死ぬかもしれんな

ユンソナ、かわいい～！








死ぬかもしれんな


2回目の死ぬかと思ったほどつらかったのは

大学生の頃の話
その頃は、今と違っておおらかな時代だったな。

金が無くっていっつもぴーぴー言ってた、
同じクラブの仲間たちなんですが、
とりあえずバイトをしようという話になり
単発のバイトを探してたんです。


するとO君がどこからか、S引越しセンターの
バイトを探してきました。


1日８０００円。その日払いです。
取っ払いです。現金払いです。


８０００円もあったらあんた、
大阪で一番安いソープランド
ヤングレディーにいけます。
私は行った事がありませんが、聞いた話です。
８０００円だそうです。

３０００円が入浴料で５０００円がサービス料だそうです。
私は行った事が無いので、入浴料とサービス料の区別など
つきません。


ちなみに入浴料は入るときに払って、サービス料は女の子に
払うそうです。
これも、私は行った事が無いので、聞いた話です。


４０分もしくは1発一本勝負！だそうです。
これも私は行った事が無いので聞いた話です。
一発って言うのはどういう意味なのか？私にはわかりません。


一番人気の麗華ちゃんでも指名料はかからないそうです。
ただし順番待ちだそうです。
くどいですが、私は行った事が無いので聞いた話です。


４０分過ぎたら延長料金がかかるそうです。
これも聞いた話です。

けど、だいたい延長料金を払う人間は私の友達には
いませんでした。
あくまでも友達の話です。






聞いた話ばっかりで、ほんと申し訳ないです。






いいじゃないですか。行きましょう。
ってソープの話じゃなくて、引越しのアルバイトの話ね。

行ってやろうじゃないか。ということで
電話をかけて見ました。


「あのー、明日引越しのバイトへ行きたいんですけど」

「はい、ではですね、明日○○駅に6時３０分に来てください」

「わっかりました。」


ちゅうことで、翌日総勢5名で○○駅に行きましたよ。
俺んちからは始発電車だぜ。
その時点で死んでます。


朝5時起きですよ。


ご、五時！？ですよ



やっとこ
6時半に駅につくと、同じような学生が俺たちを含めて
１２～３人、うろうろしてます。


しばらくすると、小汚いボンゴが、ス～っとよってきました。
中から汚いおっさんが
「にいちゃんら、Ｓ引越しセンターのバイトか？」

って聞いてきます。

「ハイ！」

「じゃあ、乗って」


「はあ・・」といいつつボンゴの荷台に詰め込まれます。
同様にそのおっさんはその辺の兄ちゃんに声をかけています。

続々ボンゴに詰め込まれます。

人買いです。

ボンゴの定員は知りませんが１０人てことはないと思うな。

椅子も何も無い荷台に１２～3人詰め込まれて、

いざ出発です。

窓は外から見えないようにシールが貼ってあります。

中は暗いです。

いいのでしょうか？っ良い訳ねーだろ！

まるで奴隷船です。

足かせされてたらまさに奴隷です。



ギュウギュウ詰めの奴隷船は、一路S引越しセンターへ向かってます。



その先に地獄が待っていようとは・・・






続く・・










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