今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

にゃんとも(猫友)2018

2018年12月29日 | ご挨拶・解説・お知らせ
いよいよ今年も年の瀬、当ブログも3度目の正月を迎えます。
この1年を振り返れば、テリーから始まって7匹の外ニャンをお迎えし、昨年保護したイエチビ含めて3匹を新しい里親さんの下へと送りました。わが家は7匹の大家族へと激変。老夫婦と2匹の猫の生活は大きく変わりました。


わが家の食事風景

TとRができない保護活動では、出会ったノラたちを次々とお迎え(保護)するというわけにはいきません。お迎えするにはお近づきになる必要があるし、わが家の頭数管理(入と出)との兼ね合いもある。悠長なやり方ではあるけど、それが身の丈に合っているし本ブログの目的にも合っているのです。

確かに不幸なノラは減らしたい。だからTNRに突き進む気持ちもわかります。でも、TNRは人間社会のためにあるのであって、当のノラを幸せにはしない。ノラを生み出す構造をそのままにしてこの問題の解決はありません。ノラではなく不幸なノラを減らすには、人間社会、いやひとりひとりの人間が変わる必要があるのです。

猫も人間と同じで十猫十色。その生き方も様々。ひとつひとつの命と向き合い、その個性と生き様をしっかりと受け止め、伝えていくことがこのブログの使命だと思っています。猫にも気持ちがあるし人間を見分けます。そう、われわれ人間のパートナーたるべき動物なのです。そのことが少しでも伝わって、猫を物ではなく人と同じように接する意識が芽生えたら、それこそこの上ない喜びです。

さて、おかげさまでわが家は毎日ドタバタしていますが、慨して平和、老夫婦も猫たちも穏やかに暮らしております。一方気になることもある。

ソトチビとダイフク
ともに3年以上前に出会った思い出深いニャンコ。ノラの生き様を教えてくれたし、いろいろな経験もさせてくれた旧知の仲。しかし人馴れに時間がかかってお迎えの順番が後回しになっているうちに疎遠になってしまった。彼らは今何をしているのか、無事なのかどうか。このままでは来年早々にも不明者リスト入りしかねないとても気になる2匹です。


ソトチビ(左)とダイフク(再掲写真です)

元気のないテンちゃん
相変わらず元気も食欲もありません。晩年のテツのように痩せて骨ばってきたし、とにかく動かない。もともと寒さは苦手だけど、今年より寒かった昨冬でももっと活発だった。寄る年波か、飲水量が増えたことから腎機能低下もあるだろう。テンちゃんは余生をどのように過ごしたいのか、本人(猫)と相談しながら決めていくつもりです。


テン : お店の庭木展示コーナーにて

その他、最近また疎遠になってきたモドキや、なかなか馴れそうもない新顔ちゃんやミケチビも気になります。一方保護したシロキは他の猫たちとの親和性が改善するかどうか。FIV+なので、喧嘩するようでは一緒にすることができません。シロキは人には馴れたので近々里親さん募集開始予定ですが、果たしてどうなるか。わが家の部屋の割り振りなども考えておく必要がありそうです。

前にも書きましたが、猫保護活動というのは継続が前提です。自分を頼ってきたノラたちの行く末を見届けるまでは止められないのです。引越しもできないし病気にもなれないし、自分の場合は旅行にも行けません。そんなとき、お互いに束縛しない程度の仲間がいると大変心強いだろうな。そういう人は多いと思います。何か横の連絡をとれる方法はないものだろうか。

ということで、来年に向けての宿題もたくさんできました。当方もボケてはいられません。来年に向けて、未来に向けて、今日も元気で頑張るニャン。


シロキ(ケージの中)とリン(上)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気心の知れた猫 ~やっぱりニャーが一番だ~

