当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

犬山城

2011年04月05日 | 日記
ちょっと前になりますが…犬山城に行ってきました

国宝4城のひとつ。、別名“白帝城”。
4城の中でも最古の城で、尾張藩筆頭家老であった成瀬家のお城になります。
廃藩置県によって廃城となりましたが、後に修復を条件に再び成瀬家に譲渡され、2004年までは国宝でもあるのに日本唯一の個人所有のお城となっていました。
現在は財団法人 犬山城白帝文庫に移管されています。
最後の当主でもあった12代正俊氏(2008年没)は“成瀬の殿様”と呼ばれて地元でも親しまれていたそうです

以前、真夏に行って暑さに死にそうになりましたが、今回は春先…寒かった…やはり川沿い

犬山城に行くには、下にある、猿田彦神社を通っていくのが近道になります。

この神社には『おもかる石』と言うものがあります。

願い事をお祈りしてから石を持ち上げる。軽かったら夢は叶い、重かったら残念

…まぁちなみに軽く重かったんですが…
そんなに重い願いしたつもりなかったんですが…ねぇ


犬山城の入口はこの本丸門(鉄門)になります。
他の城だと入口となる大手門などをくぐってもだいぶまだ歩いたりするのですが、この城の場合いきなり天守がお目見えなんですよ
…ま、その分先に上るんですけどねけど他の城に比べれば上り坂は整備も進んでいて緩やかです

門の横には隅櫓があります。

ちなみにこの手前には針鋼神社になっています。からくり山車で有名な犬山祭はこの神社のお祭り

そして出ました犬山城

②の札が何ともですが(笑)

正面から撮ると、天守入口の屋根がわりのビニールシートがちょっと…なんですよね~まぁこれは仕方ないんですけど
赤いシートが引かれた椅子とかは、この城の場合は城に似あっていると思うので個人的には有り

中に入ると、まずは野面積の石垣が丸見えとなっています。

ここを上っていくとまずは1階。
階段をあがってすぐのところですが、武者走りの廊下の中、窓に目が…

なぜにこの窓だけ、桟が横???
以前は気づかなかったんだけど…珍しいですよね?
 
南東隅の付櫓と西北隅の石落しの間。
この2つは明治の震災で壊れたんですが、成瀬家へ譲渡はここの修復が条件だったんです。

これは上段の間。
殿様が使っていた部屋で、畳敷きで1段高くなっている上に、違い棚などが付けられ、天井も猿頬天井となっているなど、この城の中で一番格式が高い仕様になっています。

廊下は武者走りとなっています。(ちなみにこれは2階)

 
外をのぞくと厄除けの桃が
犬山と言えばこの桃なんですよね、個人的に


3階破風の間。
この唐破風は成瀬城主が70余年かけて増築した物だとか。

そして最上階。

景色サイコーあ~んど、高欄低っっ
城に慣れていない人や高所恐怖症の方にはだいぶスリリングな回廊ですよ(笑)
半間だから狭いしね
  
ぐるっと1周。
天気は曇りでしたが、景色は遠くまでくっきり見えて良かったです

おまけネタ。
天守の横には枯れてしまった大杉があります。

その昔は天守閣と同じくらいの高さで、落雷などから天守を守っていたんだとか。
今は石垣(5m)くらいで、屋根を付けてもらってあります。

さらにおまけ。
犬山に行ったら食べて欲しい五平餅

いや~マジで美味しかった小さいからまたパクパク入る
でも後でおなかにくるので食べすぎには要注意です(笑)

犬山城キャラ、わんまる君のお菓子もgoodですよん