小さな恋のメロディー
昔、あったね
いい映画でした
泣いたね
泣いた
今回の話は少年期の淡い恋の話
もう、ちんことかまんことかそういう言葉
一切無し!
それは中学3年から高校へいくころの話
クラスの中では、いちびり(お調子者)で
スポーツも出来るわけでもなく、
家は貧乏だし
可も無く不可も無い
というか
どちらかといえば不可がおおい僕
そんな僕が女子にもてるわけもなく
こちらから一方的に、かわいい子を見ては視姦
もとい片思いをしていた、中3の僕
ある日、何の気もなしに
Tさんの家の前をとおりかかったのね
Tさんというのは
バレー部でバリバリのスポーツウーマン
日に焼けた笑顔から白い歯がまぶしい子です
家も、わしら貧乏人は団地に住んでいるんですが
Tさんは高級住宅地に1戸建て・・
わしなんかから対極に位置します
もう太極拳です
なんのこっちゃわかりませんが
遡ること1年前
市の青少年育成のボランティアで
スキーツアーがあったんです
それに何故か参加した僕
Tさんも参加してたんです
夜、男子が女子の部屋へ行き
トランプをしたり、エッチな話をしたり
たのしいひと時です
そのとき初めてTさんと話しました
そんな記憶は
とおいかなたへ消えていきます
話は戻って
ふと、窓を見上げると
部屋のなかからTさんが僕のことを見てるんです
目が合いました
Tさんはにっこり微笑んでいます
もうわしなんかドッキリですよ
おもわず、逃げ出してしまいました
何も悪いことはして無いのに・・
何故だろう・・・
しばらく走って振り返ると
玄関からTさんがでてきてこちらを見ています・・
僕は走って逃げた
それから
気恥ずかしい毎日
Tさんの顔を見ると
何故か目をそらせます
月日がたち
高校へ進学しました
入学式の日
ふと、気が付くとTさんがいます
そのとき初めて知りました
Tさんも同じ高校だったんだ・・
Tさんはもっと良い高校へ行くと思ってました
なぜ・・?
しかし、僕もTさんもお互いに
口をきくことも無く、高校生活を送っていました。
校内ですれ違うと
目を伏せながら・・
Tさんは水泳部に入っていました
注意
水泳部の水着って知ってます?
競泳用の水着です
超薄いです
乳首なんか透けてるんですよ
あそこには、ガーゼか何か入れてるようで
四角形の跡が見えます
話は戻って
ある夏のある日
学食隣のプール脇で友達としゃべっていると
プールの柵のなかから視線を感じました
プールサイドに目をやると
Tさんがこちらを見て笑っています
何も言いません
目が合いました
超薄い水着に目が行きます
水着の向こうに
淡い乳首が透けて見えます
夏の日差しがまぶしいのか・・
Tさんの胸がまぶしいのか・・
Tさんはそんな僕の視線に気付いていただろうに
何も言わず、にっこり微笑んで
僕を見ていました
僕は
思わず目をそらしました
高校3年
修学旅行・・
うちの高校は修学旅行は無く
いろんなコースから好きな旅行を選ぶシステムでした
僕は、その中から能登での臨海学校を選んだんです
臨海学校・・
Tさんも臨海学校でした・・
臨海学校ということで
泊まりはホテルでなく民宿でした
民宿2件に分宿です
男と女に分かれて・・
しかし女子の民宿が大きい民宿で
一部の男子がその民宿へ泊まれることになったんです
その頃の僕は、比較的まじめでおとなしいと
思われてたので
女子と同じ民宿でした
寝苦しい夏の夜・
ふと目を覚まし
トイレへいくと
食堂に一人の女子が座っています
Tさんでした
Tさんは僕に気が付くと
相変わらず、何も言わずニコッと笑いかけます
僕は
勇気が無かった
微笑みを返す余裕すらなかった
目を伏せると
部屋へ戻った
次の日
男子連中は、水泳部の女子の水着に注目し
どうにかして透視しようと虎視眈々です
ひどい奴は、水泳部の女子が平泳ぎしてる
後ろを泳ぎ、「うっすら見えたぞ!」
とか、はやし立てる始末です
遠泳になりました
5kmほどの距離を泳ぎます
普段運動しない僕には地獄のような時間でした
まだか、まだ終わらないのか・・
体力の限界に達します
あと、少し・・
あと、すこし・・
ほとんど意識がないくらい疲れて
ゴールの岩場にたどり着きました
疲れ果て
岩にしがみつく僕
夏の日差しが背中を焼きます
荒い息をつく僕
一瞬、
夏の日差しが陰ります・・
ふと、目を上げると
そこには
Tさんが腰に手をあてて立っています
相変わらず何も言わずに
ニッコリ微笑んでいます
白い歯に夏の日差しが反射して
まぶしかった・・
そんな映画・・
見たいなあ・・
昔、あったね
いい映画でした
泣いたね
泣いた
今回の話は少年期の淡い恋の話
もう、ちんことかまんことかそういう言葉
一切無し!
