(白いハイビスカス/亜種です!暑い夏!バテ気味です!)
人間国宝比嘉聰さん、おめでとうございます! 2017年7月20日「組踊音楽太鼓」の人間国宝は2003年の島袋光史さん(故人)に次いで2人目。
戦後生まれでは初めて。伝統的な組踊音楽太鼓の技法を高度に体現し、積極的な舞台活動を行うほか、県立芸術大学教授として後進の育成に力を入れている面が評価された。
認定の知らせに比嘉さんは「驚いている。まだまだ先生(島袋光史さん)に追いつけないが、後輩を育てて一打、一打の純度を上げたい。太鼓をひとつのジャンルとして広く認めさせたい」と感想を述べた。
重要無形文化財の保持者として追加認定された琉球舞踊保存会会員は次の通り。 (敬称略)
【舞踊】渡久地美代子(79)、宮城豊子(78)、又吉世子(77)、安次富紀子(73)、海勢頭あける(72)、金城光子(71)、比嘉美好(70)、古謝弘子(68)、島袋君子(68)、宮城能造(67)、玉城靜江(66)、比嘉涼子(65)、我那覇則子(65) 13人です!
【歌三線】勝連繁雄(76)、中村一雄(71)、銘苅盛隆(67)、城間盛久(67)、新城治(66)、照喜名進(63)、島袋功(61)、仲嶺伸吾(54)←仲嶺さん一番お若いですね!なぜ比嘉康晴さんが入っていないのでしょうか?
【箏】山内照子(73)、名嘉ヨシ子(70)、赤嶺和子(69)、上地律子(69)、安慶名久美子(67)
【太鼓】比嘉聰(65)←旧久志(現名護)のご出身ですね。ヤンバル代表でもあるのですね。
【プロフィル】ひが・さとし 1952年旧久志村(現名護市)生まれ。71年琉球大学郷土芸能研究クラブで三線と太鼓を始める。72年、太鼓を島袋光史氏、歌三線を棚原忠徳氏に師事。2001年県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者。15年県立芸術大学教授。同年重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者。
********以下舞踊に関してですがーーー、
問題になった琉球舞踊の国の保持者追加認定13人ですが、全員玉城盛重系統だねと知人が話しています。古謝弘子さんの認定は、嘉手納町民の町長を中心としたキャンペーンの力だけではなく、力量の大きさでしょうね。宮城豊子先生は県会議員の押しもあったようですね。
玉城流ー5人
玉城靜江(玉扇)、金城光子、比嘉美好(扇寿)、我那覇則子、比嘉涼子(翔節):琉球新報系
宮城流ー5人 渡久地美代子、宮城能造、古謝弘子、宮城豊子、海勢頭あける:琉球新報系
島袋流ー2人 又吉世子(宮古島出身)、島袋君子 (沖縄タイムス系)
真境名系統ー1人 安次富 紀子 (沖縄タイムス系)
これから見ると、玉城流と宮城流系統が現在の沖縄芸能(舞踊)マップの中枢を担っているということになります。そしてそれは、組踊保存会(及び伝承者)においても圧倒的に玉城流と宮城流系統が有力な組織実態として機能していることを意味しますね。保持者に認定された舞踊家の先生方の愛弟子に誰がいるのだろうか。それが現在の実力を示しているようです。
沖縄タイムス系は 3人
琉球新報系は10人である。琉球新報系が圧倒的に力があり、マジョリティであることを示していますね。
又吉世子さんの愛弟子が佐辺良和ですね。
宮城流の愛弟子に嘉数道彦、宮城秀雄、そして知花小百合がいますね。
玉城靜江の愛弟子が東江裕吉ですね。
もっと詳しい分析がメールで送られてくることを期待しています。
今回国の保持者になったみなさんの次の世代が注目なんですね!みなさんの自由闊達なコメントよろしくお願いします。島元さんの勇気ある指摘(告発)が、生かされたのでしょうか?
