いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

不自由に対する安心のシステム開発。

2009-08-12 19:47:25 | 日記
 8月11日、早朝起きた駿河湾内地震は、24時間多くの多種類の高速車
が走る東名高速道路の路肩損壊という信じられない被害をだした。
 あらわになったアスファルトの厚さとその下の崩壊したスカスカ(大量の雨
が降った後とはいえ)の盛り土に、地震でなくても不安が走る(調査の結果、
上下両車線にも影響がでる可能性。管理する会社も、想定外だった、と)。

 ハイブリッド車(HV)の運転のエンジン音が静かで、視聴覚不自由者の安全
歩行に障害があることがわかった。
 同じ思いは、自転車の高機能化でも日常遭遇する。音もなく背後から近づ
いて、それも相当のスピードで狭い歩道の脇を突然通り抜けて、ドキッとする
経験、誰にもあるはず。

 運転者からすると、静かなエンジン音、車輪回転音というのは心地よくて
リラックスできて、まわりの環境もよく把握でき、安全運転には問題のない
快適環境。

 テクノが高度化すると、まわりの安全水準がひとり浮いてしまって、逆に
危険度が高まるという、社会ニーズのパラドックッス。 
 天然ガスも、本質は無色透明、無臭で、そのままでは安全性に問題があ
り、人工的に臭いを付けて安全対応をしている。

 環境保護時代をむかえて、これから車はハイブリッド車、電気自動車(EV)
中心になっていく。電気自動車になれば、運転音はさらに静かになって接近
を予知しにくい。

 業界では普及の高いハイブリッド車に、人工的な音を備えて安全対応を考
えている。
 車同士の接近、危険表示のシステム開発はコンピュータ化により、そこま
でやるのか、ぐらい多機能で進化している。

 そうしてみると、自然環境と向かい合う、または共生する、「人間」の機能
補助、保護についてどれだけ進化し、近代化、高度化、商品化されているの
か。

 これから、高年齢者が過半数近くを占める社会の安全対応への取り組み
も含めて、日常、外の歩行で不自由を感じている「人々」のアメニティ整備に、
「人」の側からの画期的な安全対応システムの開発が待たれる。
 価値ある、「人間」への投資だ。
 

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