一昨日、古町のSANに行ってきました。
SANを設計されたオンデザイン大沢さんの案内付きで。
この街は私の青春時代そのものですし、この場所は私たち夫婦の思い出の場所でもあります。
というのも、鳥屋野にあるSHSは20年前ここにありました。
結婚して最初に住んだアパートの家具は、ここにあったSHSで揃えました。
(まだ使っている家具もあります)
その後foodelicに変わった時、オープニングスタッフに10代の頃からお世話になっていた方がいたのでちょくちょく通わせていただきました。
でも5-6年ご無沙汰でfoodelicな無くなったのもニュースでしる感じの中、久しぶりに尋ねたSANは、SHSでもありfoodelicでもありました。
大沢さん自身も若かりし頃の思い出の場所だったそうで、その思い出を紡ぎながら自分だったり、職人さんの色を付け加えていったんだとか。
新しい場所でもあるけど懐かしい場所でもある。
新潟交通バスの座席をカスタムしたイスなんて、もうね。
そして、大沢さんも言ってましたがこのリノベで大事なのが、「残した」というよりかは「ほどほど」という設計であったこと。
ニュアンスの違いかもしれませんが、「そこが大事なんですよね」ってとっても共感しました。
そして、その脚でそのまま大沢さんのご自宅見学へ
新潟の一等地エリアですが、接道していないため再建築不可の建物をリノベしたお住まいです。
掲載許可もらってなかったので内部写真なし。ごめんなさい。
(正面の建物がご自宅ですが、外観は一切手を付けていません)
で、こちらのお住まいもほどほどなんです。
ゆーたら半分くらいはそのまま。
必要なところだけ直してるんですけど、そりゃそうだ。
すごく思い入れがあって新築よりも予算をかけて直す場合もあるかもしれませんが、多くが
「限りある予算どこに使う」って言うのがリノベの最大のテーマ。
その予算の使いどころを超限定したリノベだったんですけど、古い部分との融合が設計者の腕の見せ所って訳で、設計事務所が関わるリノベってむしろこっちなんじゃないかなって思いました。
「ほどほどなのにいい」っていう感覚。
これから来ると思います。
ここで12:00になってみんなでランチに行きました。
ちょっとワインなんかを楽しみながら今回のリノベだったり、これからの建築の話など、かっちり話すわけでもなく、べろべろに酔っぱらいながら話すわけでもなく、ちょうどいいテンションで深堀りできたような気がします。
2時間も居座って楽しいの納まりが付かなくなりましたが、アンドウッドの遠藤さんが「今度の沼垂テラス夜市(中止になりました)で出すモヒートの試飲にきますか」と誘ってくれたので遠藤さんのご自宅に加藤淳設計事務所の加藤さんとそのままはしごしてきました。
自宅庭のミントを摘んで、
モヒートを作ってくれました。
夏はモヒートですね。
スーッと汗引く感じ。
エアコン付けずに窓全開で扇風機だけでモヒート飲むのが夏って感じ。
あくまでも試飲なのでたしなむ程度で引き続き建築について色々語ってきました。
普段一人で仕事してるので、みんな何してんのかなって思ったり、自分が今どこにいるんだろうって思う時があります。
とくに今日集まったメンバーは新潟でなんにもないゼロからスタートしたメンバーなので苦労レベルが似てるんですよね。
その間、
最初私のところにお問合せいただいたお客様でしたが、ヒアリングでこれ加藤さん案件だなと思って紹介したりもしました。
そのお住まいが無事完成したお話だったり、お打合せ中にお互いの名前がお客さんから出てきた話だったり、みんな頑張ってきたよね~って
休日でもない、仕事でもない中間的な時間を過ごしてきました。
サードプレイスって言葉がありますが、
サードタイムって感じの過ごし方でした。
ほどほどの住まい。
ほどほどの時間。
これからのテーマになりそうですね。
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