大昔には歴オタだったので、お城とか刀とかも大好きでした
その頃憧れたのが優美で美しく神々しい、国宝「三日月宗近」でしたが
何せ地方住まいでしたので実物を見る機会も無く時が過ぎていきました。
ヅカオタになってたま~に東京遠征するようになっても展示期間と合うことが無くて
いつかはと夢見つつも、もしかしたらご縁がないのかもしれない、と思ったりしていました。
元歴オタとはいえ、それだけのために東京遠征することはさすがに出来なかったんですよね
東京国立博物館通称トーハクの創立150周年の国宝展に、三日月ほか所蔵の国宝刀剣19振が勢ぞろいすると聞いて、
うわぁいいなぁと思いましたが人が多そうだし、他に序でも無く諦めるつもりでいました。
でもつい娘に愚痴を言ってしまったんですよね
「月組公演は終わってるし、拡樹くんの公演は前の日が東京楽なんだよね~、上手くいかないわ」と。
そしたら娘に「東京楽のチケット申し込んでみたらいいやん」と唆されまして
「え~東京の楽だよ、当たるわけないよ」と言ったら
「当たってから考えればいいでしょ」と言われまして、それもそうだなと申し込んでみたら当たったのでした
心配症で根性無しなので、すぐ諦めるのが悪い癖
娘に愚痴って励まされなければ行けなかったと思うので感謝です
無事クリエで「アルキメデスの大戦」東京楽を観ました。
重厚なストレートプレイで素晴らしかったです若い人にこそ観てほしい作品だなと思います。
感想は大阪公演を観てから書こうと思っています
その翌日トーハクに行って来ました
初日だし刀剣だけでなく超有名国宝ばかりなので、並ぶだろうなと思いましたが思ったよりすんなり入れました。
コロナになって悲しいことや嫌なことは沢山ありましたが、
良かったのは演劇などで配信や中継が普通になったことと、
人気になりそうな展覧会などでチケットの時間予約入場制が多くなったことですね。
コロナ前には、伊藤若冲展に行列6時間なんていうニュースを聞いて、いやそこまでは
と美術館・博物館から足が遠のいていたので
中はまあまあ混んでましたけど、黒山の人だかりでぎゅうぎゅう詰め、
なんてことが以前は人気の展覧会であったことを思えば楽に見れました。
でも圧倒的に時間が足りない!何しろどれもこれも展覧会の目玉になるような作品が初っ端から次々なので
入った途端目にしたのが等伯の松林図で、「ぅわあっ」となり一瞬止まってしまいましたが、
取り敢えず真っ先に刀剣の展示室に行きました
部屋に入るとまず童子切安綱で殴り掛かってくる配置が凄すぎてビビりました
19振が並んでるのは壮観でド迫力で、圧がすごかったです
三日月宗近は一振だけ単独のケースに展示されていて、儚げなのに凛とした強さと品格があって美しかったです
室内の照明が少し暗めだったのと、目が悪くなってきてるので、特徴である打除けが見えない
って焦りましたが、眼鏡を持っていたことを思い出して掛けたらちゃんと見えました
長い間視力に自信があったので考えもしませんでしたが、単眼鏡って必要だわ、と初めて思いました
まず最初に刀剣の展示室に行ったのは正解でしたね。時間指定、入場制限してるとはいえやはり混んできたので。
そこから最初の日本画のところへ戻って順に見て回りましたが時間が無さ過ぎて
脳みその処理能力もキャパオーバーだし
どちらを向いても凄い作品が並んでいる経験はこの先もう二度とないかもしれません。
近隣県に住んでたら何度も行きたいところなんですがね。巡回展も無理なんだろうな~
ちょっと残念だったのは、写真撮影が一か所のフォトスポットを除いてアウトだったことです。
本館での通常の展示だと、刀剣類は撮影OKなので。
撮影を許可すると益々人が滞留して、激混みに拍車がかかるからだろうと想像はつきますが
いつかまた例年の展示の時に行けたらいいな~