今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ヒョウとモドキ、そしてダイフク

2024年08月19日 | ヒョウ
シャンプーの後、自ケージに閉じ籠ってしまったモドキ。
モドキに呼ばれて2階の住猫になったヒョウだけど、いくらモドキを呼んでも来なかった。
その頃、ダイフクは居住を1階2階と転々としていた。
やがてヒョウがシャンプーの順番となり、その後はヒョウも自ケージ中心の生活となった。
するとダイフクも保護部屋に。
こうして、3匹はまた保護部屋生活に戻りました。

ヒョウ:吹き抜け玄関前の2階転落防止壁にて

各ケージはすべて開放。でもモドキは相変わらず自ケージに閉じ籠ったまま。
ヒョウのシャンプーした夜、ダイフクがヒョウのケージに入ってヒョウにくっついていた。
その頃のダイフクはシャンプー済とは言え、まだかなりノミがいることが判明。
こりゃいかん、とヒョウから引き離したのです。
そんなことが何回かあって、結局ヒョウとダイフクのケージを交互に閉めることに。
それならと、急遽ダイフクの2回目のシャンプーを行った。(その様子は後記事にて)
ヒョウとダイフクは再び完全自由になったのです。


ヒョウケージにお邪魔したダイフク(奥にヒョウ)

モドキとヒョウがラブラブの時は随分せつない思いをさせられた?ダイフクは、晴れてヒョウとくっつけることとなった。
ところがダイフクの2回目シャンプーしたまさにその日、モドキが自分のケージから出た。
2週間に及んだ自ケージ籠城を終えたのです。
モドキとダイフクのケージは隣り合わせでヒョウケージの向かいにある。
2匹とも、ヒョウケージで何が起こっているかよく見えるのです。
モドキは自ケージを出ると早速ヒョウケージに入って再びラブラブモードに。
またしても未練たらたら?のダイフクは、ヒョウケージの真下にべったりくっついて過ごすことに。


ヒョウケージのモドキ・ヒョウとその下のダイフク

ダイフクが出入りの邪魔になるのか、やがてモドキとヒョウはケージの上へと移った。
すると、ダイフクはヒョウケージに入ったり隣のココレオケージに入ったり。
とにかくヒョウ・モドキから離れようとしない。
保護者としてもこればかりは如何ともし難く、現在も3匹の生活は続いています。
ところでこの3匹、どこで水を飲みどこのトイレを使っているのでしょうか。
確認してみると次のようだった。
ヒョウとダイフクは空ケージで水を飲み、モドキは洗面所で水飲み。
ヒョウは自ケージのトイレ、モドキとダイフクは主に玄関のトイレで。自分のケージで用を足すこともある。

ヒョウケージ上のモドキ・ヒョウと、ケージ内のダイフク

3匹の行動を調べているうちに、ダイフクの行動であることに気づいた。
モドキが洗面所水を飲みに行くと、必ずダイフクが洗面所の入口にいる。
モドキが玄関トイレに行くと、やはりダイフクがその手前で寝そべっている。
人間が通るとダイフクが自ケージ逃げ込み、その隙にモドキが部屋に戻る。
あるいはモドキが素早くダイフクの横を通り抜けて部屋に戻っているようだ。
ダイフクは少しおニブ(鷹揚)なので、今のところ問題を生じてはいない。
それにしても、ダイフクのご執心はヒョウではなくモドキだったの?
保護部屋に入った頃は言わずと知れた犬猿の仲だった2匹。
何を考えているのかわからないダイフクが、いつ豹変するかわかりません。

この3匹、ヒョウを中心に動いているのかと思ったら、実はやはり存在感絶大な2匹の問題だったかもしれないです。
ヒョウの存在が色あせて見えるこの頃ですが、果たして今後3匹がどのように展開していくのか目が離せません。

追伸:
ヒョウは相変わらず近づくと口を開けるけど(サイレントシャーッ)、少しなら触れるようになりました。先日は緩すぎて再び外れた首輪をそのまま付け直すことに成功。家猫修行は少しづつ少しづつ、進展ありです。

ヒョウケージ内のヒョウとモドキ

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運命が育てたチキンとキリン

2024年08月17日 | チキン,キリン,ポニー
キリンの里親さん(奥様)から妻に連絡がありました。
当家とは旧知のご家族で、今でも時折連絡取っています。
キリン(現在はみいちゃん)はいたって元気だけど、残念ながら写真はありません。
奥様は写真が苦手で、これまで送ってくれたのは息子さんに撮ってもらった1枚だけ。
話を聞くうちに懐かしくなって、保護時の状況は同カテゴリー初期の記事にあるのですが、少し角度を変えてまた書いてみようと思います。

チキンは2019年の6月に保護された。
ショッピングセンター(SC)通路の当店近くにベンダーが並んでいて、チキンはその下で衰弱してうずくまっているところを小学生の姉妹が保護。
でも家に持ち帰れば、親に飼育を反対されるに違いない。
4年生のお姉さんが途方に暮れているのを当店の常連さんが見かけて、店に連れてきた。
店に一時預けて親との交渉に向かったが、やはりダメだったとうなだれて戻って来た。
困り顔の姉妹。結局その子たちの意を汲んで、店で預かることにしたのです。

衰弱した保護当時のチキン

まずベンダーの周辺をくまなく探し回ったが他猫の気配はなかった。
預かったものの当方もここまで小さい幼猫育ての経験がなく、その日は日曜休診だったので翌日病院に連れて行くことにした。
ところが翌朝になると、チビちゃんは死んだように動かない。
慌てて病院に連れて行くと、診断結果は極度の低体温症と脱水症状。
一応毛布に包んだとは言え、ひと月足らずの幼猫を一晩店に置いたのがまずかった。
それからは家に持ち帰り、とにかく暖めて水分補給に努めた。
その甲斐あってチビちゃんの容態は回復し、夕方にはモリモリ食べ始めたのです。

