なわて仮説サークル

 仮説実験授業の話題を中心にいろいろなことが毎回話題に上がっています。ぜひ,参加してください。

みんなの化学を学ぶ会

2014-08-26 22:02:00 | ノンジャンル
≪参加者 14名≫
西村 寿雄/音田 輝元/笠井 亮/
水口 民夫/畑中 真一/永岡 修/
雁金 美佐枝/高松 真津子/西山/
西田/麦倉/石井/北村/石本 裕樹

林 純一
「みんなの化学」を学ぶ会
~ 林 純一さんをお招きして ~
授業書『原子とその分類』、「化学の楽しい学び方」

主催:なわて仮説サークル 

 今回は、サークルの例会報告ではなく、研究会イベントの報告です。お盆明けの日曜日ですが、参加者の皆さんは意欲的です!

現在、林さんは京都女子高校・大阪
電気通信大学に勤務されています。
高1の「化学」の授業では、毎年必ず
最初にこの『原子とその分類』を取り
上げるそうです。
 化学入門としては最適な授業書だ
そうで、林さんが一番好きな授業書なんだそうです!
授業書『原子とその分類』とは…?

世の中の全てのもの(物質)は、100種類ほどの原子でできています。それらの原子について、単体の性質をもとに分類する
ことを通じて、原子の全世界を見通すイメージを作ろうという
授業書です。

 全ては紹介できませんが、印象に残った場面をご紹介します!

 第1部は、原子(元素)の名前や原子記号・名称のお話。中学・高校時代に無理やり記憶したな~と、ちょっとだけ過去にタイムスリップしました。歴史的な話や科学者の話もたくさんあって、こんな私でも興味をもって聞くことができました。
 中国語で書かれた「元素周期表」は、全て漢字1字で出来ていることや、
同じ炭素原子からできている<人工
ダイヤモンドと石墨>なども見せて
いただき、どんどん原子の世界に引き込まれていきました!

 第2部では、原子を分類していきます。まずは、大きく<金属と非金属>で分類。金属とは、金属光沢(ピカピカ)があり、
電気をよく通すなど、『自由電子が見えたなら』とつながります。
 そして、やっぱり実験は印象に残りますね。ナトリウムの固体を切った断面を見せてもらうと、ピッカピカ!しかし、数秒で
空気と反応し、あっという間に錆びてしまいます。ナトリウムのかけらを水と反応させる実験(火花が出るほどの激しい反応)も大盛り上がりでしたっ!!
 普段、なかなか目にする機会のないもの
をたくさん見せてもらえたり、どのような
危険性があるのかのお話や実験もしてもら
えたので、文字や言葉だけで理解するより
も、とても分かりやすく納得できるもの
でした。

午後の「化学の楽しい学び方」では、周期表を元にして原子の<化学結合>について詳しく教えてもらいました。日常で目に
する様々な現象は、こういう理由からこうなっているんだ…と
いうお話をたくさんの例を挙げてお話してもらいました。
 ん~、世の中って本当に不思議ですねっ!!(さよなら×3)




 さて、次回はいつものサークルです。2学期を皆さんがどのようにスタートさせているのかが、とっても楽しみです!(うちの学校は、運動会の練習真っ只中だな~。)

≪日 時≫ 9月20日(土) 14時 ~ 17時
≪場 所≫ 四条畷学園 理科準備室