いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

民進党の進むべき道。 the way the democratic party should advance

2017-07-09 19:51:58 | 日記
 (1)都議選で自民党は改選数の半分以下に議席を減らした歴史的大敗を喫(きっ)したが、共産党がわずかでも議席を伸ばした中で民進党は少ない中でもさらに議席を減らした。

 都議選を前に民進党からの離脱が止まらずにすでに政党として闘う組織力が崩壊しているから当然の結果であり、国民の間でも、世間でも、もちろん当の民進党内においてもすでに驚くことではない既定事実として受け止められている。

 (2)弱小野党が選挙のたびに敗北を責任に執行部が交代していては、政党組織体としてなりゆかなくなることはもちろんだが、このままでは反転攻勢というダイナミズム(
dynamism)も失うことになり、民進党の明日はない。

 かっての社会党が国際社会がイデオロギー闘争、政治から経済協調主義に転換した時代の変化についていけずに衰退していった運命の姿を追いかけることになる。

 (3)わずか8年前に国民の圧倒的な支持、期待の中で戦後一貫して続いてきた(わずかに一時連立政権時代はあった)自民党長期政権に代わって本格的政権交代を実現した民主党(当時)としての民進党のあまりに早い政治崩壊の末路だ。

 イデオロギー政治がすでに古い政治思想となっている中で、民主党その後の民進党は党内の思想対立にしばられて新しい政治の風をとらえられずに党内結束がはかられてこられなかった。

 (4)09年の民主党政権は、公共事業の見直し、中止、高速道路の無料化、高校授業料の無償化、ついでに当時の鳩山代表の個人的発言の普天間飛行場の国外少なくとも県外という革新的な政策が国民の支持、期待を受けた。

 その後の革新的政策推進の財源、計画不足が露呈して政権自己崩壊したが、当初は革新的政治テーマは画期的でありこれまでにない政策政治集団としての魅力はあった。

 (5)支持率が回復しないまま民進党と改名して、党代表として選挙に強い、選挙の顔として現在の蓮舫代表を選んだが、それが民進党への国民のわずかの魅力への選択、方法の失望となり、もちろん蓮舫代表となってからも支持率はヒト桁に低迷したまま今回の都議選でも選挙に強い期待の東京選挙区の蓮舫代表のもとでも議席を減らす衰退となった。

 (6)民進党が進むべき道(the way the democratic party should advance)は09年時代のような革新的政策集団としての魅力ある政治への転換だ。
 一度の失敗で落ち込まずにおもしろい政策を、今度は熟慮して出してみろ。

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