Junky Monologue

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ノンストック展示会2024

2024年11月30日 09時52分10秒 | プラモ(その他)

既に2週間が経過してしまいました。

クラキンさんが副会長を務める模型サークル「ノンストック」展示会への参加報告です。

なんと今回が記念すべき第30回目の開催という事でした。継続は力なり、凄いものです。

今回は今年夏に開催されたパリオリンピック(何故か、もう随分昔に感じてしまいます)に因んで「フランス」がテーマでありました。

まずは副会長のクラキンさんに敬意を表し、クラキンさんの作品から、作品群の全景がこんな感じ。

まず目を引くのが「昭和の冒険飛行家」というタイトルでまとめられ作品群。

リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス

リンドバーグのフィギュア付きなのが渋いですね。

展示方法も史実の紹介と共にディスプレイするクラキンさんならではの手法がさすがです。

同じくアメリカでは絶大な人気を誇るアメリア・エアハートとその乗機、ロッキード・ベガとエレクトラ。

↓パリ東京間を100時間以内で飛ぼうという試みを行った3機。

3人の飛行家が全て同じ機種を選択しているというのが面白いですね、何か理由があったのでしょうか?、スポンサーの都合とか?・・・。

因みに一番左の機体は星の王子様サン・テグジュペリが使用した機体。

失敗を繰り返していたパリ→東京間100時間飛行の隙をついて東京→ロンドン間を94時間程で飛び当時の世界をあっと言わせた三菱九十七式司偵「神風号」↓。

写真ではうまく伝えられていないですが、ブルーとシルバーのグロス塗装が実に美しいです。

クラキンさんの艶塗装の素晴らしさはやり方を聞いても絶対真似できません。

あと、写真のフレームに収まっていませんが、クラキンさんが飯沼飛行士の記念館で飯沼飛行士のお孫さん?から直に手渡されたという当時の新聞の記事コピーが一緒に展示されていました。

↓こっちは筆塗り迷彩が味わい深いフランスの双発爆撃機。お家芸のプロペラ電動化電飾付きです。

この写真だとプロペラがないように見えますが、これは私の安物カメラがおバカなせいで、しっかり回っております。

この時代のフランスの爆撃機は意外に種類が多くて知らない機体が多いです。

細い張線が精密感をアップさせてます。第一次大戦機には珍しい単葉機です。

↓エアブラシの透かし吹きが効果的なT6テキサン、フランス仕様。

↓これもクラキンさんの作品ル・ショアという海洋調査、なんでもタイタニックの船体捜索に携わっていた船だそうです。

陸海空のジャンルを超えた守備範囲の広さもクラキンの凄いところです。

↓これまた珍しいフランスの戦略原潜。ダクテッドスクリューがカッコイイです。

 

で、今回の目玉のひとつは遠路遥々お越し下さった黒猫2号さんの超絶フィギュア作品群

回転ディスプレイに乗ってるのが楽しいです。

でも、私のバカチョンコンデジでは折角のディテールが潰れてしまってます、実物はほんと凄いのです。

語彙力の至らなさを実感してしまう物凄さです。1/35というスケールを忘れてしまいます。

写真のフレームがずれちゃいました。すみません。

↓これも黒猫2号さんの作品、おフランスの戦闘機ドボワチン。

フィギュア付きで1/72にはとても見えません。

しかも迷彩が筆塗り、それもラッカー塗料なのが驚きです。

↓こっちはフレンチカーチス。

プロペラシャフトが運搬中に破損してしまったそうですが、そんな事は忘れて見とれてしまう仕上がりです。

迷彩の境界線のボケ味が美しいです。筆塗り?エアブラシ?どっちも無理でしょ的に見えてしまう程の凄さです。

そしてやはりフィギュア付きなのがストーリー性を加味して素敵です。何気に地面の出来も手抜きがありません、とても勉強になります。

 

その他、ノンストックメンバーの方々、ゲストの方々の作品から個人的に気になったものというより、たまたまカメラに写っていたものを少しアップしておきます。

たぶんメンバーの方だと思うのですが、私と同じ完全筆塗り主義を実践している方がいました。もちろん私より上手いです。

同時代の名機と名車を同じスケールで並べるというセンスが光ってます。

見事な筆塗り迷彩です。

写真が下手で伝わりにくいですが、筆塗りだと勇気のいる無塗装シルバー仕上げが見事です。

なんでも自前でやりたがるフランス人気質が表れたVTOL実験機、こんな形状のを実際に作っちゃうのが凄いですね。

フランスの消防ヘリ。すごく丁寧に作り込まれていて1/72に見えません。

 

 

ブルーシートを使うというアイデアと軍港シーンが壮観なウォーターライン作品群。

マニアな方々の間では「洋上の違法建築」として有名な戦艦扶桑。

特にエッチングパーツの類は使われていないようですが、丁寧な仕上げでディテール感たっぷり。

こういうのを見ると自分もウォーターラインをやってみたくなります。

係留用のブイが気が利いてます。

 

忘れちゃいけないおフランスAFV作品群。

↑写真アングルを大失敗、トラックの顔が見えるように撮るべきでした(汗)。

大戦時には珍しいキャブオーバータイプなのがオシャレでおフランスしてます。

 

↓1/8?!のジープ

比較するものを写してないので写真だと実感がないですが、とにかくデカイ!、昔「大きいことはいいことだ」なんてTVCMがあったのを思い出しました。

 

↓1/12マトラF1。葉巻型から空力形状のウェッジシェープへの過渡期のようないかにも60年代末の形が魅力的です。

 

↓フランスと言えばこの機体、ミラージュⅢ

↓かつてフランスの核戦略の一翼を担ったミラージュⅣ。上のミラージュⅢをそのまま拡大して双発化したような形が興味深いです。

↓これはゲストの方の作品でしょうか?。大スケールのブガッティー。

 

↓これも大スケールのソッピースキャメル。フレームモデルとでも呼べばよいでしょうか?。木材の質感が凄いです。

 

1/32ピカピカのコルセア

やはり大きいモデルには汚しは似合わないかも。

これまたピカピカのスカイロケット。

 

展示会作品を全部紹介するのはとても無理なので、これくらいで勘弁していただいて、

最後に拙作はこんな風に展示させていただきました。

こう見えても全部おフランス繋がりなのです。活躍の場がフランスだったり、元フランス領での出来事絡みだったり・・・。

 

ともかくクラキンさん、黒猫2号さん、hajimeさんとたっぷり楽しいお話ができました。感謝いたします。

ノンストックメンバーの皆様へもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

また来年も参加できるよう自己管理に気を付けて参りますので(笑!)、何卒よろしくお願い申し上げます。

さてこの展示会が終わると師走感が漂い始め、厳寒の季節へと向かって行きます。

どなたさまもお風邪など召されぬよう、ご自愛くださいませ。



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