今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ヒョウのお色気攻勢とボケボケ保護者

2024年02月14日 | ヒョウ
家猫修行中のヒョウです。
ヒョウと言えば、忘れることのできない保護時の苦い経験。
保護したヒョウが子育て中だったと後になって気づいた。
子供たちを探したが居場所がわからない。
いろいろ悩んだ結果、ヒョウのR(元に戻す)はしなかった。
※ヒョウカテゴリの前回記事「捜索断念 ヒョウの子供」参照


保護部屋にて (昨年11月頃)

当時の自分の判断は正しかったのだろうか。
猫日記や当時の写真から、もう一度事実関係を詳しくチェックしてみた。
ヒョウの出産は8月21日か22日でほぼ間違いない。実際その2日間だけ店に来ていない。
保護したのが10月15日なので、その時子供たちは生後55日だったことになる。
ヒョウの乳房を見て、子育て中だったと気づいたのがその6日後。
さて、生後2ヶ月の子猫が親を失ってその場に6日間も居続けるだろうか。
ずっと鳴き続けていたヒョウだが、元の場所に放たれて子供たちを探しに行くだろうか。
どう考えてもどちらの可能性も低そうだし、逆にヒョウが路頭に迷いかねない。
ヒョウをRしなかったのは今でもやむを得なかったと思います。でもそれは、自分がヒョウ親子にしてしまった仕打ちを正当化するものではない。
それにしてもヒョウのお腹が大きくなって小さくなった頃の日記を読み返すと、まったく如何に能天気だったか、まさに忸怩たる思い です。

ひとつ言えること、ノラの子猫の1才生存率が20%程度という厳しい現実だ。
※生存率50%という報告もある。
秋にノラに生まれたかもしくは捨てられた子猫は、人の施しがない限りまず冬を越せない。
ヒョウの子供を想うのなら、全国の何十万という子猫たちの厳しい現実を憂うべきなのだ。

モドキケージの上でゴロンゴロン

現在のヒョウはと言うと、相変わらずビービー鳴き続け。
年末から年を明けてのしばらくは発情期を迎えた。
ヒョウをケージから出すとモドキやダイフクのケージの前ですかさずモーション。
逆にモドキやダイフクをケージから出すとヒョウのケージの前にべったり。
これまで見たこともないほどの雌猫のお色気攻勢でした。

これは危ない。保護者としては注意、注意。
何しろ保護部屋の猫たちはレオを除いてまだ手術前。
ところが、わが家の保護者(自分と妻のことです)ときたらボケの連発で・・。

モドキのケージの前でモドキを誘ってます

まず最初は妻、ケージの掃除中、うるさいヒョウを出したままちょっと保護部屋を離れて戻ると、モドキがヒョウの上に乗っていた。モドキのケージを閉め忘れていたのです。
慌てて2匹を離したが、それからは細心の注意が必要だと夫婦で話し合った。
ところがその数日後、今度は自分がダイフクのケージ閉め忘れで2匹が合流。ヒョウの上に乗っているダイフクを見て慌てて離した。それまでまったく"その気"なさそうだったダイフクに油断したのがまずかった。
さらにその後、今度は妻がダイフクのケージが開いたままヒョウを出してまた同じことが。

3回も同じことを繰り返し、何が細心の注意だとほとほと自分が嫌になった夫婦でした。
ただ3回とも時間的にはほんのわずか。
猫たちの方が前触れも何もない電光石火の早業だったのです。
それで本懐を遂げるなんてまず無理だろうと、また能天気ぶりを発揮した保護者でした。
が、ボケはそれだけで治まらなかった。しかも今度はアウトと認めざるを得ない大ボケ。
ヒョウとモドキを1時間近く保護部屋でランデブーさせてしまったのです。
自分のチョンボでした。部屋に入った時は、2匹ともすました顔で自ケージの中にいた。

ダイフクの後ろから声をかけるも・・(応答なし)

まったくもって自分の不注意でした。
年が明けたらすぐに手術をという対策も結局決行せず、今年も既に2月の14日。
膨らまないヒョウのお腹を見て安心しているこの頃です。
実は最近になっても閉め忘れ事件が何件かあるのですが、ヒョウの発情の方が治まった。
わかったことは、ヒョウはココレオ含め誰とも親和性がいいということ。
手術済のレオと会わせてみると、レオを父親のように慕います。

保護者との距離は少しづつだけど近くはなっている。
当初は人の姿を見ればシャーシャー、少しでも手を近づければ猫パンチの流血騒ぎ。
今でも人の顔をみると反射的に口を開けるけど、シャーは言わず目も柔和なまま。
自分のケージを根城として何かあれば逃げ込む態勢もできてきた。
もう少し様子を見て、家中探検をさせようと思っています。

目つきが柔和になりました

コメント
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