アカネキスジトラカミキリ Cyrtoclytus monticallisus (北海道)
[分 布] 北海道・本州
[食 樹] エゾエノキ
[時 期] 5月~6月
※ 体長は約10.5㎜~14.5㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。
北海道・本州に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫はエゾエノキの枯れ枝・伐採木・衰弱木などで見る事が出来る。
アカネトラカミキリにそっくりで、大きな違いは小楯板が黄色い事、ちなみにアカネトラカミキリの小楯板は黒色。
1980年に発見された比較的新しい種で、エゾエノキがホストとして報告されている。
成虫は5月~6月にかけてエゾエノキの立枯れや枯木で発見されている。
産地は局地的で個体数も少ない様で、珍品の部類に入るカミキリムシとして人気が高い。
幼虫は山地のエゾエノキの枯れ枝を食害し、材中で成虫越冬し翌春に羽化する。
アカネトラカミキリとキスジトラカミキリの合いの子と呼ばれるアカネキスジトラカミキリ。
エゾノエキの材から割り出したアカネキスジトラカミキリ(北海道産)
アカネキスジトラカミキリの顔面には黄色い二つの紋が見られる(北海道産)
エゾノエキの材採集で羽化したアカネキスジトラカミキリ(北海道産)
2023年 北海道(羽化) エゾエノキ材から羽化したアカネキスジトラカミキリ
2013年 広島県(割出) 知人のS氏から初めて頂いたアカネキスジトラカミキリ
[アカネキスジトラカミキリの入っていたエゾノエキの材]
[アカネキスジトラカミキリ:近似種との比較]
左から①→③
①:キスジトラカミキリ(小楯板が黄色く、上翅後方の黄色帯が太い。頭部と胸部の境目付近が黄色が目立つ・上翅中央の細い模様は中央が突出する)
②:アカネキスジトラカミキリ(小楯板が黄色・上翅中央の細い模様は山形)
③:アカネトラカミキリ(小楯板が黒色・上翅中央の細い模様は綺麗なハの字型)
※ あくまでも個人的な感想です。
本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・
キスジやアカネは普通に見られますが、このハーフの方は得にくいようで出会ったことがありません。
3種を並べての比較してはとても分かりやすいです。
やはり外部形質の違いを見出すのは重要で、昨今のルリクワガタ属の様にゲニに頼り過ぎた分類はどうも好きになれませんね。
わたしは、エノキタケの味噌汁が好きです。
アカネキスジトラカミキリ、北海道でも見つかってるようです、驚きましたが、今後探してみたいですね(^O^)
アカネトラもキスジトラも普通に良く見ますよね。ハーフは本州でも得難いらしいですね。
ゲニによる種の分類は難しいと思います。ぼくはまだやったことないんですが、勉強のために一度やってみたいきもします。
桜子さんはエノキタケ派なんですね、ぼくはマツタケ派です!あの気品高き香り、食べ応えのある食感。まだ食べたことないですけどね
エゾエノキはみそ汁に煎じていれると永遠の若さが手に入りますよp(^^)q
孫たち、中1、小6、小4の男たちですので目を輝かせてのぞくのでは。早く帰宅しないかと待っています。
これからよろしくお願いいたします。
最近はすっかり蛾とカミキリにみせられてしまいブログは蛾とカミキリメインになりつつありますが、北海道の他の虫たちの画像も交えながらやりたいとおもっております。
これからも宜しくお願いいたします(^O^)/