当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

国民の映画

2011年04月27日 | 日記
三谷さん舞台の『国民の映画』を観に行ってきました。

個人的にツボな段田さんも出演だったんでね

話はナチス時代。
ユダヤ人迫害が本格化される直前、ある政府高官の家でおこなわれたパーティーでの一コマ。
政府の映画製作権を持つ高官とその妻、そして映画に詳しい謎の執事。招待されたのは時代を担う役者・監督人。そして何故か勝手に参加しっちゃってる警察幹部。
色々な思惑の中、徐々に暴かれだす裏事情。
新しい、ハリウッドにも勝てるような娯楽要素満点の『国民の映画』を作ろう!と集まったはずだったが…
というお話。

この舞台、なにせキャストが豪華
主演は小日向さんですが、石田ゆりこさんやら白井さんやら風間さんやら…三谷ドラマ定番メンバーともいえる方々が勢ぞろい。
謎の執事は小林さん。“できる執事”は何故か私の中ではやっぱり新撰組の源さんでした(笑)

内容としては大変重いと思うんですが、三谷さんテイストなお笑い要素も多くって、本当に面白かったですね
テンポで言うと…有頂天ホテル?
補助メンバー扱いになっちゃうと思うんですが、ピアノ演奏してた方がなんとも面白い使われ方でした

芝居に関しては、やっぱりキャストが豪華なだけあって凄かった
実在の人物のお話なのに、あて書きとしか思えないんだもん
あんなに恐ろしい時代を作った立役者たちも、だからって冷酷なロボットなわけではなく人間で。…というよりよっぽど一般人より人間臭い。
本当は皆、あんな風な情けない感じのダメ人間だったのかもって思わされてしまう。
まさに三谷さんマジックであり、役者人の力ですよね

観終わった後、予想以上に脳みそ疲れていたのに驚きましたね。
笑っていたからそんなに頭使いまくってた実感なかったんだよなぁ~


そしてこれ見た後、ついナチス調べてしまいました。
カタカナに弱いから、世界史は…人名や地名がなかなか覚えられないんですよ
ナチスも今回の主役であるゲッベルス、知らなかった…無知で申し訳ない
おかげでいい勉強にもなりましたよん