ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
2016年8月 北海道
分布[日本各地] 時期[5-9月] 開張[22-40㎜]
ホスト[ウルシ科:ウルシ・ヤマウルシ・ツタウルシなど]
写真の個体は夜間壁に静止していたウスイロカギバを撮影。
日本各地に生息するカギバガ科[カギバガ亜科]に属する蛾の仲間。
触角は雌雄共に両櫛歯状だが雌の櫛歯の方が短い。
ウスイロカギバには前翅中央付近の褐色紋が現れる有紋型と、この褐色紋が現れない無紋型がある。
有紋型はギンモンカギバに似ているので注意が必要です。
蛹で越冬、翌春成虫が羽化する。地色は綺麗なクリーム色で前翅両端はブーメラン型で茶褐色。
外横線は茶褐色で太い。
左:2010年8月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
中:2011年8月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
右:2015年5月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
左:2010年8月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
中:2011年5月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
右:2014年6月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
2016年9月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
札幌市内のツタウルシの葉についていたウスイロカギバと思われる幼虫。
幼虫もギンモンカギバに似ており、ギンモンカギバの幼虫は尾状突起が長く、ウスイロカギバの約2.5倍でヌルデを食べる。
ウスイロカギバの幼虫は尾状突起が短く、ウルシ類を食べて育つ。写真の個体は約20㎜前後だったので終令幼虫の様です。
2016年9月 北海道 ウスイロカギバ
Callidrepana palleola
上記幼虫が飼育下で蛹になりました。 蛹の回りには黒い[X型]の模様が見えます。
この模様をつくるは、本種ウスイロカギバとギンモンカギガの2種だそうです。
胸の中央部に黄褐色紋が現れているのでウスイロカギバだと思います、ギンモンカギバはこの部分が不明瞭な暗色になります。
蛹は繭を作らず腹端で葉上に付着し、黒褐色に白斑を有し鳥糞に擬態していると思われます。
飼育日記はこちら 『
ウスイロカバ飼育日記』
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