どうしても近々に必要だったので、中古で普及型望遠レンズを探すことにしました。
条件としては300mm付近までカバーされていること。なるべくワイド側が充実していること。PENTAX純正であること。価格が安いこと。
そこで手に入れたのはこのレンズ。
smc PENTAX FA80-320mm F4.5-5.6です。色は黒が良かったのですが、たまたまシルバーしかなかったのでまぁいいや、ということで。価格は1万円以下でした。
本当はデジタル専用の55-300辺りがほしかったのですが、フィルムカメラも一応使うので、絞りリングもないレンズはな~ということなど色々考えると必然的にこのレンズ一択となってしまいました。
しかしこの個体、店頭では気がつかなかったのですが、よく見ると前玉にキズがあったり、焦点移動が結構あったりとちょっと残念な状態・・・。
ズームレンズはどうしてもテレ-ワイド間で焦点移動が起こります。それをいろいろな手段で補正するわけです。それでも若干中間焦点ではずれが出たりします。
マニュアルレンズの時代に比べて、AFレンズはその辺りの作りが甘いようです。
返品して同じレンズを探している時間も無い。現役時代このレンズを何本か修理した経験はあったので、調整を試みましたが、いかんせん手元に部品がない・・・。当然前玉のキズは部品交換するしかないですし、写りにはほとんど影響しないので忘れることにしました。
テレ端、ワイド端の焦点調整はレンズによって異なりますが、このレンズは専用ワッシャー(シム)を使って調整します。この頃のFAレンズのワッシャーは、だいたい同じ形状ではあるのですが、当然うちに部品なんてあるわけもなく。色々なものを試して強引に調整。
でも、中間の焦点距離は若干ズレます。こればかりは中のカム環やらレンズやら変えて改善されるか、それとも改善しないかはやってみなければ判りません。
もしかしたら分解してカムや軸などの清掃で改善するかもしれないけど、どうかなぁ・・・、という感じなのでこれで良しとしました。スプリットマイクロプリズムマットを入れたカメラ&マグニファイヤーで確認すれば、あーズレてるなー位の感覚ですがね。まぁ、私が細かい精度気になる質なのでうだうだ書いていますが、通常の修理だと十分規格内に調整できてます。
まだ試写してないので、写りはどうかな。高倍率ズームですからあまり期待するのも間違いですからね。
高倍率ズームなので、やたら鏡筒伸びるし、AFも繰り出し式なのでさらに伸びます。AFも遅い。そりゃこれだけ伸びてしかもカプラー式ですからねー。
あ、写真のフードは高校時代使っていたタムロンの80-210mm F3.8-4.0用のフードです。ちょうど80mmスタートのレンズでフィルター径58mmなので流用することにしました。
タムロンのレンズ、久々に触ってみたら絞り粘ってました・・・。いつか修理しなくちゃな-、っていつ出来るんだろう・・・笑。
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