの鳴き声は強い印象を与えるのでしょう。次がセッカ。これも上昇しながら、ヒッヒッヒッと鳴き、降りてくるときにはジャッジャッジャッと鳴くので、鳴き声が印象的です。それからモズ。これも鳴き声が独特ですね。というのがトップ3になりました。この中からモズ、アオジ、タヒバリ、ツバメの普通種4種を抜いて、代わりにアリスイ、コムクドリ、タシギの3種を加えて、全部で10種にしてみました。



まずはオオヨシキリ。最初に撮ったのが4月23日、そして最後に撮ったのが6月13日。大和郡山では休耕田がヨシ原になっているところが多いので、オオヨシキリもあちこちでその声を聴きます。



そして、セッカ。最初に撮ったのが4月12日、最後は8月30日。ヨシ原でジャッジャッジャッとヒッヒッヒッという2種類の鳴き声が聴こえてくるので、てっきり2種の鳥がいると思いました。でも、同じ鳥だと分かってびっくりです。



それから、ホオアカ。これも初めて見たときは驚きました。というのは、北海道で見ただけだったので、こんなところにいるとは思いませんでした。初めて撮ったのは3月10日だったのですが、冬越しをしていたと思うので、もっと前からいたのでしょう。最終は4月27日でした。今シーズンは11月29日に初めて見ました。



そして、ヒバリです。ヒバリはどこにでもいる鳥なのですが、表情が面白いのでついつい撮ってしまう鳥です。大和郡山ではあちこちにいました。



それから、ニュウナイスズメです。これは最近見たばかりです。記録を見ると、11月15日が初見でした。電線に100羽から200羽の鳥が止まっていて、一斉に畑に降りて餌をつまみます。そして、一斉に飛び上がって元の電線に止まります。こんなことを朝早く繰り返していました。



そして、カワセミです。大和郡山は金魚の養魚池が一面に広がっていて、また、金魚を一時的に放すためのため池が多く、さらにその間に用水路が張り巡らされ、また、佐保川などの川もあるので、水で満ち溢れています。そんな環境だからか、あちこちでカワセミを見ます。シーズンになると、朝、散歩に行くと必ず1羽は見るぐらいでした。



次は、ケリです。奈良に来てすぐ、ケリを見つけて喜んで写していたのですが、佐保川土手を歩いているとき、散歩をしている人と話していたら、「ケリはどこにでもいます」と言われるのでびっくり。確かに、畑には群れをなしていました。そして、初夏になると、人が近づくと幼鳥がうるさく鳴き、そして、威嚇に飛んでやってきます。奈良の生活はケリと一体化しているような感じです。



そして、アリスイです。キーキーキーとなく声が聴こえるので、何だろう何だろうと思って探してみると、このアリスイでした。以前、淀川河川敷にアリスイがいるとの情報があったので、わざわざ行ったのに見つかりませんでした。それがこんな畑の中にいるとは。本当に驚きです。



タシギは以前滋賀県長浜で写しただけだったので、私の中では珍しい鳥でした。これも用水路や佐保川で見ることができました。



オオヨシキリを写しにヨシ原に行ったときに、ヨシ原の向こう側の木に何かが止まったので写したら、このコムクドリでした。写真に撮ったのはこれが初めてです。でも、見たのはこのときの1羽だけでした。

という具合に「今年の鳥10選」を選んでみました。本当はクイナも入れたかったのですが、NIKON P950を購入する前で、ちょっとぼやぼやした写真だったので、今回は除きました。今年こそはと思っているのですが、今年の春に見た場所では見かけません。鳴き声は聞こえるので、今度粘ってみたいと思います。このほか、馬見丘陵公園で撮ったヒクイナとアオバトがいたのですが、最近撮ったばかりだったので、省きました。


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