善光寺と北向観音

昨晩、善光寺御開帳最終日のフレーズが頭の中でリフレインし続けて、気が付くとのハンドルを握りしめていました。

善光寺に着いたのがam4:30でしたが、すでに駐車場は満車状態。奇跡的に最後の1台となり滑り込みセーフです。

に、しても朝方でこの賑わいです。雨なのに。思いつきで来てしまったので、下調べも予備知識も何にもありません。そんな中、境内にはこっちに行列。あっちに行列と、ちょっとしたテーマパークです。

現場を知るには聞き込み調査からという事で、Wi‐Fiを頼らず足で情報を探します。

そもそも、メインは回向柱に触れる事と前立本尊様を参拝する事なのですが、目的を理解しなければと言う事で、足で情報を稼いだ結果、回向柱と前立本尊の参拝はひとまずパスしました。行列もすごいし。

まず、お数珠頂戴という行事の列に並びます。これは、毎日ある行事ですが、日の出時間頃の行事なので、今日こそが今こそだと言う事で、住職様から直接数珠で頭に触れていただき、善光寺如来様に一歩近づく事ができました。

続いて、本堂での祈願を申込みました。そもそも、この7年に1度行われる前立本尊様の参拝と言うのは、行列の中でベルトコンベアー的に流れの中で前立本尊様を参拝する行事なのですが、私個人の中での消化が今一なので、それならば、祈願を申し込んで最前列で前立本尊様を参拝するべきだという考えです。

7年に1度の前立本尊様ですが、文字の如く、実は本尊様の影武者なんです。7年に1度しか参拝できないのが、実は影武者という、私側の価値観にとって腑に落ちない事実を解消するには、前立本尊様と本尊様を参拝するという事。本尊様は祈願を申し込んだ人だけ、一瞬ですが拝むことができます。

これで、私の中での善光寺参拝は完成と行きたいところですが、実は、これはやっと半分が終わっただけ。来世の利益の参拝が終わっただけです。

長野市から1時間ほど南に降りた所に北向観音という、善光寺と向い合わせに建立されているお寺があります。そこで、現世の利益の参拝をしてこその完成なんです、実は。

私も、ここ最近知りました。と言うよりも、これを知ったので、行きたくなったんです。

理由のあるお寺を2か所回ったからなのか、最近パワースポットという言葉がありますが、それがすごいんです。

境内敷地内にある、めおと杉や愛染かつらの木なんかはとんでもない樹齢の大木なんですが、生き生きとしていてすごいパワーです。

で、精神的な充実感は得られたのですが、寝てない体はそろそろお疲れモードなので、やっぱりですが、ちゃっかりとお風呂に入りました。

別所温泉の共同浴場の一つで「石湯」という場所ですが、お湯はすごくいいです。全然突っ張らないやさしいお湯です。飲泉もできますし。何よりも、1回の入湯が150円というのが最高です。

今日は、とってもいい一日でした。心と体の充実度がすごいんです。高速料金が安いというのも理由の一つですが、これが1日でできるんですから。

帰り道ですが、あれがあるじゃないですか。

あれが。

マルニジーンズです。

今回の購入者は奥様ですが、奥様は「毘」というジーンズを購入しましたが、これも、こだわりという思いだけで作られたようなジーンズです。ほんといいジーンズだと思います。

このジーンズも、前と同じ店員さんに熱く語っていただいてからの購入です。詳しいことはぜひググってみていただきたいんですが、要は、古き良き時代のジーンズが現代に蘇ったジーンズなんです。単に古っぽさを出したとかでなく、古い織機を直して、古い織機で作ったというすごい所にこだわりを持ったジーンズなんです。

すごい価値ある1本だと思います。

奥さんもこれからのお付き合いにすごく気合いが入ってました。色落ちが楽しみです。

今回は、社長ともお話する事が出来ました。まさにこだわりのかたまりのような方でしたが、視野の広さ、おおらかさがこのこだわりを生み出しているんだろうなと感じました。

なにせ、パワースポットで研ぎ澄まされていますので。その辺は、ビビビです。