二日間、ツレアイの兄の通夜と告別式で留守にしていた。末期の癌と知らされたのが、2年前。その後手術のための入院等は、あったが、自宅で、ほぼ通常と変わらない生活をしていると聞いていた。奇跡的に長生き出来るかもしれないと周りも思い始めていた矢先の突然の急変、緊急入院して四日目、あっけないほど急だった。兄弟や家族には、未だに現実のものと受け止められない死だった。人間、自分の力や意志ではどうにもならない大きな力や意志(あるとするならば)のもとにあることを思い知らされる。昨日ヨガの講師が、「出来ないアーサナが、あってよかったですね。すべて出来るようになったら完成です。人は、完成すると死を迎えると言われています。」とおっしゃっていた。出来ない生徒への励ましの何気ない言葉だったのだろうが、昨日の今日で、聞く身にとっては、意味深長で、その言葉が、しばらく頭を離れなかった。
我が家に植え替えられて6年目のヤマボウシ。キッチンの窓から毎日眺める。緑を際立たせてくれる白だ。
我が家に植え替えられて6年目のヤマボウシ。キッチンの窓から毎日眺める。緑を際立たせてくれる白だ。