水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

ドラマ「カフカの東京絶望日記」

2020-09-01 | 鈴木拡樹

朝ほんの少しだけ涼しくて、ツクツクボウシの鳴き声を聞いた時、「あ秋の気配」と思いました。

でも日が昇り始めると、アッと言う間に「ア”ッ”ヅ~~~」ってなりますね。

残暑はまだまだ続きそうです

 

さて、コロナのニュースと下らない政局茶番劇に辟易しているそこのあなた

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今月は9/26~9/30まで、5日間の無料放送がありますよ試しにご覧あれ

ただの現実逃避かも?

いえいえ、暗いニュースは片眼の端にでも入れとけば十分です

 

そしてこんな暗い、先行き不透明な世の中だからこそ、「一日一カフカちん」

速効で元気になれます

録画してあった鈴木拡樹さんのドラマ「カフカの東京絶望日記」を見ました

 

「変身」「城」などの小説で有名なフランツ・カフカが2019年の東京で暮らしていて、

小説では食べていけないので、パン屋でアルバイトしているという設定がそもそも???。

話の展開もシュールで初めのうちは付いていけなくてポカーンだったのですが

いやもうこれ、あとからジワジワ来ます後を引いてクセになります。

 

素直で真面目で神経質なカフカが全力で絶望すると、まわりが何故か少しだけ元気に前向きになるという

私もどちらかというと心配性で悲観的な方ですが、全然比べものにならない

絶望するにもこのくらい突き抜けて全力じゃないとダメなのね、カフカ先生ごめんなさい、と謝りたくなります

 

このドラマ、悪人が出てこないのもイイですね。そしてカフカのような変人でもちゃんと居場所があるということに救われます

周囲の人はクセの強い個性派揃い、カフカちんを含めデフォルメが効いているので、カフカの変人っぷりもそんなに?浮いてない、かも

が、それでいて実際にこんな人たちがいそうな気がしてきます。そしてそれをみんなが受け入れてくれるのにホッとします。

 

拡樹くんのカフカは決してカッコイイわけじゃなくて変ほんとに変

でも背中を少し丸めてただ立っていたり、和室に座卓で原稿に向かってる姿や、後ろ姿に漂う哀愁に、

そこはかとない可笑し味があって、なんだかとんでもなく可愛くなってくるという不思議どーしたらいいんだ

しかも無駄にイケボなのがまた素敵

 

カフカちんは絶望を溜め込んで限界点を越えると、全力で絶叫して倒れたり、

ただ歩いているだけでも何かにつまずいて倒れてしばらく動かなかったりするんですが、

商店街のロケでは通行中のおばさまに、マジで心配されたそうです

その倒れ方も原作本の表紙の絵に近付けるように研究したそうなんですが、なんというか、

ヤモリが車に轢かれたみたいな倒れっぷり、と言えばわかってもらえるでしょうか

 

バイトに来る時の服装のスーツにコートは、うらぶれたサラリーマン風、でも似合ってる。

そしてパン屋さんの制服はお洒落で可愛い、のに似合ってしまう不思議

 

結局カフカちんの魅力に取り憑かれてる~、すっごい変で面倒くさい人なのに

実際のフランツ・カフカも結構モテてたそうですが

 

こんなご時世だからこそ、カフカちんは必要なんじゃないのかな。

是非是非、続編をお願いしたいです

 

って一体どこにお願いしたらいいんでしょうね

最初はネットドラマで始まって、MBSでドラマとして放送され、

私が見たのは先日、日テレプラスで放送されたものなんですが

 

カフカちんカムバーックプリーズ


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