2018年12月26日 | ニャー
ニャーが保護部屋に乱入して、シロキを襲いました。
シロキはまだ馴らしの最中で保護部屋です。保護部屋は和室なので戸襖にあおり止めを付けて鍵代わりにしていますが、朝夕の食事や掃除時は出入りが多いので鍵をかけていなかった。その隙にニャーが襖を開けて乱入、ケージの外にいたシロキに"おしおき"をしたのです。この2匹、シロキが外にいた時代にも繋がれニャーにおしおきされたことがあって、言わば因縁の仲。

ニャーは自分(オジン)を見ると、「やばいっ」とばかりにシロキから離れて洗面所の棚の上に逃げ込む。そして目をうるうるさせて身を屈めて体罰に備える。ニャーはもうオジンが怒るとわかってるんです。その気配に他の猫たちまでが一目散に逃げ隠れる。今は手を上げることはしないけど、止めさせたい一心で咄嗟の大声はでてしまう。でも最近になって、じっと睨みつけるだけでこっちの意思が伝わることがわかりました。これなら他の猫たちには影響なさそうだ。


最近は他人行儀な行動が目立つニャー

こんなことを繰り返しているせいか、ニャーとの関係が随分疎遠になった気がします。呼んでも躊躇して来なくなったり、自分が寝るときは定位置だった枕元にもいなくなった。いつも一緒だった感覚が、今のニャーにはないのです。もちろんそう感じているのは自分だけじゃないだろう。ニャーは何も言わないが、夜中に目が覚めてリビングに下りていくと、あらぬ所でひとりポツンと寝ているニャーの背中がすべてを物語っているのでした。

猫であろうが人であろうが、相手が誰であってもニャーはよく観察します。そして相手の動きや状態に合わせて行動する。かつてのテツがそうだった。そのニャーの行動原理を理解すれば、意思の疎通を図ることも可能になる。外に出たいときは、こっちが玄関に向かえばニャーは何処にいても跳んでくる。リードに手がいけばもうニャーのもの。でもこっちが所用で出かけるとき、ニャーはやはり跳んでくるけど直ぐにわかるのだろう。黙って引き返す。

まだテツほどではないが、オジンの状態(感情)も読み取るようになった。こっちの精神状態がいいときは何かと傍にいるが、悪いときは近寄らない。ニャーはとっても遠慮深い猫なのです。いつもリンをいじめているようだけど、コタツを回ってオジンに寄ってきたときに膝の上にリンがいると、黙って後ずさりしてひとりポツンと横になります。人にも猫にも気を遣う猫。自分はそんなニャーが大好きだった、はずなのに・・・。


ひとり寝が寂しそうなニャー

ニャーとの関係は、いつからこんなに疎遠になっちゃったんだろう。
2匹目、3匹目と大家族になるに連れて、いつも気にかけていたのは先住ニャーのストレスだった。ニャーは保護者との蜜月を求める猫。保護者の寵愛を一身に受けたい猫。でも大家族になってそれが敵わなくなった。大家族の猫はみな平等。ノラだって保護猫だって先住猫だって、差別されることなく幸せになるべきだから。それが自分の信条であり方針でした。
でも、待てよ・・。

それはそうだけど、だからと言って猫をみな公平に(同じように)扱う必要があるのだろうか。特別な猫はやっぱり特別なんだ。新しくお迎え(保護)した猫には、それはわかってもらうしかないではないか。そして、それでもこの家はいい家ですよ、ノラより遥かに幸せな生活が待ってますよとアッピールすればいい。なのに無理に公平に扱おうとするから、ニャーのような気心の知れた猫の期待を裏切って寂しい思いをさせちゃうんだ。ひと昔前のようにわが家にいるのがニャーだけだったら、自分はどのようにニャーに接していたか。ニャーはそのときと同じように自分と付合いたいだけなんだ、ということに気付いたのです。


身近にある大切なものは見失い勝ち?

