6×6カーゴトラックのOD色をどうするか考えるうちに浮気心が疼いてしまい、これに手を出してしまいました。
同じ大戦中のOD色なので、いっしょに塗装できるように進められれば調色の手間も省けるという・・・こういうのを世間では採らぬ狸のなんとやらと申します(笑)。
言わずと知れたキットなので、中身はあらためて紹介するまでもないですが、数ある昭和の名作キットのひとつではないかと思います。
このキットの胆といって良いフィギュアのランナー、2枚あります。
フロントフェンダーと運転室回りのランナー。
ラダーフレームと足回りのパーツとややクセもののポリ製?ベルト履帯。
そして、問題の兵員室まわりのパーツ。
何故かこのランナーだけ袋から出されて側面装甲板のパーツが切り離されていますが、
それはこのキット一番の問題点を解決しておこうと逸る心を抑えきれずランナーの写真を撮る前に切り離してしまったからであります。
何が問題か気づいている人も多いと思いますが、このキットは箱絵のタイトル通りM3A2をキット化しています。
しかし実際にはM3A2は1台試作されたのみで量産されておらず、箱絵のように兵隊さんを乗せて作戦行動を行った事はないはずなのであります。
従いましてフィギュアをたくさん乗せるにはM3A1に改造しなければならないのでした。
で、M3A1にするための作業がこれ↓。
兵員室側面装甲板のハシゴ状のモールドを綺麗に削り取る必要があるのでした。
わりと軽く考えて作業を始めたのですが、案外と言うか案の定と言うか、結構難い作業であります。
写真のような平刃の彫刻刀で削りましたが、余計な部分にいっぱい傷を作ってしまいました。
下の写真は軽くヤスリ掛けした後のものです。
削り足りない場所や不要な傷を確かめるためサフを塗ってみました。
写真では分かり難いですが、直接目視すると削り足りない場所がよくわかります。
更にヤスリで平らに均します。主に800番のスポンジヤスリを使用しています。
小さな浅い傷はサフでうまく埋められたようですが、削り過ぎて窪んだ場所や深い傷もあるので、ラッカーパテで埋めました。
ひとまずパテの硬化待ちで今回の作業はここまでとなりました。
とんでもなく荒っぽい状態ではありますが、なんとなく目途は立ったような気もしたり・・・。
いっしょに削り飛ばしてしまったリベットのモールドなどを修復する必要もあったり、いつもは気にしないくせに小さな取っ手状のモールドをなんとか出来ないかと自分の技量を超えた欲求が芽生えてきたり・・・。
あと更に兵員室後部装甲板にある荷物ラックのモールドも削る必要があります。
ただ聞いた話ではA1の中にはA2仕様に小改造された車両がたくさんあったらしいので、
ハシゴモールドの削り取りに消耗しきってしまったせいもあり、後部の荷物ラックはアクセントにもなるのでそのままにしようかと思ったり・・・。
さて、どうなりますやら。
箱絵のM3A2は実戦配備されていないので、箱絵はフィクションとなってしまいますよね。
グランドパワーでそのことを知って私もキットの指示に従ってM3A1に改造しました。
同じようにガシガシ、ゴシゴシ削った覚えがありますww
タミヤはなぜ試作のM3A2を製品化したのか今でも不思議です。
最近、ブログから遠ざかってて(AI遊びも飽きちゃって・・・)、ひさしぶりにログインしてプラモカテゴリ覗いてみたら、何だか懐かしいプラモの箱絵が出てきてクリックしたらChoro-Pooさんでした(笑)。
このプラモ、まだ中学生か高校生くらいだった頃に作った覚えがあります。
懐かしくて熱いモノが込み上げてきて、勢いで書き込んでます。
一度作ったけど捨ててしまったプラモを再製作するプロジェクトのリストに入れたいと思います。思い出させてくれてありがとうございます。