6月に入り、例年なら来週には梅雨入りになる季節になった。
先月の、守門岳、浅草岳、巻機山 から2週間経ち、梅雨入り前にもう1回山歩きに行きたい。
今週末からは天気が少し崩れそうなので、今日がラストチャンスかも知れない。
しかし季節外れの大寒波が南下しており、北海道の山間部では降雪、高冷地では氷点下になりそう。
鹿島槍ヶ岳、白馬岳と迷ったが、ここは後立山縦走を計画しているのでその時に回して、
先月の火打山から見た焼山を反対側から見ることに。
金山単独でピストンでは勿体ないので、雨飾山まで周回で回ることにする。
コースの標準タイムは13時間強、X70~80%で10~11時間ぐらいで計画。
途中に小屋やテン場、エスケープコースもなく、日帰りにはちょっときついコースだが、夏場なら何とかなるだろう。
雨飾山は10年前に、根知梶山 雨飾温泉 から登って以来、2回目となる。
周回のベースの雨飾荘は昨年5月に、大渚山登山 の時に下見してあるので、大体の様子はわかる。
予報通り朝は冷え込んでいる。3時55分自宅出発。気温7℃。 この後、5.8℃まで下がった。
菅平では、-1.9℃と、全国で一番冷え込んだようだ。
途中の白馬村の道路標示でも3℃と、この時期としては異様に冷え込んでいる。
自宅から約105km、1時間50分ほどで、周回ベースとなる、雨飾高原 雨飾荘前の駐車場へ到着。
準備を済ませ、5時55分スタート。 金山登山口までは、通行止めになっている林道を3.8kmほど歩く。
ここで10分ほど小休止。寒かったので1枚着込んでいたアウターを脱ぎ、スパッツを装着。
木々で覆われ眺望のない登山道を黙々と登ると、40分ほどで水場に到着。
補水を予定していたが、ほんのチョロチョロ程度で、汲むことは出来なかった。
更に登り進むと所々に残雪が現れる。 ガレ場を過ぎると眺望も少し開け、周りの山々も見えて来る。
駐車場から 約3時間45分、天狗原山へ到着。先ず先ずの眺望。反対側から見る焼山から噴煙が上がっている。
10分ほど休憩後、先の金山へ向けて一旦下る。 残雪が増えその先の登り返しへのルートが見つからない。
取り敢えず尾根を目指すことにして進むが、残雪帯が続かず藪漕ぎとなるが、登りの背丈以上の藪は手に負えない。
一旦諦めルートを見失った地点まで戻り、尾根の東側の残雪帯から再び登る。 残雪の切れ目から夏道が確認出来た。
感覚的には30~40分彷徨ったような気がしたが、実際は20分強のロスタイムで済んだ。
金山手前では更に残雪が増え、トラバースするのに気を遣う。
2回目のトラバースを終える3mほど手前で、何と右脚が滑り滑落。 10mほどで何とか止まった。
無理せず持参した簡易アイゼンを使えば良かった。
3回目のトラバースは、先ほどより急斜面で距離もあったので、簡易アイゼン装着で無事通過。
何だかんだで、天狗原山から65分を要し、10時55分、金山到着。 (天狗原~金山、標準タイムで40分)
噴煙を上げる焼山が直ぐ目の前に迫る。 噴煙口が反対側のせいか、火打山の時のような爆音は聞こえない。
早めの昼食を済ませ、進むか戻るか思案しながら20分の休憩で、周回ルートで雨飾山へ向かう。
徐々に下る茂倉尾根は、途中に目標となるポイントもなく、唯々長く辛い尾根歩きである。
海谷山塊からの縦走路との合流、大曲りまで1時間50分ほど、やっとポイントに辿り着きホッとする。
しかしここから笹平までの登りが意外ときつく、直射の暑さと合わせ、疲労困憊した身体には堪える。
息継ぎの立休みを何度か繰り返し、笹平まで上がると目の前に雨飾山が見え、やっと無事下山出来そうだと安心する。
予定より遅れているのでこのまま下山しても良いが、それでもまだ余裕はあるので、雨飾山をピストンすることに。
笹平は広くて気持ちが良い。 直下は少しきついが目標がハッキリしているので、それほど苦にはならない。
笹平から20分強、雨飾山頂上。 流石にこの時間では誰もいない。 そういえば今日は誰一人と会っていない。
15分ほど休憩後下山へ。笹平まで20分弱。 往復約1時間ほど。 後は下るだけ。
しかしここの下りが意外ときつく、登りなら大変だろう。
40分ほどで荒管沢の雪渓。この上で雪を融かし 顔と手と洗いさっぱりし、 約10分ほど休憩
小さなアップダウンはあるものの、後は雨飾山登山口のキャンプ場まで、1時間ほど下る。
キャンプ場からは舗装林道を下るが、途中の水場?で喉を潤している時に、目の前にショートカット道を発見。
地図にも載っていないし、ネット情報にもない。 多分大丈夫だろうと入り込む。
10分ほどで、雨飾荘の直ぐ前に出る。 入口側には案内もない。
駐車場は直ぐそこ。 トータル11時間15分の長歩きで、無事下山。
もう17時10分、急いで帰り支度をし、17時20分帰宅へ向けて現地出発。
往路と同じ道を戻りながら、2時間20分掛かって、19時40分、無事帰宅。トータル15時間45分のお出掛けでした。
(右下のボタンで全面表示のスライドショー)
03:55 自宅出発 白馬村通過時 3℃
05:55 スタート 林道 妙高小谷線を 約3.8km歩く
09:50 10分ほど休憩後、金山を目指す
11:15 20分休憩 昼食を済ませ 雨飾山へ向けて縦走
14:20 15分ほど休憩 下山へ
17:20 片付けをし 帰宅へ
雨飾荘~金山登山口~天狗原山
天狗原山~金山
金山~茂倉尾根~大曲り~笹平
笹平~雨飾山~笹平
笹平~荒菅沢~雨飾高原キャンプ場~雨飾荘
05:45 現地 雨飾高原 雨飾荘 前駐車場 約105km【1-50】
06:50 金山登山口 10分休憩 スパッツ装着
07:40 水場 ほとんど出ていない
08:55 1888.7m 地点 何も表示はない
09:40 天狗原山(2197m) 【駐車場から 約3時間45分】
10:00 ルートミス 約20分 雪渓・藪漕ぎで彷徨う
10:20 ルート復帰
10:30 雪渓トラバース中 滑落 約10m落ちる
10:55 金山(2245m) 【駐車場から 約5時間】
13:05 大曲り 途中の目標がなく ただただ長い
13:43 笹平 ここの登りがきつい
13:47 梶山分岐
14:05 雨飾山(1963m) 【金山から 約2時間50分】
14:40 笹平
15:20 荒管沢 雪渓の上で 顔と手と洗い 約10分ほど休憩
16:32 雨飾高原キャンプ場(雨飾山登山口)
16:42 林道分岐(鏡池・湯峠)
16:55 水場 顔と手と洗う 5分休憩 ショートカット道 発見
17:10 無事 駐車場へ戻る 【雨飾山から約2時間50分】 【歩きトータル 11時間15分】
19:40 往路と同じ道を戻り 無事帰宅 【2-20】 【お出掛けトータル 約15時間45分】
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