名古屋・栄(さかえ)ミナミ音楽祭。名古屋は、ひとの動線が近年、栄地区から名駅前に
集中していて、5月8,9日の両日にかっての中心街の栄地区が再び集客を呼び込もうと街
中が音楽のステージとなって、街中に音楽が溢れる一日の恒例の音楽イベントが開催され
た。
デパートの角々、そこらじゅうの街角での路上ライブが開催されて、音楽が街中に溢れで
る一日。若いミュージシャン中心に150組のアーティストが参加した。
かっては、栄地区に集客が集中していた名古屋では、名駅地区に集客を促進しようと「エ
キトピア」という名駅地区野外イベントを開催した。その後、名駅地区にはミッドランド・スクエ
ア、タワーズと高層ビル群が次々と建設されて、駅前というロケーションにも恵まれて高島屋
デパ、トヨタの東京本社機能の移転により、いっきに名古屋の中心点、ランドマークが名駅地
区に移行していた。名古屋の中心街が名駅前に移っても、野外イベント「エキトピア」は、今も
継続されている。
立場が逆転した栄地区では、五月の栄みなみ地区街全体を音楽で埋め尽くすイベントで集
客を呼び戻そうと、栄ミナミ音楽祭を開催している。
栄地区は幅100メートル道路が中央を貫いており、名駅よりも空間に余裕があり、名駅地
区に人の動線の重心が移っても、かえって市民には過ごしやすい、こころ安らぐ快適な生活
ゾーニング(zoning)となってきた。かっては激しかった車の渋滞もお陰で緩和されている。
そこで、五月晴れのキラキラした深緑の光の中で、メインステージのひとつの矢場公園の
特設ステージでは5月9日に奥華子、ブレッド&バター、杉山清貴他のコラボレーション・
コンサートが開催されていた。
各ミュージシャンがそれぞれの本番前にリハーサル、音合わせを入念に行って本番コンサ
ートに臨んでいた。ひとり、ブレッド&バターだけは、湘南オールドボーイズの自然体でサポ
ートギターとのスピーカーのコンポジット(composite:混合音)を確認、アジャスト(adjustment)
したまま、リハーサルのはずがそのまま「湘南ガール」をフル・スコア(score)歌い切ってしま
って、すっかりいつしか本番コンサートに突入してしまっていたのが、彼ららしかった。
「ホテル・パシフィック」、「あの頃のまま」、「ピンク・シャドウ」、「ファイン・ライン」と名古屋の
熱い五月の街に湘南の風を吹き込んできた。
栄地区みなみ街中がステージの中、五月晴れの好天にも恵まれて、音楽に彩られた自由と
個性と多様性が躍動する、街のエネルギーを体感した。
名駅前地区の商業ゾーニングと栄地区の生活文化ゾーニングとのすみ分けも、いいのでは
ないのか。市民の市場、文化の選択肢が明確で、多様で豊富な街づくりもいい。
集中していて、5月8,9日の両日にかっての中心街の栄地区が再び集客を呼び込もうと街
中が音楽のステージとなって、街中に音楽が溢れる一日の恒例の音楽イベントが開催され
た。
デパートの角々、そこらじゅうの街角での路上ライブが開催されて、音楽が街中に溢れで
る一日。若いミュージシャン中心に150組のアーティストが参加した。
かっては、栄地区に集客が集中していた名古屋では、名駅地区に集客を促進しようと「エ
キトピア」という名駅地区野外イベントを開催した。その後、名駅地区にはミッドランド・スクエ
ア、タワーズと高層ビル群が次々と建設されて、駅前というロケーションにも恵まれて高島屋
デパ、トヨタの東京本社機能の移転により、いっきに名古屋の中心点、ランドマークが名駅地
区に移行していた。名古屋の中心街が名駅前に移っても、野外イベント「エキトピア」は、今も
継続されている。
立場が逆転した栄地区では、五月の栄みなみ地区街全体を音楽で埋め尽くすイベントで集
客を呼び戻そうと、栄ミナミ音楽祭を開催している。
栄地区は幅100メートル道路が中央を貫いており、名駅よりも空間に余裕があり、名駅地
区に人の動線の重心が移っても、かえって市民には過ごしやすい、こころ安らぐ快適な生活
ゾーニング(zoning)となってきた。かっては激しかった車の渋滞もお陰で緩和されている。
そこで、五月晴れのキラキラした深緑の光の中で、メインステージのひとつの矢場公園の
特設ステージでは5月9日に奥華子、ブレッド&バター、杉山清貴他のコラボレーション・
コンサートが開催されていた。
各ミュージシャンがそれぞれの本番前にリハーサル、音合わせを入念に行って本番コンサ
ートに臨んでいた。ひとり、ブレッド&バターだけは、湘南オールドボーイズの自然体でサポ
ートギターとのスピーカーのコンポジット(composite:混合音)を確認、アジャスト(adjustment)
したまま、リハーサルのはずがそのまま「湘南ガール」をフル・スコア(score)歌い切ってしま
って、すっかりいつしか本番コンサートに突入してしまっていたのが、彼ららしかった。
「ホテル・パシフィック」、「あの頃のまま」、「ピンク・シャドウ」、「ファイン・ライン」と名古屋の
熱い五月の街に湘南の風を吹き込んできた。
栄地区みなみ街中がステージの中、五月晴れの好天にも恵まれて、音楽に彩られた自由と
個性と多様性が躍動する、街のエネルギーを体感した。
名駅前地区の商業ゾーニングと栄地区の生活文化ゾーニングとのすみ分けも、いいのでは
ないのか。市民の市場、文化の選択肢が明確で、多様で豊富な街づくりもいい。