友人のご招待で、思いがけない劇団群星の舞台を拝見できたのは良かった。劇団の昨今の公演のスタイルが何となくに理解できた。座長の宮里良子さんの荒削りながら型が据わっているような芝居芸や、元ちゃん民謡ショー、そして目玉の玉城流翔節会家元、玉城節子先生の琉球舞踊と、チャンプルーの味わい。
その中で、異端ながら最高の鳩間節を踊ったのが大湾三瑠さんだった。泊阿嘉の樽金も演じた。全編ではなく名場面集で、一部だけの舞台化である。以前歌劇や時代劇の主役を演じていた大湾さんを観てきたので、今回の樽金も魅力的だったが、舞台が狭く、全編でなかったのは残念だった。
どちらかと言えば、エンタメ系の劇団群星なので、面白いけれどどこか物足りないと感じることがある。大衆演劇を目指していると話している座長の宮里さんだ。
プロデュースも才覚がある。
豪快さがあり、高い声音の船頭主の役柄でも違和感が起こらない。乙姫劇団で鍛えられてきたキャリアの故だろうか。
きめ細やかな演技や芸術性を求める観客の渇望を満たす舞台は、さらに深い感動をもたらすに違いない。エンタメと芸術性の両輪が常に求められている。
料亭那覇の食事は何年ぶりだろう。筍が美味しかった。
元ちゃんの民謡は、「遊び庭」で始まった。音頭のようなリズムに聞こえた。結構みなさん楽しんでいる様子だった。うちなーぐち民謡の独特の味わいは変わってしまったのだろうか。
時流の好みも変わっていく。
変わらない普遍的な美はありつづける。
このメニューに天ぷらセットが後で配膳された。
座長の宮里良子さん、貫禄のある方で、お話もうまい。
大湾さんの鳩間節はやはり、最高!ショーが終わった時後席の女性が「鳩間節が良かったね」とつぶやいていた。
元ちゃんの人気の秘密が分かった気がした。
樽金と船頭の座長
節子先生の創作舞踊はしっとりと、品性があった。
良子座長と元ちゃんは息があっている。コンビを続けて長いのだろうか?
皆さんいい表情です~。大湾さん、節子先生、元ちゃん、観客席と一体となっている~!いいね!
(勝手に応援で写真掲載ですが、問題がありましたら削除致します。ご連絡ください。)