いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

アクアラインで行くライヴ。

2009-05-23 21:45:39 | 日記
 東京湾の下を走っている。アクアラインです。途中から海上に出て、
あっという間に東京湾の向こう側、木更津に入りました。ここからは
山間、山林が続きます。

 バスは17時30分すぎに君津市民文化ホールの横のターミナルに
着きました。今日は、君津市に来ています。
 君津市民文化ホールは丹下健三さんの設計監理の建物で、田園
の中、生垣に囲まれ、ホールに導く長いスロープが印象的な建物です。

 君津市民文化ホールでの財津和夫さんのライヴ&トーク。ホールは、
ステージが見やすい設計になっています。前の席が気にならない傾斜
ですが、特にその勾配も気にならない。ステージが手に取るように、
と言ったらいいのでしょうか、よく見える。
 音響もいいし、今日は音のアンサンブルもいいですね。声、楽器音
(の構成)がしっかりしています。聞きごたえがある、ということで
す。

 今日の財津さんは、オープニングではトークを控え目にして、曲を
続けていきます。
 「ストーヴ」では、映像の中に、財津さんがステージで使っていた
ヤイリギター(YD88BKNポール・マッカートニーモデル)をスタンドに
立てかけて登場させました。6畳ひと間の畳の部屋にヤイリギター
を立てかけて、部屋には開けた窓から風が吹きこんでいる。
 
 「1962で抱きしめたい」の前に、トークを入れました。財津さん。
 1962年にビートルズがデビューして、今でも強く、大きくバン
ドに影響を与えている。ビートルズはとてつもない大きな存在。その
10年後の1972年にチューリップがデビューしている。チューリ
ップがデビューした頃は、20代で、気持もギスギスしていて、その
時に出会っていたら、きっとやさしくできなかったと思う。
 その後、年もとり、包みあえるような気持、愛がわかってきて、そ
ういう時に出会えてよかった。若い時に出会っていたら、こんな気持
ちわからずにいた、という曲が「1962で抱きしめたい」です、と言っ
て歌い始めます。

 財津和夫さんが、年を取るのも悪くはないとのメッセージ。
 「もしも あの頃に 僕たちが 会ってたら こんな 包みあえる
愛 知らずにいたね」
 「はじめて見た時から なぜか なつかしい。 長い坂道を登った
ら 君の家 僕を見つけた その時が ふたりのウェディングタイム」

 財津和夫さんの艶のあるメロディラインに揺れて流れるようなリズ
ムがからんで、極上のという気分のラブソングにしています。
 そして、年を取るのも悪くないというメッセージをストレートに見事
に表現した詞(言葉)、楽曲です。
 ステージでライヴで聞いてください。
 
 

 
 

 

 

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