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金本阪神の二年目が始まった。
昨年のチャンピオンチームの広島東洋カープと敵地での開幕戦。
3連敗しなければいいと、そう思って観ていたのだが。
正直言って、1勝2敗以上に落胆する内容だった。
打線は水もの、打てる日もあればそうでない日もある。
だけど、余りにも守備が・・・。
開幕戦は気温かなり低く、仕方ないのかなと思っていたが、2戦目、3戦目と同じようにミスが続く。
よく考えてみれば、阪神は若返りの途中。
昨年、やっと一軍で名前をあげた選手たちが、今年、2年目のシーズンを迎えたのだ。
小さなミスが重なるのは、これはある意味試練なのかも知れない。
昨年の開幕は、若い選手たちが力一杯走り回るだけで気持ち良かった。
だけど、今年はそうではない。
昨年、やっと芽が出た選手たちが、ペナントの怖さを知って初めて迎えるシーズンなのだ。
きっと、自信満々でやってる若手選手なんて居ないはずだ。
北條を見ればわかる。
必死にもがいて、必死に自分と戦っている。
相手を見る余裕さえ、今は未だ、ない。
これは思っていたよりも時間がかかるかもしれない。
優勝と言う言葉を口にするには、まだまだチームが成熟していない。
そんな、重い空気がシーズン開幕直後を支配していた。
だからと言って、悲観することはない。
これは、チームが力をつける為に通らなければならない、登竜門なのだから。
今は広島東洋カープとのチームの完成度があまりに違いすぎるので、気を抜くと圧倒されてしまう。
それでも、昨年のように一方的にやられてはいない。
開幕戦のように、打ち勝って勝利を手に入れることも出来た。
選手の一人一人は、確実に、着々と力をつけている。
今は未だ、ミスも多く、厳しい戦いも多いと思う。
でも、この若いチームは未知数。
伸びシロだって、かなりあるに違いない。
それがいつ覚醒し始めるのか。
交流戦なのか、夏なのか、秋なのか、はたまた来季なのか。
誰にもわからない。
苦しい戦いが続く。
それは、この3連戦を見ていれば、誰にでも容易に予想できる。
でも、その苦しい戦いの中でしか、選手の成長はあり得ない。
昨年は、変革をする年。
今年は、挑んでいく年。
跳ね返されても、何度でも挑む。
ファンとして、その姿を目に焼きつけていきたい。
楽しい試合よりも、苦しい試合を数多く見ることになる覚悟。
今日、なりとろは心にした。
この一歩が、明日に繋がる。
優勝へと続くはずだと信じている!