幾分最初の候補と異動がありますね。男性舞踊家も大事だと思っていたら、あけるさんが認定されたのはよかったと思います。しかし選考から洩れた舞踊家の方が実力があると思う方がいますね。
玉城千枝さんは、創作大賞を受賞し、歌劇や組踊を闊達にやってきた舞踊家ですが、国の保持者に認定されていませんね。玉城流の5人の方々のどなたよりも優れていると思えるのですがー。真喜志康忠さんとの舞台は見事でした。この選考もある意味、おかしいですね。
認定されたみなさんは沖縄を代表する舞踊家として精進してほしいものです。そして次回は是非、盛重系統だけではなく、他の流派の方々、渡嘉敷流、松含流、金武流からも認定されてほしいですね。
今回文化庁などへの嘆願書に署名した方々の中から4人、古謝弘子、宮城豊子、海勢頭あける、又吉世子が認定されていますね。勇気ある行為だったことがわかります。玉城千枝さんはなぜ嘆願書に署名しなかったのでしょうか?島袋君子さんも署名していませんが島袋流の代表で選出されたのですね。
「おかしい」と思った事柄に声を出すことは、いつでもどこでも大切ですね。
「芸能で利益を追求することが、オリジナル(芸の原点、根源としての師の技芸)を伝えていくという伝統芸能にとって最も大事な魂を損なっている。伝えていこうという志を持った人材を排除しているという切実なものだと思います。
その思いは痛いくらい伝わりました。
商業的成功がその芸能にどんな影響を与えるか。大事な視点かと思います」
この言及は、なるほどと思います。
しかし、今「オリジナル(芸の原点、根源としての師の技芸)を伝えていくという伝統芸能」の芸、その型の原点がどこに於かれているか、曖昧ですね。戦前の型も念頭に於かれているのでしょうか。それとも戦後の統一された型を起点とするのでしょうか?それとも復帰後の型でしょうか?
オリジナル(師匠の技)は元をたどれば同じという親泊興照さんの言葉が残されていますね。家元もありえないとも。
流派も底が浅い歴史ですね。そのように言及されている方がいますね。戦前に琉球舞踊の研究所を始めたのは新垣松含さんでしょうか?
盛重さんのお弟子さん達が珊瑚座の5人の名優達ということでしょうか。真境名、玉城、親泊、宮城、そして島袋ですね。女性はジュリ(芸妓)と遅れて田代さんや佳子さんたちですね。
琉球舞踊の近世から近代、戦後への歴史の諸相を見据える必要があると何度も書きました。矢野さんの研究書だけでは見落としたところがあります。宜保さんの入門書もそうですね。
どうも舞踊の型は戦後からの研究が主になっていますね。
文化財課は歴史をもっと踏まえて指導すべきですね。戦後の歴史も70年が経過しています。どれだけその変容を分析し、まとめておられるのでしょうか?
家元制度もその動向をまとめて公開して下さい。
芸能の商業的成功と保持者問題は、全く関係ないとは言えないと思います。最近は国立劇場での独演会で5000円は普通ですから、資金的にも潤沢で、組織的にも効率的な流派が目だっていますね。するとどうしても小さな流派などは押しのけられてしまいますね。「長い物には巻かれろ」になるのでしょうか。
古典、伝統芸能とは?立ち止まって考えたいものです。
近代以降、沖縄芝居の人たち以外にプロと言える芸能家は存在しない。基本的にレッスンプロしかいない沖縄で、若手を中心にプロとしての芸能家を目指す気運は現在あります。
ただ、makuganさんの思いというのは、芸能で利益を追求することが、オリジナル(芸の原点、根源としての師の技芸)を伝えていくという伝統芸能にとって最も大事な魂を損なっている。伝えていこうという志を持った人材を排除しているという切実なものだと思います。
その思いは痛いくらい伝わりました。
商業的成功がその芸能にどんな影響を与えるか。大事な視点かと思います。
【狂言の和泉元彌は「和泉流二十世宗家 和泉元彌」と「株式会社和泉宗家」として「宗家」を名乗ってはいるものの、能楽界で彼を宗家と認める団体は存在しない。ただし、これには狂言活動自体への拘束力はなく、二十世宗家を名乗ること自体は可能である。】
と、ウキピディアがメディアで評判になった狂言の和泉元彌さんについて紹介しています。伝統芸能宗家が株式会社を設立し、伝統芸を継承、公演活動をすることはありえるのですね。
玉扇会株式会社も中央の動向を沖縄で実践しているのかもしれませんね。伝統芸能に携わる宗家とお弟子さんたちが、芸の精進のために、芸を生活の糧としても活かせるような手段でしょうか?沖縄では斬新なのでしょうか。
お弟子さんが多く、沖縄で目立つのですね。しかし今回の追加認定で最も目立つのは宮城流ですね。宮城流も株式会社を設立するほどの勢いでしょうか?玉城流の候補者はほとんど変わらなかったですね。嘉数紀美子さんが外されたのですがー。
この流れは、財政的に強い流派が主流になっていくことを意味するのでしょうか?弱肉強食が文化活動の中でも起こっているという事例でしょうか?