あーあ、自分はテツのアドバイス(11月9日付)を全然わかってはいなかった。ニャーのストレス軽減法、それは自分自身の行動の中にあった。他のどの猫よりも保護者を想い、保護者を見ているニャーだからこそのストレスだった。これからは、ニャーにしっかりと伝えていこう。ニャーがまた、自分の枕元で寝てくれるようになるように。
1.オジンがニャーを大好きなこと
2.オジンがニャーをとっても信頼していること


ニャー、もうお前の期待は裏切らない


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来たれ、夜の訪問者 ~ソトチビ哀歌(回想録)~

2018年12月21日 | ソトチビ
このブログでは最古参のソトチビが
姿を消してから10ヶ月になろうとしている
テツの思い出に登場するソトチビは
拒食症になったテツの残し餌を片付けた
そう、テツが引き合わせてくれた子猫だった
ソトチビにも、テツの思い出がたくさん詰まっている
そのソトチビは、わが家裏で2度の恋をした


もの思いに耽るソトチビ

最初はみう
ソトチビが連れてきて、家裏で暮らし始めた
通いのソトチビとの逢引きが始まって
寒くなると、毎夜寝床でのツーショットを見せてくれた
2度の冬を家裏で過ごした仲睦まじい2匹
見ているだけで癒された
未手術のみうはその間、何故か発情しなかった
そしてソトチビの留守が少し続いたある春の日
みうは家中に保護されて、2匹は離れ離れになりました

   
  
いつも絵になる2匹だった(みうとソトチビ)

それでもたまに顔を出してくれたソトチビ
秋になると、リンが家裏にやって来た
ソトチビのご飯がお目当てだった
早速エスコートに余念のないソトチビ
大食漢のリンに、自分のご飯を全部譲ることもままあった
やがてリンは2匹の幼子を連れてきた
そう、りんは子育て中だったのです


リンが連れて来たいたいけな子供たち(キーとクウ)

その後のソトチビの行動には驚いた
まさかリンの子育てを手伝うとは
でもリンの子たち、キーとクウはソトチビによく懐いた
当方も、冬の寝床をアパート仕様に変えたりと共同生活を応援した
リンの留守に寂しがるチビたちをあやしたり
迷子になりかけたクウを連れ戻したり
ソトチビは甲斐甲斐しく子育てに参加した


リン一家と一緒に食事するソトチビ

やがてリンが子離れの時期になって
次の妊娠準備のGOサイン(フェロモン)が出たのだろう
刺激されたソトチビが発情した
それまで静かで鳴くことなど殆どなかったソトチビの
あんな声を初めて聞いた
ある朝ソトチビがリンに寄り始めたまさにそのとき
この意地悪なオジンがリンをソトチビから取り上げたのです

それでも、チビたちの面倒を見ながらリンを待っていたソトチビ
やがて戻ってきた術後のリンは、それまでのリンではなかった
そして傷心のソトチビは
その翌日に姿を消しました


傷心のソトチビは黙って姿を消した

みう、リン、キー、クウ
今はわが家で平和に暮らしています
ソトチビがいなかったら、彼らの平和はなかっただろう
わが家にとっても家の猫たちにとっても
ソトチビはそれだけ縁の深い猫、いや、恩人(猫)なのです
そのソトチビが、消息を絶ったのが10ヶ月前
出会ってから2年半の出来事だった


コワモテだけどやさしさ溢れるソトチビ

痛恨の極み
それはシロキの保護が遅れたこと
予定通り10月中に保護していれば
先月の不審な訪問者はソトチビだったかもしれない
しかし、今はもうその気配もありません
控えめな猫のソトチビが、シロキを見て諦めたのだろうか

勝手口の外に誰かが来ると、中の猫たちの動きでわかる
新顔ちゃんは毎日来て、ご飯を食べて帰ります
夜にはソトチビのための置き餌を少し
一見さんにはわからないようにソトチビ用の寝床に置いています
でも、手をつけた痕跡はない


ソトチビの臭いがついた、過去3度の冬と同じ寝床が待っています

ソトチビよ、もしまだ幸せをつかんでないのなら
頼むからもう一度来ておくれ
他の子たちを幸せにして自分がなれないなんて
そんな不条理があってはならない
君は優先的に保護したいニャンコなんだ
君には、幸せになる権利も資格もあるのだから


時折家の中にも興味を示したソトチビ

※寝床を除いてすべて再掲写真です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風来坊健在 ~その後のモドキ~

