05年のチューリップ以来の東京NHKホールに来ています。午後8時30分、財津和夫コ
ンサート2010が今終ったところです。ホール3階までいっぱいに詰めかけた観客がいっ
せいにロビーに出始めました。
隣を歩く二人連れの男性から、「何回か見たけれど、今日が一番よかった。2時間があっ
という間だった。」という感嘆の声が聞こえてきます。
東京NHKホールは、サイドも広く3階吹き抜け(1階がスロープ状の2階構造で実質4階
相当の巨大空間)の高層天井で、座席の広がる角度もなだらかで広く長く、音の広がり、伝
わり、音響効果の高いホールです。サウンドがきれいに伝わり、こういうホール構造には、
財津さんの歌は似合います。
中央ロビーにはNHK songs、藤井フミヤ、草野夏生さん他からプレゼントの花が飾られて
人混みができています。
午後6時30分すぎに、ナス紺シャーツの財津和夫さんがセンターマイクに登場して、コ
ンサートは始まります。会場後方から男性の「財津ーッ」という掛け声が3,4人と続けて
かかります。
ライトがステージ全体に広がって、「wake up」でオープニングです。今日の「wake up」
は、流れるようにスピード感あふれる楽曲のよさ、財津メロディのよさが全面に出たいい曲
になりました。
財津さんはオープニングから相当力を入れて、いきなりフル・スロットル(full throttle)
で強い声で歌い始めました。ホールの構造、音響効果、地元の東京、ホール3階までいっぱ
いの観客と、モチーブパワーも整って、自然に力が入るのがよく伝わってくる今日の財津さ
んのステージングです。
「5年前にグループとしてこのステージに立った記憶があります。今日はひとりでがんば
ります。」「恋は素顔のままで」は、声の伸びもよく、楽器のトランペットのような破裂音
を思わせる財津さんの力強い声がホールを支配しています。流れるようにゆれてスピード感
あふれる財津メロディが続きます。
「急行の停まる街」、一転、落ち着いた情感あふれるメロウな声で、起承転結のアクセン
トのある特徴のある財津メロディが、日常の風景、営みを歌として映し出します。モチーフ
の東京で聞いていることが、いっそう脳内スクリーンに映し出す映像があざやかに魅せます。
「メルティング」、「君の指」も財津さんの声、音のボリュウームが重厚に広がって、いっそう
言葉(lyrics)のひとつひとつを情感あざやかに伝えてきます。
「いつでも音楽へのチャレンジャーでなければいけないということで、がんばって他のミュ
ージシャンにも参加していただいて、新しいオリジナルアルバムつくりました。」
今日の楽器のアンサンブル(ensemble)は、ホールの空間が広いこともあるのでしょう、
ベース音が強くハーモニー(harmony)されて音に厚み、深み、重厚さをアレンジしていま
す。
「たったひとりのオーディエンス」では、その重厚さ、音の領域を深く厚くアレンジ、アン
サンブルして壮大なサウンド空間にしました。曲のモチーフとは別の、宇宙空間に浮遊する
壮大さを伝えてきます。シンセ、ドラム音が効果的に使われています。
「民主党代表選、コートジボワールとのサッカー強化試合もあったのに、コンサートに来
ていただいてありがたいことです。ぼくたちの年代のミュージシャンはみんな年なんですけ
ど元気でがんばっていますから、がんばっている以上ぼくもなかなかやめるわけにはいきま
せん。早くやめてくれれば、ぼくもぼくもと続いていけるんでしょうが、まだまだあの人ま
でもががんばっていますんでね。」
「ぼくたちのひとつ前の世代のミュージシャンに、ものすごい印象的なインパクトもった
人がいます。玉置浩二さん。ちょっと信じられない一体どうなっているのかわかりませんが、
ミュージシャンという広い意味では仲間です。すごい勇気づけてくれるんですが。」
「ストーブ」、やはりホール空間を活かした重厚なサウンド効果でしょう、シンプルで深い
すばらしいボイス、サウンド構成になりました。
抑揚のある財津ボイス、歌い方の「あの星にもどろう」も印象的です。柳澤くんのギター
ハーモニーが効果的です。
「our song~3フィートの高さから~まるで愛のように」のコンポジット(composite)も、
余裕のある自由自在の音の出し入れ、アレンジ、楽曲の質の高さを楽しんでいる、財津さん
の多様で多作の音楽に賭けた人生を静かに淡々とその歴史を見る思いの楽曲構成にしま
した。
「ある人が言うには、今回のコンサートはいままでよりも、いいねと言うんです。これに
は伏線がありまして、トークが短いんで曲ばかりだから、すっきりいけると言うんです。た
しかにトーク苦手ですから、できるだけトーク短い方がいいんですけれど。秋から、そのラ
イブ&トークコンサート始めます。今回行けなかった全国の小さい街のちいさいホール中心
に、内容も変えてライブ&トークコンサートでまわります。」
ダブルアンコールでは、財津さん、グッズ販売もしているグレーのTシャーツ(KZマーク
入り)に着替えて登場して、「二人だけの夜」で応えました。
チューリップ、財津フリークのタレントの方もお見えになっていたと聞きました。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf)
柳澤二三夫(G)
山内和義(B)
小泉信彦(Pf)
田中トオル(Ds)
ンサート2010が今終ったところです。ホール3階までいっぱいに詰めかけた観客がいっ
せいにロビーに出始めました。
隣を歩く二人連れの男性から、「何回か見たけれど、今日が一番よかった。2時間があっ
という間だった。」という感嘆の声が聞こえてきます。
東京NHKホールは、サイドも広く3階吹き抜け(1階がスロープ状の2階構造で実質4階
相当の巨大空間)の高層天井で、座席の広がる角度もなだらかで広く長く、音の広がり、伝
わり、音響効果の高いホールです。サウンドがきれいに伝わり、こういうホール構造には、
財津さんの歌は似合います。
中央ロビーにはNHK songs、藤井フミヤ、草野夏生さん他からプレゼントの花が飾られて
人混みができています。
午後6時30分すぎに、ナス紺シャーツの財津和夫さんがセンターマイクに登場して、コ
ンサートは始まります。会場後方から男性の「財津ーッ」という掛け声が3,4人と続けて
かかります。
ライトがステージ全体に広がって、「wake up」でオープニングです。今日の「wake up」
は、流れるようにスピード感あふれる楽曲のよさ、財津メロディのよさが全面に出たいい曲
になりました。
財津さんはオープニングから相当力を入れて、いきなりフル・スロットル(full throttle)
で強い声で歌い始めました。ホールの構造、音響効果、地元の東京、ホール3階までいっぱ
いの観客と、モチーブパワーも整って、自然に力が入るのがよく伝わってくる今日の財津さ
んのステージングです。
「5年前にグループとしてこのステージに立った記憶があります。今日はひとりでがんば
ります。」「恋は素顔のままで」は、声の伸びもよく、楽器のトランペットのような破裂音
を思わせる財津さんの力強い声がホールを支配しています。流れるようにゆれてスピード感
あふれる財津メロディが続きます。
「急行の停まる街」、一転、落ち着いた情感あふれるメロウな声で、起承転結のアクセン
トのある特徴のある財津メロディが、日常の風景、営みを歌として映し出します。モチーフ
の東京で聞いていることが、いっそう脳内スクリーンに映し出す映像があざやかに魅せます。
「メルティング」、「君の指」も財津さんの声、音のボリュウームが重厚に広がって、いっそう
言葉(lyrics)のひとつひとつを情感あざやかに伝えてきます。
「いつでも音楽へのチャレンジャーでなければいけないということで、がんばって他のミュ
ージシャンにも参加していただいて、新しいオリジナルアルバムつくりました。」
今日の楽器のアンサンブル(ensemble)は、ホールの空間が広いこともあるのでしょう、
ベース音が強くハーモニー(harmony)されて音に厚み、深み、重厚さをアレンジしていま
す。
「たったひとりのオーディエンス」では、その重厚さ、音の領域を深く厚くアレンジ、アン
サンブルして壮大なサウンド空間にしました。曲のモチーフとは別の、宇宙空間に浮遊する
壮大さを伝えてきます。シンセ、ドラム音が効果的に使われています。
「民主党代表選、コートジボワールとのサッカー強化試合もあったのに、コンサートに来
ていただいてありがたいことです。ぼくたちの年代のミュージシャンはみんな年なんですけ
ど元気でがんばっていますから、がんばっている以上ぼくもなかなかやめるわけにはいきま
せん。早くやめてくれれば、ぼくもぼくもと続いていけるんでしょうが、まだまだあの人ま
でもががんばっていますんでね。」
「ぼくたちのひとつ前の世代のミュージシャンに、ものすごい印象的なインパクトもった
人がいます。玉置浩二さん。ちょっと信じられない一体どうなっているのかわかりませんが、
ミュージシャンという広い意味では仲間です。すごい勇気づけてくれるんですが。」
「ストーブ」、やはりホール空間を活かした重厚なサウンド効果でしょう、シンプルで深い
すばらしいボイス、サウンド構成になりました。
抑揚のある財津ボイス、歌い方の「あの星にもどろう」も印象的です。柳澤くんのギター
ハーモニーが効果的です。
「our song~3フィートの高さから~まるで愛のように」のコンポジット(composite)も、
余裕のある自由自在の音の出し入れ、アレンジ、楽曲の質の高さを楽しんでいる、財津さん
の多様で多作の音楽に賭けた人生を静かに淡々とその歴史を見る思いの楽曲構成にしま
した。
「ある人が言うには、今回のコンサートはいままでよりも、いいねと言うんです。これに
は伏線がありまして、トークが短いんで曲ばかりだから、すっきりいけると言うんです。た
しかにトーク苦手ですから、できるだけトーク短い方がいいんですけれど。秋から、そのラ
イブ&トークコンサート始めます。今回行けなかった全国の小さい街のちいさいホール中心
に、内容も変えてライブ&トークコンサートでまわります。」
ダブルアンコールでは、財津さん、グッズ販売もしているグレーのTシャーツ(KZマーク
入り)に着替えて登場して、「二人だけの夜」で応えました。
チューリップ、財津フリークのタレントの方もお見えになっていたと聞きました。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf)
柳澤二三夫(G)
山内和義(B)
小泉信彦(Pf)
田中トオル(Ds)