先週のことになりますが、芸文でミュージカル「SPY×FAMILY」を観て来ました。
芸文(兵庫県立芸術文化センター)の小ホールと中ホールには何度か行ったことがありましたが、
ご縁が無くて大ホールは初めてでした。
行く前は実はちょっと心配してたんですよねクラシックの音楽ホールとしてのイメージしか無くて。
響きすぎて台詞がお風呂場みたいになるんじゃないかとかでも全然大丈夫でした。
凄くいい劇場ですね見易くて音響が良くて。木の質感や雰囲気も素敵
思わずどこが造ったのかwiki様に見に行ってしまいましたよファンになっちゃいました
なんで梅芸メインホールじゃないのかなと思ってましたが、なるほどね、と思いました。
オペラを上演するホールだからか、舞台が広くて奥行きがあって天井が高い。
建物のセットが大きくて盆が三つあるので、場面転換がスムーズ。凄かったです。
大手が本気出して作ると2.5次元もこうなるかという豪華さでした
音楽も生オケでしたしね。それは高いはずだわ
ネタバレは少しだけ、かな。
めちゃめちゃ楽しかったです拡樹くん黄昏のカッコ良さに溺れて来ました~
月組公演が忙しかったのでアニメを見るのを先送りにしてる間に、
漫画を読んだ娘に拡樹くんに絶対似合う!と太鼓判を押されて楽しみにしてたのですが、ここまでハマるとは
(いやむしろハマらなかった役なんて無いのかな)
今丁度「映画刀剣乱舞」で三日月宗近をやってますが、当たり前ですが全く違うことに驚きますね。
メイクしてるとはいえ、顔さえも違って見えるのが凄いなと思います。同一人物、だよね?
拡樹くんは一貫してスパイ「黄昏」だったと思います。なのでロイドも「黄昏が演じている」ロイド・フォージャー。
黄昏の顔と、ロイドの顔を瞬時に切り替えるのが素晴らしかったです
アーニャに接する中で、少年時代を思い出したりして、黄昏の素がチラッと見えたりするのも良かったな~
スパイ「黄昏」の解像度が上がっていく感じにワクワクしました
そしてコメディがホント上手い。舞台上で色んな人と関わってて出ずっぱり?なんじゃないかと思うくらいでしたが、
どの人ともほぼ笑いがあったのでは。振り回されたり振り回したり
ユーリが訪ねてきて、姉弟のやりとりにキッチンでお皿を割るとことか最高でした
ユーリとの絡みも最高に面白かったです
立ち回りも当たり前ですがキレッキレで
セットの建物が2階建てになってるのもあって、階段を上がったり下がったり。
ドアを開けて中に入ったと思ったら、次の瞬間には2階で普通に会話してて、瞬間移動なことが度々
スパイなので変装も多くて、早着替えもかなりあったと思います。
っていうかこんなに衣装替えする役も珍しいのでは
舞台上を神出鬼没、建物の影とか見えないところで走り回ってるんだろうな運動量が凄そうでした。
お歌は、うんまあ久しぶりに手に汗握りました
歌ウマ至上主義のミュオタの方からしたらダメダメかもしれませんが
リトル・ショップ・オブ・ホラーズの頃に比べたらかなり向上してました。
元々音痴というわけでは無いし、イイ声してるのになんか勿体ないなと思ってたんですが、
発声が変わって来てるのかな?低音が心地よく響くようになってたので、
高音が無理なく出るようになると、もっと良くなると思います。
博多の楽までに、どれだけ成長するか楽しみにしています
アーニャ役の子たちはみんな可愛いし上手いし、他の役者さんたちもさすが素晴らしかったです。
まあくん(朝夏まなと)を久しぶりにみましたが、シルヴィアがハマりすぎてて
カッコ良すぎ、相変わらず足長っ(足の長さは変わりません)
出て来る度にマスクの下で声を出さずに大笑いしてました
どこまでやるのかな、と思ってましたが最後はお城の場面までだったので、多幸感に溢れた終わり方でした。
作品として上手いまとめ方だなと思います。
お蔭で終わって何日かは幸せな気分が続いて、ボーっとしてました(いつもだろ、は無しで)
次回作もありそうですが連載中なだけに、どこをどうまとめるか、どういう終わり方にするか
難しいだろうなと思います。