2018年12月19日 | モドキ
前記事では消息を絶って心配したモドキのその後です。
モドキが来なくなって2週間ほど経ったある夕方、スタッフがモドキを目撃しました。でもそれはいつもの場所、スタッフルームの前ではなかった。モドキは店の外を回って裏側に消えたらしい。直ぐに来ると思ってご飯を用意したけど、結局食べには来なかったとか。

それからも何人かのスタッフが店の外を通過するモドキを目撃。そのうちモドキは店にも現れ、しかしそのまま通過して裏へと消えた。店と言ってもいつもの場所ではなくて、それまでは見かけなかった場所です。ご飯を出しても前を素通りすることもあった。何処か他所で食べていることは明らかだが、"腐れ縁"と思って店に来ているような感じだった。


店を素通りして裏ゲートから消えるモドキ

やがて寒さが増してきて、モドキはいつの間にか冬モード(ボス顔でひと回り大きい)になっていた。今では週2回ほど店に顔を出して、食べて帰ることもあります。時間は午前から夜までまちまち。以前のようにラッパ声でご飯の催促をすることもなく、静かにスタッフルームの前で少したたずんで、店裏へと消えていきます。先日は裏駐車場に消え行くモドキを発見、名前を呼ぶと、モドキは振り向いて「キュウ」とひと鳴きして、そのまま去っていきました。


スタッフルームを覗くモドキ

一段と寒くなった先週は、モドキのためにBYに置いた寝床に気付かないのかと思って、置き場所を食事場の近くに変えてみました。モドキが使えば、カイロを入れて暖房付にできるのですが、今のところモドキはお気に召さないのか見向きもしません。氷点下になるほどの厳しい寒さの中、食べ物を求めてうろつくノラたちの姿は痛々しい限り。モドキは、まだ世話してくれる人がいるだけ幸せなのかもしれないな。


モドキの奥に見えるのが用意した寝床(もともとはテンちゃんのでした)

ところで、今はモドキの他にも店でお世話している子がいます。それはダイフクやカブキやミセミケではなく、先月はじめに紹介したミケチビちゃん。姿を確認することが殆どないので一見さんの扱いだけど、どうやら常連になりつつあるようだ。と言っても、相変わらず出会うことは殆どありません。

ミケチビは、昼間はどこにいるのかまったく不明。でもおそらく夕方頃になるとレジ室(生花ギフトコーナー)の床下に潜り込んで待機、店が終わって静かになれば観葉コーナー側に抜け出る。観葉コーナーは土間仕様で暖房しています。夕方ここにご飯を置くと翌朝には必ず空になる。時々棚下で食べているミケチビが目撃されています。

この場所は昨冬はモドキも使ったことがある。今年は、今のところモドキとは住み分けしています。ミケチビはまだ姿すら見えない存在だけど、こうして命を繋いでくれれば、いつかは保護する機会も生まれると思います。


店に現れた当初、モドキのご飯を食べるミケチビ
(場所を観葉室に移動してからの写真はまだありません)

さて、シロキを保護した今、モドキは次の保護対象にもっとも近い存在だ。落ち着くまで時間のかかりそうなシロキの状況にもよるけど、モドキも何とか保護までもっていきたい。とは言え保護するにはもう少し馴れないと無理なので、その辺の調整とタイミングが難しい。何より、その時が来るまでこの店を見限らないでほしいと願うばかりです。


店裏から裏駐車場を眺めるモドキ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オレもトシかな・・」 ~その後のテンちゃん~

2018年12月16日 | (故)テン
庭の温度計、今朝は今冬初の氷点下(-2℃)となり、日中も7℃が最高でした。
当地は温暖な冬で知られ、南房総ともなればかつては冬でもお花畑巡りの観光コースがあったほどです。しかし冬の気温は年々下がって、ひと冬に数回だった氷点下の朝も昨冬は40回を数え(庭先の温度計)、しかも-6℃という、それまではあり得ないような朝が何日も続いた。温度計が壊れたのかと思って買い足したほどだ。

