山形盆地でも初霜の便りが聞かれ、朝晩はずいぶん寒くなりました。今年、ずいぶん気合を入れて栽培に取り組んだ白菜が収穫期を迎えましたので、晴れの日が続いて乾いた頃を見計らって、妻と二人で白菜の収穫をしました。今年は裏の畑に72株ほど植えました(*1)が、ほとんどダメにならずに収穫することができました。老母がご近所の茶飲み友達のところへ持っていく分などを除いて、およそ60株以上を積み重ねて日に当てて乾かします。こうすることで、ハクサイが傷みにくく甘くなるのだそうです。
板倉聖宣『白菜のなぞ』(平凡社)によれば、古くから中国由来の多くの野菜や果物が渡来していたにもかかわらず、日本での白菜の栽培は明治時代以降になってはじめて普及したのだそうで、それは同じアブラナ科植物の花粉が交雑してしまい、数年で野生化してしまうからだったそうな。中国では交雑を防ぎ種子を得る方法が確立されていたようですが、日本では近代科学の恩恵を得てはじめて原因がわかり、栽培が普及したということなのでしょう。
白菜の収穫が終わったら、晴れの日の放射冷却で気温が下がり、ぐっと冷え込んだ日が続きました。盆地の周囲を見渡すと、西側(日本海側)の月山や朝日連峰はすでに真っ白で、冬の訪れを感じます。これから貴重な晴れの日となりますので、農業機械の整備格納と設備の冬支度をし、自宅周りの給湯設備や庭木の雪囲いをして、さらに車のタイヤをスタッドレスに履き替えなければなりません。悪天候の日はヒマですが、晴天の日は忙しい季節となります。
(*1): 先週の農作業〜野菜苗の植え付けなど〜「電網郊外散歩道」2021年9月
板倉聖宣『白菜のなぞ』(平凡社)によれば、古くから中国由来の多くの野菜や果物が渡来していたにもかかわらず、日本での白菜の栽培は明治時代以降になってはじめて普及したのだそうで、それは同じアブラナ科植物の花粉が交雑してしまい、数年で野生化してしまうからだったそうな。中国では交雑を防ぎ種子を得る方法が確立されていたようですが、日本では近代科学の恩恵を得てはじめて原因がわかり、栽培が普及したということなのでしょう。
白菜の収穫が終わったら、晴れの日の放射冷却で気温が下がり、ぐっと冷え込んだ日が続きました。盆地の周囲を見渡すと、西側(日本海側)の月山や朝日連峰はすでに真っ白で、冬の訪れを感じます。これから貴重な晴れの日となりますので、農業機械の整備格納と設備の冬支度をし、自宅周りの給湯設備や庭木の雪囲いをして、さらに車のタイヤをスタッドレスに履き替えなければなりません。悪天候の日はヒマですが、晴天の日は忙しい季節となります。
(*1): 先週の農作業〜野菜苗の植え付けなど〜「電網郊外散歩道」2021年9月
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