脱走して３日目

次の日は、近所の人から、携帯に連絡がありました

茶トラの猫がいる、と。でもその場所は大分離れてます

探しにいくと、茶トラがいました！が、チーではありません

チーはその時はピンクの首輪をしていました　この日も見つけられず…

脱走から３日目、この日は日曜日でした。朝早くに行きますが、

見つからず。夕方再度来ると、あれ？塀の上に猫いない？

あれ、茶トラじゃない？旦那と逸る気持ちで走って近寄ります。



やっぱりチーだ！！あー、良かった。二人して安堵します

その安堵は、早すぎました。

ええ、この日から連れて帰るまで、あんなに日数が必要とは…

一軒家の屋根より高い塀です。そこに登るにはかなり歩いて、

端の方へ行き、階段を登り、柵を越えて行かないとチーの所まで

行けません。はっきり言って、危険な行為です。

でも、仕方ないので向かいます。気をつけながらチーの近くに行くと

抱きかかえます。この時になんで、もっと慎重にいかなかったのか―！！

キャリーに入れ、ふたをしようとしたら、凄い力で逃げ出しました

ふたが壊れるほどに…そして、ふたたび人が入る事ができない

草藪へと消えていったのでした・・・

それからは、塀の上に行くと、ガサガサっと山の上の方から

降りてくる気配と、「にゃー」と声だけ聞ける時だけ、とか

一切、気配もない時もありました。

ドライフードをシャカシャカ振ったりして、おびきよせたり

したりして、何とか無事だけ確認した毎日でした。

平日は、私１人で向かい、２度目のチャンスがあったのですが、

怖い、痛い思いをさせるだけでした・・・

チーがご飯食べている時に、ガッっと思いっきり捕まえます

でも、ジタバタと暴れ出し、私も離すもんか！！と思いっきり

握りしめ、袋に入れようとした所、すごい勢いで飛び出していきました

私もあせっていたのと、必死だったので、皮膚とかもギュッと

掴んでしまったのです。

ギャーギャー鳴いて、いなくなってしまいました・・・

（今でもチーをなでながら、あの時はごめんね、と言ってます・・・）

雨の日もありました。もしかしたら、チーは外で暮したいのかも。

でも、もしそうだとしても、チーはもう家族の一員なのです。

チーが嫌がろうと、何が何でも連れ戻さないと！！



チーが脱走して、すでに９日間もたっていました



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