小さなおよそ140万人弱の沖縄の文化が時代の中で変わりつつあるのですね。良し悪しは時間が判断を下すのかもしれませんね。いい芸、いい舞踊、いい舞台は、生き残っていくはずですね。
沖縄県教育庁、文化財課は今回の問題の紛糾に関して、多くの県民が納得のいくようにシンポジウムやフォーラムを開催して、保存会や文化財課や文化庁【有識者の皆さん】の決定の清らさをアピールされたらどうでしょう。
それと追加認定された先生方について、この間の業績について新聞メディアはもっと詳細に広報してほしいですね。
さらに問題提起した島元さんを含め、認定を受けた舞踊家、保存会の代表、文化庁の担当者や、決定を下した有識者も含め、是非、ブログで話題になったこの琉球舞踊保持者の追加認定の選考と決定について報告し、話し合う場を設けてほしいですね。
話し合うことが民主主義の最も大事なところかと考えます。
の門下生でなければ 大きくなれなのでしょうか。琉球舞踊の世界はオリジナルを大事にする人を排除するこの二人の行動は、後々の汚点になるであろう。玉扇会株式会社って何?秀子さん。商売繁盛。腐りきってる。
今一度立ち止まって見据える時期なのかもしれませんね。比嘉清子先生の舞踊はしっとりと味わい深かったですね。光裕先生の八重瀬の万歳は惚れ惚れしました。
現在の琉球舞踊の潮流【文化戦略の欲得】に流されることなく是非今まで守ってこられた型を継承されてください。決して流されることなく持続してほしいです。闇は常に光と共にあります。
変わらない、変わってはいけない、変えてはいけない、それが伝統芸能、古典なのではないですか?にもかかわらず、多くの舞踊家たちは師の型を変えていまきます。
時代とともに立ち方の質や技術などが向上する、日本本土、他国との交流やテレビ、ネットの普及により、舞台が美化され、舞踊が美化されるのは構いません、むしろ素晴らしいことだと思います。
しかし、型を変えるのは、、、。
型を変えたいのなら、創作として、新しいものとして、自分のものとして、舞踊界に生み出せばいいのに、、、と思ってしまいます。
島袋光裕先生がご存命であった頃の紫の会の手と柳清本流初代家元比嘉清子先生がご存命であった頃の手はずいぶん変わったと、私の師はいつも嘆いておられます。私たちだけでも守っていかないと、と。
古謝先生は、一代の風雲児宮城美能留先生の薫陶を受けた方。
私も80年代、沖縄ジャンジャンでの宮城美能留会による組踊公演で組踊の魅力に目覚めました。そのときの主演が古謝先生でした。琉球舞踊についても先生の「汀間当」を拝見して雑踊りの魅力を知りました。近年は、古典七踊りについての意欲的な公演にも取り組んでおられます。
歯に衣を着せない率直な言動から誤解されることも多く、毀誉褒貶の激しい先生ではありますが、私は、先生の芸能に対する真摯な姿勢を信頼しています。
今回の追加認定において、先生のお名前があったことは大きな成果だと思います。
島元先生が書かれたことは、強者対弱者という単純な図式ではないと思います。
しばらく、玉城流と宮城流の隆盛が軸になりますね。各々の流派はより凌ぎを削った競争を展開するのでしょう。それも背後の政治的な文化戦略を見極める必要が、ありますね。
真に実力のある舞踊家、芸能に携わる方々を見極め応援したいですね。
今回保存会首脳部が宮城琉系統と玉城流ですからね。彼らの弟子筋にも勢いがありますね。
その流れが弁証法的に変われるか、優秀な逸材を育成する事と社会、観衆をどう惹き付けるか、メディアによる戦略が問われるのでしょう。
ブログやツイターなどのSNSも小さいながら影響力は発揮できます。
このブログでも500人前後が訪れ、中身のアクセスは日々3,000前後です。
ただ保存会が阻止したかった古謝さんの認定は嘉手納町民の支持があったのですね。これは内部者からの情報です。それと議員の関与もありますね。腐っているというのは、その辺でしょうか?島元さんが指摘した強者と弱者の力学は流れていますね。かといって絶望しても現況や未來は変えられませんね。声を出し続けることでしょうか。
琉球芸能の誇りも無くし
琉球の心も無くし
あの戦争も乗り越え
脈々と受け継がれてきた技芸をおとしめ
同じ沖縄に住むものとして
恥ずかしく思う
もう琉球芸能に誇りなど持てない
でも、この思いはくみ取られないし、認定にかすりもしないのですね。
徒労感でいっぱいです。
県教育委員会は機械的に、事務的に、人の思いや、プライドを無視して、ものごとを決めていくのですね。
芸能って、人の思いでできているのにね。
比嘉康春先生のお名前がないのは、このブログの別の記事にあったように、去年12月の理不尽な実技発表会を辞退されたからでしょうか?
