雑木林のくらし改めニュータウンの暮らし

雑木林の家は、新しい住人に引き継がれ、我が家は、もっぱらニュータウンのくらしを満喫しています

新型コロナウィルスに思う

2020年03月29日 10時06分19秒 | その他
 最近の報道に触れるにつけ、気持ちが、沈んでくる
 我が家は、70代、80代に差し掛かり、もし感染すれば重症化の恐れ大
 闘病、介護、そして死さえ、視野に入ってくる
 このような中で、どのように考え日々を過ごせば良いのかと不安になる日々である

 そんな中、出会った気になる記事

 『サピエンス全史』の著者 ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「TIME]誌記事
 
 「多くの人が新型コロナウイルスの大流行をグローバル化のせいにし、この種の感染爆発が再び起こるのを防ぐためには、脱グローバル化するしかないと言う。壁を築き、移動を制限し、貿易を減らせ、と。だが、感染症を封じ込めるのに短期の隔離は不可欠だとはいえ、長期の孤立主義政策は経済の崩壊につながるだけで、真の感染症対策にはならない。むしろ、その正反対だ。感染症の大流行への本当の対抗手段は、分離ではなく協力なのだ。」
 
 私も多くの人の例に漏れず、「グローバル化のせい」と思っていた。
 しかし、そんなことを言っていても、何の現実の打開にもならないということを、
 歴史学者によって、気づかされた

 「隔離によって本当に自分を守りたければ、中世に遡ってもうまくいかない。
 完全に石器時代まで戻る必要がある。だがそんなことは可能だろうか?」

 自分のこと、自国のことだけに拘って、この事態を見ている限り、救いは、得られない
 全人類の問題として捉えない限り、

 
もう一つ気になった記事

 今朝の毎日新聞の日曜版 心療内科医の海原純子氏のコラム 「心を守るのは銃ではない」

 アメリカで、新型コロナの影響で、銃が売れている 略奪が起きるのではないかという不安から 
 
 不安に対していかに心を保つかのお手本として 海原氏は、
 「東日本大震災の被災地で出会った方たちから聞いて気づいたこととして
 「自分の身だけを守ろうとすると不安になる。でも、人の命を守ろうとすると不安が消える」
 津波で、ご家族や家を失って、でも地元のコミュニティで復興のために働いていた方や
 医師や看護師や保健師の方は、その役割をしている間不安は、薄れていたと聞いた」
 
 そうかもしれないと思う
 私も、過去大切な人の死に向かい合い、また自分の死に思いを致し
 不安でたまらなくなることが、幾度もあった
 そんな時、少し視点が、違うかもしれないが、自分のことを離れ
 歴史のはるか彼方の古代、生命の誕生まで思考を遡ることによって
 気持ちが、落ち着きを取り戻すことが、あった
 私の本棚には、そんな不安で眠れぬ夜のお助け本の数冊が、並ぶ
 「サピエンス全史」もその中の一冊

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