温暖化が叫ばれる近年では夏の気温が年々上昇するのは理解できる。庭先の温度計もこの夏は初めて40℃を記録した。でも何故冬の気温は下がるのか。説明してくれる予報士さんはいない。もっとも、説明されて納得できるものでもないだろうけど。

ノラたちにとっては厳しい冬の始まりです。店と家裏に置いた防寒用の寝床は、保護したシロキ以外は使用した痕跡がない。彼らが不憫ではあるけど、何とか持ちこたえてほしいと願うばかりです。

一方お店のテンちゃんは相変わらずの生活。お客さん宅を訪問して以来、そのお客さんが何度か会いに来てくれました。もう一度訪問できればと思っていたのですが、今はその話も中断しています。というのも、テンちゃんの元気がなくなった。食欲も落ちて、背骨が尾根のように浮き出るほどの激ヤセです。


先月はじめのテンちゃん、まだ元気な頃

晩年のテツを彷彿させる状態だけど、食べないわけではない。以前と比べれば半分くらいまで落ちたけど食欲はあります。一番大きく変わったのが運動量。寒さが増すに連れて出不精になって、今では殆ど出たがりません。ストーブの前でボーッとしたり寝床の中で丸まってます。1日数回は外に連れ出すのですが長くて10分、大抵は1、2分ですたこらと事務所にお帰りだ。

具合が悪いようには見えない。張りのない生活に厭世的になっちゃたか、それともトシのせいかな。実はテンちゃん、保護した直後は10~12才という先生の見立てだったけど、その後何度か診てもらっているうちに「もう2、3才いってるかも」ということだった。当ブログでは次の正月で13才としているが、本当は15才以上の可能性だってあるのです。


外に出ても毛布の上でお休み


すると、やさしいスタッフに毛布をかけてもらって・・

もうひとつの変化は、やたらと人に近付こうとする。お客さんを見つけるとそっちに行こうとする。人が少ない事務所よりもスタッフルームを好んで、何かと膝の上に乗って仕事の邪魔をしています。スタッフの方も、デスクワークはテンちゃんの子守兼務と割り切っているようだ。レジ室や観葉コーナーなど、今まで行かなかったところを好むようにもなった。

そう言えば保護した頃のテンちゃんは抱かれ上手で、家猫だったことを思わせた。でもその後は撫でられても抱かれることがなかったので、いつしか抱くと嫌がるようになったのです。それが最近、時として自分から抱っこをせがんでくる。まあ、猫だから寒くなればくっついてくるのは普通のこと。でも、テンちゃんはそればかりじゃなくて何だか気弱になっちゃったような・・。


観葉コーナーの水桶から水を飲む

今はもう、かつての番張り猫の面影はありません。机の上には椅子を使わないと上れなくなったし、何より唸るどころか鳴くことすら殆どなくなった。室内ではリードフリーにしても行動が変わらない今のテンちゃんは、リードをさほど苦にしているとは思えません。テンちゃんはただ、普通の家猫のように布団の上でまったりと過ごしたいだけなのかもしれないな。

そう、テンちゃんにはそんなふうに余生を過ごしてほしい。でもとりあえずの候補であるわが家にしても引き取り希望のお客さん宅にしても、複数の先住猫たちとの共同生活だ。こればかりは対面させてみないとわからないけど、だからと言って高齢のテンちゃんにそうそう負担をかけるわけにはいかない。こんな堂々巡りを繰り返しているのです。


異常に日照の少なかった今月はじめ、貴重な日光浴です

実は今度の正月がひとつの契機になるかも。自分は植物やノラたちの世話で出勤だけど店自体は休みです。来る正月はテンちゃんを家に連れ帰って、店には朝夕ちょこっと顔出す程度で済ます案を検討中。シロキがまだ保護部屋なのでその兼ね合いもあるけど、我々夫婦には思い切り懐いているテンちゃんなので、うまくいくかもしれないなと。


「抱っこ」おねだり中のテンちゃん


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする