なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

イカルだらけ~京都御苑2022/2下旬(1)

2022-03-06 06:31:31 | 鳥さん

先週末、3週間ぶりに京都御苑に鳥さん探しに行ってきました。
いつものように今出川通に面した今出川御門から入り、バードバス方向に向かいます。
最初の出会いは京都御所の塀でした。

<シーン1>
広い通路を歩いていると、突然南東方向から京都御所の塀に向かって夥しい数の鳥が飛んできました。
あれは何!?
慌ててカメラを向けてもあっという間に全部北側の木々の中に入り込んで全く見えなくなりました。
しばらく待ちましたが、後から後からやってくる鳥が全部林の中にすごい勢いで入っていくばかり・・・
諦めて、マツ林を抜けていくことにしました。


その時です。
向こうの方でがさがさと落ち葉をかき分ける音が・・・
そして見たものは・・・
イカルの群れが地面に沢山散らばって何かを食べていました!
ひょっとしてさっき見た群れもイカルだったのでしょうか。


いかんせん、距離がありすぎてうまく撮れません。
そこに犬のお散歩中の人が近づいてきて、あっという間に全部飛び立ってしまいました。
もう!

<シーン2>
とりあえずバードバスに行くために、迎賓館の塀の横を通りました。
すると、木の上にイカルの姿が!


何羽も向こうの方から移動してきて、少し木の上で休憩。
でも私がカメラを向けるとまたすぐに飛び立ってしまいます。
こちら最後まで飛び立たなかったイカル。2羽いるのですが、なんだか鏡に映っているみたい(笑)


立ち止まって写真を撮っていると、さらに沢山のイカルがやってきて、地面に下り立ちました。
みな夢中で落ち葉をかき分けて何かを食べています。
これはいけるかも!


そーっと距離を縮めていきます。


お~いますね!
いったい何を食べているのでしょう。


せっかくここまで近寄れたのに、欲を出してもう少し近寄ったら全部一斉に飛び立ってしまいました。

<シーン3>
どこに行ったのかと思ったら、すぐ近く、迎賓館の横の道に下りてまたもや地面を突いています。
こりゃまたすごい!


ちょっと気持ち悪くなりそうなほど多いです。
かなり大胆になってきたのか、近くの通りを人が通っても少し飛び立つだけでまた戻ってきます。


この砂利の中に何か落ちているのでしょうね。
すごく熱心にくちばしを突っ込んでいます。


ちなみにこんな場所。そんなに鳥の餌が落ちていそうもないです。
(この写真は別の日に撮ったものです)
塀にはセンサーが付けられており、近づきすぎると「離れてください」という放送が延々と流れ続けます。
私もやらかしてしまい、冷や汗をかきました。


<シーン4>
イカルはここだけではなく、バードバスの近くの林の地面にもいました。
これまたかなりの密度。


土を突きすぎたのか、くちばしの先が泥で汚れています。


でも大丈夫。近くにはバードバスがあります。
「お水おいしい」


全然いない時もありますが、来るときは団体さんでやってきます。


三羽ガラスならぬ、三羽イカル。


全体はこんな感じ。いや~占領してますね。


この日はとにかくイカルの数が尋常ではなく、見ている私も興奮して、撮って撮って撮りまくりました。
最後になりましたが、イカルについて。
イカルはアトリ科イカル属の留鳥です。
初夏に単独またはコロニーをつくって繁殖、冬場は集団で植物の種子などを採餌することが多いそうです。
地元でもマンションのてっぺんにとまって囀る姿を見かけることがあり、結構町中の緑地などでも繁殖しているようです。
さえずりが美しいのは知っていましたが、集団での地鳴きはまるでムクドリを彷彿とさせるチリチリという声。
迫力も十分ムクドリ並でした。

【撮影:2022/2下旬 京都御苑】




コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます^^ (attsu1)
2022-03-06 06:53:53
京都御苑、
木の陰が素敵な一枚からスタート!!
徐々に、これは何ってイカル軍団(@_@)
イカルはグループで、みたことありますが、
こんなたくさんのは見たことない

余程居心地と餌があるのか、京都御苑が
好きなんでしょうね。
並んで日向ぼっこ、微笑ましい~ 
と言いつつ、いつも固そうなクチバシを見て、
強そう~って思ってしまいます^^;
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おはようございます (shu)
2022-03-06 07:04:27
凄い数のイカルですね。
今日の構成は、映画のシーンのように綴られていて、私もその場にいるかのように拝見しましたよ。

<シーン1>
なつみかんさん:今出川御門から登場。
鳥の群れ(夥しい数の鳥):突然飛んでくる。
なつみかんさん:あわててカメラを向ける。
鳥の群れ:飛び去る。
なつみかんさん:追いかける。
鳥の群れ:やんわりと地面で餌を探す。
なつみかんさん:鳥の群れに追いつく。、
犬を連れたおじさん:おもむろに登場。
鳥の群れ:飛び去る。
なつみかんんさん:怒る(イカル)。

