奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 エビモ、イトトンボほか

2021-06-07 14:58:06 | 奈良散策
奈良散策 第114弾


6月3日朝の散歩のときに撮った写真です。



養魚池にまたオオアブノメが伸びてきていました。ここは生えてくると抜かれるのですが、実は、もう一か所別の場所では放りっぱなしなので、一面に生えています。



近くにいたモンキチョウです。





養魚池に藻が生えていて、以前、それにイトトンボが産卵していました。何という藻だろうと思って図鑑で調べてみると、どうやらエビモらしいことが分かりました。



こんな風ににょきにょき生えているのが花のようです。







以前も写したのですが、その花を拡大してみました。「牧野新日本植物圖鑑」によると、花弁のように見えるものは花蓋様片、雄蕊は4個、4子房とのことです。







赤いイトトンボがいたので、接写で撮りました。腹部第1節背面が黒くないので、たぶん、アオモンイトトンボ♀異色型だろうと思います。



これはたぶん、マツアワフキ



それにマルシラホシカメムシ





で、問題のカエルです。どうもカエルはよく分かりません。平凡社の「日本の両生爬虫類」でいろいろと調べたのですが、背面に隆条突起がまったくなく、鼓膜が大きいところから、ウシガエルなのかなと思ったのですが、よくは分かりません。(追記2021/06/09:uni2さんから、「今日のカエル、ウシガエルです。他に似たカエルはいないと思います。」というコメントをいただきました。どうも有難うございました



以前、スゲオオドクガが見られたヨシ原に行ってみました。この日は熱を入れて探さなかったのですが、若いヨシが伸びてきていました。





ふと、そのヨシ原の端の方を見ると、何だかススキのような葉の植物群落がみられます。たぶん、ススキではないと思うのですが、さて何でしょう。花が咲くのを待つしかないかなぁ。





養魚池にやけにたくさんのアメンボがいたので、撮りました。種類はたぶん、ナミアメンボ



用水路の壁にヤゴの抜け殻が付いていたので、撮りました。背刺がないので、シオカラトンボではないかと思いました。





こちらは上が扁平になった背刺が見えるので、たぶん、コフキトンボだと思われます。





これはもう一方の池で一面オオアブノメでいっぱいです。花も咲いていました。





大和民俗公園でも見られましたが、ガマの雄花が咲いていました。



散歩の終わりに民家の横を通ったら、玄関に蛾が止まっていました。たぶん、ウメエダシャク。そう思って見上げてみるとびっくり。



丸い実がなっているので、たぶん、梅の木だと思うのですが、山のように蛾が飛んでいます。写真を撮ってから、飛んでいる蛾と蛹に矢印をつけてみました。ものすごい数ですね。



連結している♂♀のそばには別の蛾がやってきていました。



こちらも連結しています。「標準図鑑」によると、年1化6月~8月とのこと。民家の方には申し訳ないのですが、まだ、しばらくは楽しめるかもしれません。

雑談)Yahoo!ブログを出し始めたのが2012年10月。初めは住んでいるマンションの廊下で見つけた虫を報告しようと思って、「廊下のむし探検」という名前で出し始めました。途中から、廊下以外で撮った写真も出すために、「里山日記」というブログを出し始めました。「廊下のむし探検」では虫を採集してきて顕微鏡で調べたりしました。同じように、廊下以外で採取した植物なども調べたくなり、「なにこれ生き物探検」というブログを立ち上げました。でも、そのうち、Yahoo!ブログが終了するということになり、この3つのブログをそれぞれFC、Livedoor、FCブログに移行してもっぱら書庫として用い、新たにgooブログに「新『廊下のむし探検』」というブログを立ち上げました。これが2019年4月のことです。さらに、2021年1月に奈良に引っ越すことになり、またまた、新たに「奈良のむし探検」というブログを立ち上げました。

 それぞれのブログに出した写真をいつでもさっと見れるようにできないかと思い、統一した形式でデータベースをつくり、一つにまとめる作業を始めました。現在、2019年7月の「新『廊下のむし探検』」までに出した4つのブログの写真をまとめるところまでが終わりました。ブログに出した写真は全部で38,000枚、名前が分かった動物(昆虫を含む)は3000種(spまで含めると3200種)、植物(菌類を含む)は940種(spまで含めると970種)。これに「新『廊下のむし探検』」の残りの部分と「奈良のむし探検」のデータが加わることになります。データベースを作るには作ったのですが、さて、これからどうしたらよいのだろうか。そんなことを考えると、結局のところ、電子データなので、いずれ消えてしまう運命なのでしょう。ちょっと虚しくなりますね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウメエダシャク (ささき)
2021-06-07 15:57:28
これこそウメエダシャクです。それにしてもすごい数ですね。これだけ群れているのは私も初めて見ました。見てみたいなぁ。この家の方には申し訳ないですが、無暗に殺したりせず見守ってほしいですね。
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Unknown (naranomushi)
2021-06-07 19:43:02
私も驚きました。でも、道を歩く人は誰も関心を払わないのですよねぇ。もったいない感じですが。
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Unknown (uni2)
2021-06-07 23:26:39
昆虫3000超えですか、すごいです。私も3000目指していますが、まだ2000半ば足らずかもしれません(しかも同定が雑)。

今日のカエル、ウシガエルです。他に似たカエルはいないと思います
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Unknown (naranomushi)
2021-06-08 05:54:01
uni2さん、お早うございます。
カエル、実はuni2さんがコメントしてくださるのではとひそかに期待していました。どうも有難うございました。

uni2さんも昆虫を写しておられるのですね。私は蛾が中心で、チョウ目だけで1170種くらいあるので多く見えるのですが、大票田の甲虫、ハエ、ハチがなかなか進まず苦労しています。これからもぼちぼちと写真を出していきますので、よろしくお願いします。
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