霧ヶ峰自然教室の日々

霧ヶ峰自然教室の活動案内と記録、霧ヶ峰の今をお伝えします。

ウドの実

2021-09-30 22:59:00 | 日記


こちら、ウドの実。ウドというのはもちろん山菜でよく知られる、あのウド。
ちゃんと花が咲いて実がなります。

この日も「ああ、ウドの実だな」と思い、通り過ぎようとしました。
が、なんか気になる。
そういえば、ウドの実いくつか無くなってるけど、なんで?
鳥とか食べるのかな?


何か他に生き物の痕跡がないか探すと…


ウドの葉の上に潰れたウドの実。
種が見えています。
これはやはり、鳥が食べたあと?



鳥のフンがしっかりついている葉も。
鳥が止まって実を食べて、そしてフンをしていったのでしょうか。


生き物は色々な場所に痕を残します。
それらを少しずつ拾って考えて想像して…

すこし彼らと近くなったように感じませんか?




観音沢沿いの森で

2021-09-17 23:23:44 | 日記

過去データから見つけた森の画像。
鬱蒼としていて、とてもここがあの明るい霧ヶ峰から下ってさほど距離のない場所とは思えません。
八島湿原から流れ下る観音沢沿いにはなんとも言えない雰囲気の、密な森が広がります。
木々の葉が少し紅葉しているようです。
8月後半の写真です。



この大きなカツラの木、いまどうしているでしょう。きっと、今も静かに立っているのでしょうね。

秋色

2021-09-14 12:16:16 | 日記
秋深まる八島湿原。知る人ぞ知る「秋色」が八島ヶ池の島でひっそりと見頃を迎えています。


わかりますか?島の上。
シツゲンヤマウルシの紅葉です。
とてもきれいな赤です。

湿原内には立ち入れないので近くで見ることはできませんが、遠くからでもその赤色ははっきりわかります。
でも以外と気づく人は少ないのですよ。


ひっそりと見頃を迎え、ひっそりと終える、、、(本当に気づいたら終わっていた!ということが多いのです)。
そんな紅葉です。

秋、ですね。

かわりもの

2021-06-01 23:11:00 | 日記


これ
シシウド


何かが違うんです。
確かに地面から生え始めのシシウドなんですが、何かが違う…


何が違うかはまた今度…

これは今後が楽しみです。

春の落とし物

2021-05-31 23:03:00 | 日記
春の落とし物観察が好きです。
(春に限らず、落とし物観察は楽しいですが)

例えばこれ。少し前の写真ですが…
八島湿原から少し降ったところの道路の上…

細かい落ち葉?がたくさん落ちています。
春はあちこちでこんな光景が見られるのですが、みなさん、気づいていましたか?

小さな葉、なんでしょう。
これは冬芽を覆っていた小さな葉です。芽鱗(がりん)というそうです。
厳しい冬の寒さから芽を守っていた芽鱗が、暖かくなるとともに剥がれ落ち(剥がれるという表現でいいのかわかりませんが)るのです。
まるで服を脱ぐように…脱ぎ捨てられた芽鱗は地面に散らばります。

この様子を眺めるのが私はとても好きなのです。
木が動いている=生きているのを1番感じる瞬間だからかもしれません。


毎年繰り返されているからこそ愛おしい、春の恒例行事でした。


道路に芽鱗を脱ぎ捨てた張本人




木道の上にももちろん落とし物

ツノハシバミの芽吹き