それは中学3年から高校へいくころの話
クラスの中では、いちびり(お調子者)で
スポーツも出来るわけでもなく、
家は貧乏だし
可も無く不可も無い
というか
どちらかといえば不可がおおい僕
そんな僕が女子にもてるわけもなく
こちらから一方的に、かわいい子を見ては視姦
もとい片思いをしていた、中3の僕
ある日、何の気もなしに
Tさんの家の前をとおりかかったのね
Tさんというのは
バレー部でバリバリのスポーツウーマン
日に焼けた笑顔から白い歯がまぶしい子です
家も、わしら貧乏人は団地に住んでいるんですが
Tさんは高級住宅地に1戸建て・・
わしなんかから対極に位置します
もう太極拳です
なんのこっちゃわかりませんが
遡ること1年前
市の青少年育成のボランティアで
スキーツアーがあったんです
それに何故か参加した僕
Tさんも参加してたんです
夜、男子が女子の部屋へ行き
トランプをしたり、エッチな話をしたり
たのしいひと時です
そのとき初めてTさんと話しました
そんな記憶は
とおいかなたへ消えていきます
話は戻って
ふと、窓を見上げると
部屋のなかからTさんが僕のことを見てるんです
目が合いました
Tさんはにっこり微笑んでいます
もうわしなんかドッキリですよ
おもわず、逃げ出してしまいました
何も悪いことはして無いのに・・
何故だろう・・・
しばらく走って振り返ると
玄関からTさんがでてきてこちらを見ています・・
僕は走って逃げた
それから
気恥ずかしい毎日
Tさんの顔を見ると
何故か目をそらせます
月日がたち
高校へ進学しました
入学式の日
ふと、気が付くとTさんがいます
そのとき初めて知りました
Tさんも同じ高校だったんだ・・
Tさんはもっと良い高校へ行くと思ってました
なぜ・・?
しかし、僕もTさんもお互いに
口をきくことも無く、高校生活を送っていました。
校内ですれ違うと
目を伏せながら・・
Tさんは水泳部に入っていました
注意
水泳部の水着って知ってます?
競泳用の水着です
超薄いです
乳首なんか透けてるんですよ
あそこには、ガーゼか何か入れてるようで
四角形の跡が見えます
話は戻って
ある夏のある日
学食隣のプール脇で友達としゃべっていると
プールの柵のなかから視線を感じました
プールサイドに目をやると
Tさんがこちらを見て笑っています
何も言いません
目が合いました
超薄い水着に目が行きます
水着の向こうに
淡い乳首が透けて見えます
夏の日差しがまぶしいのか・・
Tさんの胸がまぶしいのか・・
Tさんはそんな僕の視線に気付いていただろうに
何も言わず、にっこり微笑んで
僕を見ていました
僕は
思わず目をそらしました
高校3年
修学旅行・・
うちの高校は修学旅行は無く
いろんなコースから好きな旅行を選ぶシステムでした
僕は、その中から能登での臨海学校を選んだんです
臨海学校・・
Tさんも臨海学校でした・・
臨海学校ということで
泊まりはホテルでなく民宿でした
民宿2件に分宿です
男と女に分かれて・・
しかし女子の民宿が大きい民宿で
一部の男子がその民宿へ泊まれることになったんです
その頃の僕は、比較的まじめでおとなしいと
思われてたので
女子と同じ民宿でした
寝苦しい夏の夜・
ふと目を覚まし
トイレへいくと
食堂に一人の女子が座っています
Tさんでした
Tさんは僕に気が付くと
相変わらず、何も言わずニコッと笑いかけます
僕は
勇気が無かった
微笑みを返す余裕すらなかった
目を伏せると
部屋へ戻った
次の日
男子連中は、水泳部の女子の水着に注目し
どうにかして透視しようと虎視眈々です
ひどい奴は、水泳部の女子が平泳ぎしてる
後ろを泳ぎ、「うっすら見えたぞ!」
とか、はやし立てる始末です
遠泳になりました
5kmほどの距離を泳ぎます
普段運動しない僕には地獄のような時間でした
まだか、まだ終わらないのか・・
体力の限界に達します
あと、少し・・
あと、すこし・・
ほとんど意識がないくらい疲れて
ゴールの岩場にたどり着きました
疲れ果て
岩にしがみつく僕
夏の日差しが背中を焼きます
荒い息をつく僕
一瞬、
夏の日差しが陰ります・・
ふと、目を上げると
そこには
Tさんが腰に手をあてて立っています
相変わらず何も言わずに
ニッコリ微笑んでいます
白い歯に夏の日差しが反射して
まぶしかった・・
そんな映画・・
見たいなあ・・