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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】向き合う向き-現代版最小限住居

2019-09-12 17:25:43 | ministock-03(modern)
なんの画像という感じですが、ミニストック-03にて、テレビアンテナの移設工事を行いました。

元々の位置がこちら。(2階右奥のサッシ脇)

デジタル放送がアナログ放送時代よりも電波障害を受けにくくなったことから、壁付けのアンテナが比較的多くなりました。

かつては屋根のてっぺんにつけるのが一般的でしたが、地デジに移行してからは見た目だったり、雪の影響を受けにくくするのが理由で壁付けとしています。

もちろん電波障害を受けにくくなったからといってどこでもいいわけではなく、やはりある程度アンテナ周辺はスペースがあることが望ましいです。

画像の通り、アンテナ前面は比較的開けており、お向かいの建物までは(写っていませんが)約7mあり、アンテナ自体は斜めに触れているので、10m以上はスペースがあります。
しかし、お引き渡し以降、受信レベルがいい時と悪い時があるとの連絡が数回ありました。

工事中に足場を掛けたことでお隣のテレビの受信レベルが下がりアンテナを移動するという事もありました。

身近にそんな事例があるにも関わらず、ブースターの出力調整だけで様子を見ていましたが、改善しないので本日移設工事を行いました。

部分的な画像ばかりで全体を撮るのをすっかり忘れてきたので、最初の画像みたいなことになっちゃってますが、ちょうど名古屋のスターアンテナさんのブログに似た工事の記事がありましたので、そちらから画像をお借りします。


屋根の三角部分のてっぺんに沿わせるようにアンテナを取り付けました。
雪を考慮して、実際は1mくらいの高さにして、支線で揺れにくいようにしてきました。

工事前と受信レベルを比較すると格段に良くなりました。
ただし、いい時と悪い時があるのと風や雪の影響がどのくらい出るか、しばらく観察が必要です。

今回の事で考えられる原因は敷地外からの影響もあるかもしれませんが、軒が深すぎることや金属系の外壁で電波が乱れた可能性も考えられます。


このことは今後の設計に活かすことができますが、アンテナの移設までに時間がかかってしまい、相当ご不便をお掛けしてしまったことは私の判断ミスです。

Wさん、すみませんでした。

アンテナの向きも大事ですが、私自身も向き合うべき方向を向いていないといけないですね。
反省です。



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