茶とらのチー

当時住んでいたのは１階でした。

庭もあって、ちょっとした家庭菜園なんかも
してました。

ある日、パートから戻ると猫の鳴き声がします
茶とらで大人な猫でした。

で、なんと私が玄関に入ろうとしたら
一緒に入ってきたんです。

そして、プリの残ったご飯を食べ、トイレに入り
外出たい、と泣かれ出しました。

さて、どうしよう？ご飯貰いに又来るぞ？
と悩みます。

外猫にしてご飯だけあげてもいいんだけど、
半年後に引っ越しが決まっていたのです。
次の住人が猫好きとは限らないし・・・

かといって、子猫ならまだしも貰い手もいない
だろうし・・・

案の定、プリはシャーシャー威嚇するし・・・



当時はプリにハーネス付けて散歩してました。
のどかな所だったので・・・

そうすると、茶とらが寄ってきて、私がしゃがむと
膝の上に乗って体を丸めました。

飼われた事あるんでしょうね。首輪も何もしてないけど
新居で飼っていいのは２匹まで。

スマップのコンサートがあり、帰りが12時過ぎた時も
私の姿を見つけ近寄ってきました。

１週間悩み、私達は決断します。



うちの子にしちゃえ、と。

動物病院に連れて行き、病気もあるかもしれないので
プリからは隔離します。

オスなので、去勢手術も済ませ、いよいよ
プリと一緒にさせます。

オス同士、それも大人の猫の・・・
プリがめちゃくちゃに嫌がりました。もうそれは
ヒステリックに騒ぎます～

プリを抱き上げると

「なんでコイツがいるの？僕の家なのに！！」
と言ってるようです（本当にそんな気がしました）
私は涙が止まりませんでした。

ごめんね、プリちゃん、許してね
プリには申し訳ない思いで一杯でした。

パート中、出掛ける時は又部屋を別にしました
成人したオス同士は、難しいと聞きました。

でも、プリは３日間で全てを受け入れてくれました
もう、一緒にさせても怒りません。

あ～ありがとう！！プリちゃん！！
よかったね、チー

こうして、２匹の生活がはじまったのです。



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