長かった１０日間

チーが脱出して、１０日間。ようやくこの日がやってきました

本当に長く、辛い１０日間・・・

諦めないでよかった。その日は日曜日でした

１人だと、やはり、袋に入れ、閉じ込める間に隙が出来てしまいます

旦那と家で、プリに協力してもらい、シュミレーションを行います

私が、捕獲、袋に入れ、私の腕ごとファスナーを閉め、私がゆっくり

腕をひき、ガッと閉める。

そしてケージへ。袋は布団袋を使います。チーはデブ猫ちゃんなので。

実は、かかりつけの獣医さんに、相談に行ってました

ごはんに入れる、何か睡眠薬みたいなの処方してもらえないか、と。

でも、即効性がないので、草藪に戻ってから効いてくる事になる

そうすると、どこで寝てしまうか、わからなくなるので却下となります

塀の上に、ここ何日か通っていたので、近所の人も最初は不思議そうに

見ていましたが、事情を知ると、応援してくれます、

巡回のおまわりさんも、仕方ない、と見て見ぬふりをしてくれました

車に、新しい大きなケージを購入したのを入れ、布団カバーを持ち、

いざ決戦の場へ！

まず、ご飯でおびき寄せます、草藪からチーがこちらの様子を伺っています

辛抱強く、名前を呼び待ちます。体半分出てきました

もう、心臓はドキドキしています、手に汗をかきながら

チャンスを待ちます。3分の2ほど体が出てきて、私は今だ！！っと

ガッとチーを捕まえます。体を草藪から引き抜こうとすると、

なんと、つたに引っ掛かってしまいました！

なんで？～と思いながらも、チーを抱きかかえたまま、旦那がつたを

ほどき、布団袋を広げ、私がチーを中に入れます。

　　　　　　　　


旦那は布団袋を持ちあげ、ファスナーを端から閉めていきます

私は、まだチーを捕まえたまま、離しません

後は、私の腕の分だけ、ファスナーを閉めないといけません

ゆっくり、片手を出し、すばやく、旦那が布団袋の上を握って

私も手を離し、全部のファスナーを閉め、ケージに入れ扉を閉めます

　　　　　　　　　　　はぁ～～～～～～

ようやく、終わった・・・近所の人達もわっーと、拍手してくれました

皆様に深々とお礼をいい、車で連れて帰ります。

家でシャンプーし終わると・・・

「にゃ～～ん」

と、いつもの甘えたチーの声です。初めての新しい家にも

臆することなく、私達に甘えてきます。いつも通りのチーです

もー、いったい今までのチーは何だったの？？と思いましたが、

よかった、よかった。

プリは、最初シャーと威嚇しましたが、ああ、チーか、という

感じでした。

翌日病院で検査してもらいますが、異常なし

で、不思議だったのが、体重が変わらなかったのです。

ご飯は持っては行ってましたが、雨で食べられない時もあった筈

なんですが。

後日、ご近所さんに菓子折り持参で、ご挨拶してきました。

ご近所さん達には、本当にご迷惑おかけしました。

温かい目で見ていただき、ありがたかったです。


チーは、結局、一度も塀から下りて、元住んでいた場所には戻って

来なかったようです。最初はパニックになっていたので、勢いで塀の

上までガーッと登ったはいいけど、下りれなくなってしまったのかな。

今では、ベランダにはたまに、出ますが、玄関が開いていても

絶対に出ようとしません。プリはすぐに出たがりますが。

家の中が一番ニャ、と思ってくれてれば嬉しいな。




でぷ～ん　


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