千葉真一
竜雷太
江藤潤
三浦洋一
中康次
小野みゆき
岡田奈々
にしきのあきら
鈴木ヒロミツ
速水亮
河原崎健三
かまやつひろし
清水昭博
三上真一郎
角野卓三
渡瀬恒彦
成田三樹夫
仲谷昇
小池朝雄
工藤堅太郎
角川春樹
草刈正雄
薬師丸ひろ子
宇崎竜童
勝野洋
夏八木勲
戦国自衛隊に登場する61式戦車は映画用のダミーである。
8000万円かけて製作した。
当時、本物の74式戦車は3億円だった。
ヘリコプターは民間用のシコルスキーS-62ヘリコプターを色を塗りなおして使っている。
シコルスキーS-62ヘリコプターは陸上自衛隊は使っていない。海上自衛隊、航空自衛隊が救難ヘリコプターとして採用していた。
富士の裾野で撮影された自衛隊vs武田信玄のシーンを見た一般人は、
戦争映画と時代劇の二つの撮影が偶然重なったと思ったと言う。
これまで角川映画は東映配給、東宝上映だったが、
戦国自衛隊は東宝が配給上映している。
中田博久の首が取られる。
辻萬長、三上真一郎はナイフで首をかき切られる。
武田信玄を演じた田中浩も首を取られ、槍に突き刺されて高々と掲げられる。
角野卓三と河原崎健三は狙撃され死体が海面にプカプカと浮かぶ。
江藤潤、三浦洋一、高橋研は弓で射られ、顔面にも矢が多数突き刺さる。
クリスマスに残酷大虐殺である。
河原崎健三は息子が恐喝で逮捕されている。
河原崎健三の素顔は、この映画のように極悪非道であると思われる。
渡瀬恒彦の善人役ヒーローには違和感がある。
渡瀬恒彦はこの映画のような極悪冷酷非情・暴力的な悪役、みじめな敗者が似合っている。
県一士を演じた江藤潤は、この映画のような生真面目な役がぴったりである。
鈴木ヒロミツも自衛隊員であるが、大活躍することなく死ぬ。特別出演みたいなものか。
クリスマスに公開された戦国自衛隊。異様なまでに凄まじいパワーの狂い咲きである。
こんな狂ったパワー溢れる映画ができたのは偶然、奇跡的なものがある。
作ろうと思って作れるわけではない。
もうこんな映画は出てこない。
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