いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ハブ空港化 (空港の行政サービス化)。  hub air port

2009-10-15 19:52:32 | 日記
 東アジアが経済的な資源地域として台頭し始めた、もう数十年前にアジアの国際
的なハブ空港(hub air port:国際拠点となる空港)の必要性、利便性が強調され
だした。

 一時は、経済大国として著しい日本の東京、羽田空港がその役割をしていたと思
うけれど、羽田空港は、アクセスは利便性を備えているものの、手狭(滑走路不足)
で、夜間飛行(24時間空港)もできずに、そのうち、ハブ空港が東南アジアに移
っていった。

 アジアの年間国際旅客数(07年データ)をみると、中国便を含む香港が4700万
人でトップ、続いて3670万人のシンガポール、日本(成田)の3440万人となって
いる。ちなみに、羽田は一部国際線となって200万人、関西は1100万人。成田の
アクセスの不便さ、ロケーションの悪さ、関西は地方都市というロケーションもあり、
アジアの他の主要空港に遅れをとることになった。

 日本にとって、ハブ空港化は、国および利用者にとって、政治、経済、文化のグ
ローバル化、アジア重視の世界事情へのアクセスとして、欠かすことのできない重
要課題であった。

 羽田空港の沖合埋め立てによる滑走路増設で、24時間空港への技術的な問
題もクリアーできて、羽田空港は、ハブ空港化へ向けて、もっとも条件の整備され
た空港となった。

 羽田空港にも、都心空港としての安全性の問題、環境アセス(assessment)の問
題もあり、また成田、関西、中部空港との共存(すみ分け)関係、日本全国の供給
過多の空港立地問題の解消と、空港問題はさらなるテーマも多岐にわたる。JALの
再建問題もある。

 ハブ空港化をめぐる地域エゴ(egoism)の突出ではなく、日本の空のアクセスの
環境整備を、包括的に、計画的に、効果的に考え、推進したい。

 羽田のハブ空港化で、成田との一体化、他の空港との共存(すみ分け)論議は、
深める必要があり、空港整備の一環として「一本筋」の通ったハブ空港化(hub)
対応が大切だ。

 あわせて、空港への国、自治体機能の進出、整備も推進して、行政拠点としての
あらたな視点から、空港での効果的な行政サービス事業を展開すべきだ。

 
 
 



 

 

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