<シーン2>以下は紙面が限られますので、カットします(笑)
今日も、楽しく一日が過ごせそうです。
ありがとうございました。
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すごい大群 (fukurou)
2022-03-06 07:29:12
なつみかん様
おはようございます。
イカルのすごい大群ですね。
こんな大群、別の鳥でも見たことがありません。
ムクドリくらいですか?
ふと、斑鳩と言う地名、こんなイカルの大群をいつも見ていてつけられたのかな?と思いました。
こんな情景を見たら、永遠とシャッターを押し続けると思います。
先日森林植物園に行ってきましたが、今度は京都御苑です!(笑)
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イルカ (ダリアクミコ)
2022-03-06 09:24:29
なつみかんさん
お早う御座います。

こんなにイルカ!
こちらでは見ても1,2羽位です
凄い大群、三脚立てていろんなパフォーマンス
狙えますね、シャッタスピード上げ撮りたくなります。
でもこれだけの大群は怖くなりますね。
凄い凄ーい
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三羽イカルに拍手! (ninbu)
2022-03-06 10:59:15
なつみかんさん、おはようございます。
夥しい数のイルカでなくイカルなのですね。執念で追いかけて、最後は追い詰めましたね。
さすが、鳥追いの名人と異名を取るなつみかんさんです。(^.^)
それにしても凄い数での集団行動をする鳥なのですね。
私はまだ見たことがありませんが、留鳥のなのでこれからも見ることが出来ますね。
三羽ガラスならぬ、三羽イカルに拍手!。この写真は大傑作です。(^_^)/~ 
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イカル (さざんか)
2022-03-06 16:03:01
なつみかんさん、こんにちは。
遅くなってすみません。
凄い数のイカルですね~!
私、見たこと無いです。
こんなに沢山見られて羨ましいです。
何を食べているのでしょうか。
バードバスでくつろいでいる様子が可愛いですね。
3羽で同じ格好をしているのが最高です。
と思ったら、次のお写真、バスは2段になっているのですか?
上には4羽、下に5羽、離れて1羽いますね。
凄ーく楽しませて頂きました。
なつみかんさんは、鳥を引きよせる何かを持っておられるようです。
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こんにちは* (ラパン)
2022-03-06 16:31:51
なつみかんさん、こんにちは〜*
なんと!!
先日イカルさんをみましたが、物凄い集団ですね!
(@_@)
わ〜お〜💦
イカルさんの絨毯になってます😅
3羽イカルさんの格好が同じで笑えます。
もしラパンもそこにいたら撮りに撮りまくっていると思います!!
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まさか見られるとは・・・ (なつみかん)
2022-03-06 16:37:57
attsu1さん、こんにちは。
前に他の方のブログでと京都御苑のイカルの群れを動画で投稿されているのをみました。
結構野鳥の会の重鎮の方のようなのですが、その方でも「見たことのない規模」とのこと。
それから結構経っていたのでまさか私も同じような光景が見られるとは思ってもいませんでした。
ほんとラッキーというか何というか・・・
よほど気に入ったのでしょうね。

イカルに限らず、アトリ科のくちばしはぶっとくて堅そうですね。
小さい文鳥でも噛まれたら痛いのに、こんな太いくちばしで挟まれたら指がちぎれそうですね。
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どうぞシナリオを完成させて・・・ (なつみかん)
2022-03-06 16:41:35
shuさん、こんにちは。
拙い文章と写真に、素敵な台本を作ってくださってありがとうございます(^^)
今回は本当に動画が撮れたらよかったな~って思いました。
実はカメラのビデオ機能でちょっとだけ撮ってみたのですが、スイッチがやたらと硬く、押すたびに画面が激しくぶれ、肝心な場面をどれも外してしまいました。
三脚立てて、じっくりと狙わないとだめですね。

それにしても、どうして犬を連れて鳥の真ん中を横切るんや~
とちょっと腹が立ちましたが、よく考えたら林を突っ切る方が近道なのでした(笑)
人間、自分の都合でしかものを見られないという典型ですね^^;
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ムクドリよりも・・・ (なつみかん)
2022-03-06 16:45:35
fukurouさん、こんにちは。
ムクドリが電線や木々に鈴なりになる様子は時々見かけますが、数的には匹敵すると思います。
むしろ、地面に撒いたように餌をとる姿は、ムクドリよりよほど密・・・
まさに「こんなの見たことがない!」です。
例えていえば、水鳥が餌をもらいに大群で押し寄せるような感じ・・でしょうか。
この落ち葉の下にはどれほどの食べ物が潜んでいるのか・・・
松の葉が食べられるとは思わないので、きっと葉の下に何か餌があるのでしょうね。

斑鳩という地名、なるほどこんな大群がいつも来ていたら、そんな名前にするかもです。
私も延々シャッターを押し続け、そのあと京都府立植物園に行ったときにはかなり疲れていました(笑)
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