当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

久能山東照宮

2013年02月24日 | 日記
あまりに見事な晴天だったので、フラリと久能山で家康さまのお墓参りに行ってきました

手抜きをして、日本平から御籠ロープウェイに乗って久能山東照宮へ。
“いちいちご苦労さん”の1159段の階段をのぼることへの抵抗はそんなにないんだけど、登り口側にまわるのが時間かかって面倒なんだよ…

ちなみに。
日本平からの富士山、久しぶりに来たけどやっぱり見事

清水・興津の港ごしの富士山の景色は『THE 静岡』って感じ


一ノ門、今まで気づかなかったけど、描いてある波(門の真ん中の辺りの白いところ)に色つけがされていないのは何故なんだろう…

ちょうど寒桜が見事でした




河津桜はまだ微妙…

やっと咲き出した??
天気良いからって河津の桜祭りに行かなくて良かった…

八房梅は今が盛り




その隣にある家康公御手植えの実割梅もなかなかな咲きっぷりでした


神楽殿では吊るし雛の展示がされていたんだけど…お抹茶しないと中入って見るのはできないので(見れるかもだけど入りづらすぎる)、今回はスルー。


日枝神社(重文))で軽くお参りしてから国宝の本殿へ。






あいかわらず見事な装飾だ
ちょうど結婚式も行われていまして。東照宮で結婚式ってかっこいいと本気で思った(笑)

そして本殿裏の家康公の廟へ。





寒緋桜はまだ早めではあったけどそれなりに見事でしたよ

家康公の廟。

そして金のなる木

相変わらず皆様ちゃんとお参りなさる(笑)

いい天気で気持ち良く参拝できました
おまけで、ロープウェイ久能山駅付近からの景色と勘介井戸。



久能山って、家康のお墓なイメージが強すぎて、武田の駿河侵攻拠点とした城である久能城だったって知ってる人少なすぎなんだよねぇ…
ま、久能城の名残って、この井戸と石段くらいだから仕方ないけど

…なわけで補足。
本殿・廟への石段が高くて急なのは難攻不落城用の設備で、伊豆石を使って作られたもの。
それを活用しているからああいう階段なんですよ~

あと、本日、お客さんたちの会話を聞いて「それ知らないの?」とびっくりしたので基本の補足。
久能山東照宮には家康公の廟はあるけど、遺言通りなら、遺骸はすでに天海さまによって日光にうつしてますよ。
たしかに亡くなって最初に埋葬されたのは久能山。しかも西を見て立ち姿で埋葬。
故郷を思って三河向きにとも言われているし、すでに滅ぼした豊臣に再び力が宿らないよう睨みをきかせる為に大阪を見てとの説もあります。
ちなみにこれも遺言による埋葬。
そして、江戸を守る為、日光に自分の墓を造ってそっちにうつすようにと。これも遺言。
なわけで。
諸説あるんでもしかしたら未だに久能山にいらっしゃるかもしれませんが、“本来は”日光です。
ま、昔の偉人は各地にお墓あるのが普通なんで、遺骸がどことかはいいんですけどね。
ただ、「日光に縁ないじゃん。だからあっちがここ真似て作ったんだって」というふざけた発言にびっくりしたんで書いてみた。
静岡県民ぽかったんだけどなぁ…それならそれくらい知っていてくれよ…日光は縁じゃねーよ、風水だよ。その為に守り神になったんだっつーの