琉球古典音楽野村流随一の演者であり、優秀なお弟子さんも育てられた方。教育者としても県立芸大の学長として沖縄県に貢献されている。最近も、この4月に自作のCD(琉球古典音楽122曲全7タイトル)を、琉球古典音楽の視聴覚教材として授業で役立ててほしいと、県立学校78校に寄贈された。現役性についても申し分ないどころか、今の現役の古典音楽家でこれほどの活躍と貢献をされた方が他にいらっしゃいますか。
あるいは、国の保持者選考など、康春先生にとっては何ほどのものでもないのかもしれない。でも、先生を敬愛する人たち(琉球古典音楽愛好家だけでなく、洋楽、演劇関係者等ジャンルを超えて多岐にわたるファンたち)にとっては、もの凄く残念なことです。
盟友でもある太鼓の比嘉聡先生の人間国宝認定についての康春先生のコメントが美しいだけに、涙が出ます。
天上の中村司先生はどのようなお気持ちで、見ておられるんだろう。
しかし玉城流四天王のお弟子さんたちについては、まったく傷がついていない。4名の意向どおりの人選ですね。新聞で取りざたされようが、ネットで騒がれようが、不動の安定感ですね。
結果ではなく、選考過程にある不適正が是正されないかぎり、実力で保持者に認定された方々にも失礼ですね。
流派の個性と型の確立なんですね?どう異なるか、差異は、コンクールの手が統一されていますから、厳しいですね。
宮城流系統に勢いがありますね。
舞踊の現象も時勢の動向や政治、文化政策によって決まるのですね。各々の流派が真摯に向き合う限り、可能性もあるのです。
玉城流の5人より玉城千枝さんは凄いという個人的な認識は変わりません。ですから保存会の今回の候補リストは歪曲と身びいきに違いありません。そしてそれを是認した文化庁の沖縄芸能を見る目線も、雲っていることになります。有識者の目線も背後に、文化政策の策略、利害があると見ていいのではないでしょうか。
琉球舞踊を研究対象としてマメに見ていないのですが、批評眼は多少にかかわらず持っているつもりです。
色々なご意見があろうかと思います。つまり、次へのステップですね。悲観も楽観もする必要はありません。芸の良し悪しは、観衆がよく分かっているはずですね。希望は持ちましょう。
nasakiさんのコメント見ると幾分か、変更があったようですが
琉舞は玉城流・玉城系のみなんですね
ここまで玉城流・玉城系一辺倒であることを考えると、国の考えとして玉城流=琉球舞踊としてまとめたいのだろうか、、、???
新聞の識者談話(大城學氏)に、「保持者は厳選な審査の上で、期待と必要性を加味されと認定される経緯がある」とある。
厳選な?、、不公平なのに?不透明なのに?
補助金不正流用疑惑もあるのに?
必要性を加味?、、、師匠の踊りを変えずに守っている玉城流の先生方、又は他流派は琉球舞踊として必要性はない?
これが厳選?
これでは、国の保持者の弟子筋、そこに親い人又は玉城流(型を変えた)以外は、いくら頑張っても、弟子を育てても夢も希望もないわけですね
推薦制は変えないといけませんね。
全枠、推薦制となると、どうしても、弟子筋や親い人、身内ばかりになるのはわかりきったこと。
伝統芸能に於いて、国の保持者になることが全てではないが、、、
ただ、認定されるのと、認定されないのでは、社会的に違いが出てくることは否めない
「国の保持者」という目標ができたなら、そこを目指したくなるのは必然。
全ての人にチャンスを与えられるシステムでなければおかしい!
頑張った人、技を守る人達にきちんと評価されるシステムを作っていただきたいが、
国や沖縄県が守る気がないようなので、どうしたらいいんだろうか
まったくわかりません
まぁ 50年後 どうなってるかわからないから、
どうでもいいかー琉球舞踊なんて
あらためて、相応しい先生方が多く認定されたので
安堵しました。
これも、島元先生が身を挺した新聞当初のおかげだと思います。
これが、なかったらそのまま事務局案がそのまま通っていたでしょう。
まずは前進。
おめでたい記事に水を差すようです申し訳ないですが、投書のせいで休職に追い込まれた島元先生の近況が気になります。