馴れてないのに家猫気取り
逃げるくせに後追いで
触らせないのに甘えん坊
クウのことです。
リンが連れて来たよちよち歩きの頃から家裏で4ヶ月、中に保護して8ヶ月、かれこれ1年あまりの付き合いです。でもいまだに触ることすらできません。うっかり手を出そうものならすかさず猫パンチが飛んでくる。しかも爪丸出しで容赦のないやつ。近付けばノラ特有のダッシュ逃げ。1年以上もお世話しているのに、保護者に対してはいまだに警戒心の塊なのです。
クウはテレビが大好きです
一方8ヶ月以上も家の中で暮らしていると、その暮らし振りは普通の(保護者に馴れた)家猫と何も変わりません。触らせないけど自分からは触れるようで、ご飯催促でスリスリしてきたり、寝ているときに手足にじゃれついてきたり。これが不意をつかれて大変痛いので恐怖です。他の仕草も家猫そのもので、野生児とはいえ普段はのんびり感に満ちている。
とってもかわいい野生児です
でも、家にお迎えした当初のクウは深い孤独と不安の中にいたに違いない。里親さん宅に移したときのハリーの怯えを知った今は、それがわかる。あのおっとりハリーにしてそうなのだ。家猫にとって、保護者に馴れてないということがどれだけ大きなハンデか。馴れない猫に保護者はぼやくが、猫の立場からすればそれは不安以外の何物でもないのだ。当時のクウは母親のリンにも邪険にされていた。キーの存在が唯一の救いだった。
ツインズ(キーとクウ)は大の仲良し
でもいつも書いているように、子ニャンというのは本当にすごい。その勇気と忍耐と根性は感動もんだ。人間にはとても真似できるもんじゃない。ビクビクと逃げまくっていたクウは、今では他の猫にも慣れて、保護者の存在にも慣れて、自力で状況を改善してきた。そして、冒頭のような状態になったのです。ここまで進歩しただけでも、お迎えした甲斐があったというものだ。
リンとの関係も復活して今ではまるでコバンザメ
もしリン一家を保護しないであのまま離散させていたら、人に媚びることができないクウは生きていけただろうか。何故クウが人に馴れないのかはわかりません。幼少から見ていてトラウマがあるとは思えないし、野生だった先祖の遺伝子が復活して人間を拒否しちゃうとか。ノラであろうが家猫であろうが、クウが生きていくためには人間と関わらざるを得ない。クウは、やっぱり運命的なハンデを背負った猫なのかな。
一時は険悪だったちび太との仲もすっかり修復
などとどうでもいいことをぶつぶつ言いながら、問題は今後のクウがどうなるかです。家庭内ノラの状態が永遠に続くのか。町会内の知り合いは、愛護センターから引き取った猫がなかなか馴れなくて、1年半経った最近になってようやく触れるようになったと言う。そうさ、クウなんてまだ序の口だ。その知り合いは言ってました。それでも、猫ちゃんは家族同然の存在なんだと。もちろん自分にとっても、クウは家族同然です。
それでは気長に、"じゃじゃ馬馴らし"を楽しむとしますかね。
お姉さん座りだってお手のもの(クウは♂です)
逃げるくせに後追いで
触らせないのに甘えん坊
クウのことです。
リンが連れて来たよちよち歩きの頃から家裏で4ヶ月、中に保護して8ヶ月、かれこれ1年あまりの付き合いです。でもいまだに触ることすらできません。うっかり手を出そうものならすかさず猫パンチが飛んでくる。しかも爪丸出しで容赦のないやつ。近付けばノラ特有のダッシュ逃げ。1年以上もお世話しているのに、保護者に対してはいまだに警戒心の塊なのです。
クウはテレビが大好きです
一方8ヶ月以上も家の中で暮らしていると、その暮らし振りは普通の(保護者に馴れた)家猫と何も変わりません。触らせないけど自分からは触れるようで、ご飯催促でスリスリしてきたり、寝ているときに手足にじゃれついてきたり。これが不意をつかれて大変痛いので恐怖です。他の仕草も家猫そのもので、野生児とはいえ普段はのんびり感に満ちている。
とってもかわいい野生児です
でも、家にお迎えした当初のクウは深い孤独と不安の中にいたに違いない。里親さん宅に移したときのハリーの怯えを知った今は、それがわかる。あのおっとりハリーにしてそうなのだ。家猫にとって、保護者に馴れてないということがどれだけ大きなハンデか。馴れない猫に保護者はぼやくが、猫の立場からすればそれは不安以外の何物でもないのだ。当時のクウは母親のリンにも邪険にされていた。キーの存在が唯一の救いだった。
ツインズ(キーとクウ)は大の仲良し
でもいつも書いているように、子ニャンというのは本当にすごい。その勇気と忍耐と根性は感動もんだ。人間にはとても真似できるもんじゃない。ビクビクと逃げまくっていたクウは、今では他の猫にも慣れて、保護者の存在にも慣れて、自力で状況を改善してきた。そして、冒頭のような状態になったのです。ここまで進歩しただけでも、お迎えした甲斐があったというものだ。
リンとの関係も復活して今ではまるでコバンザメ
もしリン一家を保護しないであのまま離散させていたら、人に媚びることができないクウは生きていけただろうか。何故クウが人に馴れないのかはわかりません。幼少から見ていてトラウマがあるとは思えないし、野生だった先祖の遺伝子が復活して人間を拒否しちゃうとか。ノラであろうが家猫であろうが、クウが生きていくためには人間と関わらざるを得ない。クウは、やっぱり運命的なハンデを背負った猫なのかな。
一時は険悪だったちび太との仲もすっかり修復
などとどうでもいいことをぶつぶつ言いながら、問題は今後のクウがどうなるかです。家庭内ノラの状態が永遠に続くのか。町会内の知り合いは、愛護センターから引き取った猫がなかなか馴れなくて、1年半経った最近になってようやく触れるようになったと言う。そうさ、クウなんてまだ序の口だ。その知り合いは言ってました。それでも、猫ちゃんは家族同然の存在なんだと。もちろん自分にとっても、クウは家族同然です。
それでは気長に、"じゃじゃ馬馴らし"を楽しむとしますかね。
お姉さん座りだってお手のもの(クウは♂です)