native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

明るすぎて暗い家。

2011-06-06 18:07:45 | 建築雑談

世間では連日、今年の夏を迎えるにあたって省エネの呼びかけが続いています。

に向けての省エネ。

例えば、エアコンを極力控える為に、風通しを良くするとか、からの日射を遮る方法、庭や道路に水を捲いて(打ち水)溜まった熱を気化させるなど、をとる為の工夫がすぐに思い付きます。

他にどんなのがあると思います?

例えば昼間、お部屋の電気をなるべく点けない。

何を当たり前の事を、と思われるかもしれんせんが、なんとなく心当たりのありそうなお話です。

Dscf0812 南側大きな窓を設けて、お部屋が明るくなるようにしたのに、昼間にも関わらずどことなくお部屋が暗く感じる事ありませんか。

で、暗く感じちゃうので、なんとなくお部屋の照明を点けちゃう事。

実は、これは目の錯覚で、本当は充分な明るさは確保できているんですが、窓の外が余りにも明るすぎる為に、自分の手元が暗く感じちゃう現象なんです。

この対策としては、窓から入る日射量をコントロールする事。

つまり、日射を遮る為にすだれやブラインドは、を遮るだけでなく、光の量も調節してくれているんです。

但し、どれでも当てはまるものでもありません。

明るい色(特に白系)のロールスクリーン等の場合は、光を拡散させる為に余計にまぶしく感じられる事もあります。

窓の大きさやロールスクリーンになんとなく心当たりのある方は、すだれ等をお勧めします。

見た目にも涼しく感じます。

日本の夏ですね。


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