あの時、ベンダーの下で衰弱したチキンが小学生の姉妹に見つけられてなかったら。
店の常連さんが途方に暮れた姉妹を見かけて、店に連れて来なかったら。
(おそらく姉妹は家の外で飼育しようとしたに違いない。)
最初の晩、店で放置された時間がもう少し長かったら。
幾度と起こった奇跡が、今のチキンを支えてきたんだなとしみじみ思うのです。

怖いもの知らずのチキンの得意技「参りましたぁ」(手前はリン)

キリンは、チキンを保護した2週間後にK君が店の奥で保護した。
K君はその2年後にご家族の事情で退職するのですが、何故か猫に好かれ、また猫の扱いや探し方に長けた青年です。
ドラマチックなチビの2度の救出劇をはじめ、数々の猫保護にも携わってきた。
数か月前には懐かしい猫たちの写真をラインで送ってくれたのですが、その中にチキンとキリンの写真があった。

キリンは店の建物の床下に隠れて生活していたらしい。
店では朝晩水撒きをするし、当時はまだ外暮らしだったテンチビ(現レオ)の置き餌をくすねていたらしく、飲み水と食べ物には困らなかったようだ。
K君はSC建物の壁と当店建物裏の隙間でキリンを発見。
でも見つけたところで、すばしっこく人を警戒するキリンはどうにもならない。
ところがさすがはK君、おやつをエサに左手1本でキリンを捕まえた。
なぜなら右手でそれを撮影していたからです。

保護当時のキリンは、チキンよりも小柄だったがすっかり大人びていた

状況からしてチキンとキリンが兄妹(姉弟)なことはまず間違いない。
わが家で2匹が対面した時、安心しきった様子になったことからもわかります。
まだ余力のあったキリンはその場を離れ、食べ物を探すうちに店に居つき、隠れて暮らすようになったと思われる。
生後ひと月足らずの幼猫が2週間もの間独りで生き抜いて来た。
もし食べ物に出会わなかったら、もしK君に捕まっていなかったら。
キリンにも、チキンと同じように数奇な運命を背負ってきた過去があるのです。

とっても仲の良かった2匹です

それから2カ月後、キリンは里親さん宅に巣立っていきました。
現在2匹はもう5才。立派な猫に成長した。
数々の奇跡を経験して成長した2匹は幸運な猫?
確かにその通り。でも、ちょっと待て・・
そもそも何で2匹はベンダーの下にいたのでしょう。
SCが開店する前に、誰かがそこに置き去りにしていったことは明白です。
そう、2匹は捨てられた猫でした。

現在のチキン

保護猫とひと口で言うけれど、彼らにはみな同じような過去がある。
一方その数十倍数百倍の、奇跡が起こらなかった猫たちがいることも忘れてはならない。
もし奇跡が起こっていたら、今のチキンやキリンのようになっていたに違いない。
悲運の猫たちに待っているのは、「エサをやるな」の邪魔者扱い、虐待、そして殺処分。
地域猫になったとしても、明日の生活に保証はない。
生まれてから死ぬまで人間に運命を翻弄される。
それでも彼らは人間を許し、人間を信じ、奇跡を信じようとするのです。


2年前のキリン

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居場所を広げるケン

2024年08月14日 | ケン(ちびたん)とコミケ
最近リビングでケンの姿を見ることが多くなった。
家庭内ノラのケンは、殆どの時間をオバン部屋で隠れるように過ごしていた。
その理由はまず人間が怖いこと、そしてちび太に狙われていること。
特にちび太は何と言っても猫なので、どんなに隠れても見つかってしまう。
オバン部屋にある棚上の隅の箱の中でじっとしているしかなかった。

ちび太に追われて逃げた食器棚上(箱中はクウ)

ちび太は夏になる前、2階のオジン部屋からリビングキッチンに居住を移しました。
それでケンは"鬼の居ぬ間"に1階でみんなと一緒に過ごす機会を失った。
ところが、最近になって少し様相が変わって来た。
飽きたのか興味が薄れたのか、ちび太があまりケンを追わなくなったのです。


リビングの丸テーブルでくつろぐケン

目の前にくると追い回すけど、それ以外は気づいてはいるのだろうけど興味なし?
ケンはそんなちび太の真意を試すように、1階にいる時間が増えてきたのです。
ちび太がリビングにいるときはキッチンに、キッチンにいるときはリビングに。
棚の上やカーテンの陰に隠れるなど、いろいろ工夫しながらちび太との共存を図る。
ちび太は2階に行かなくなったので、2階にいればのびのび過ごせる。
飲み水もトイレもあるしご飯は運んでくれる。
それでもケンは、みんなと一緒に過ごしたいらしい。

冷蔵庫の上で兄貴分のチキン(奥)と

最近では平気でちび太の視界の中にいれるようになったケン。
ケンの努力が実って、ちび太との融和も近いかもしれません。
しかしケンにはもうひとつの問題が。
どうしても馴染めない保護者からは今も逃げ回る日々です。
ご飯を目の前に出そうとするとすかさず猫パンチで振り払う。
怒りたいのはこっちなのにシャーシャーの連発。
ケンのQOLを上げると思わば、我慢我慢の連続です。
一方ケンには山ほどの懸案事項が。
シャンプーにノミ駆除に首輪付けに爪切りに、何より手術がまだなのです。
さてさて、どのように進めていくか思案中。


リビング窓で外を眺めるケン

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また剥げてきたポニーくん

2024年08月13日 | チキン,キリン,ポニー
猫には冷房の好きな子と嫌いな子がいるようで、ニャーなどは好きな方。
嫌いな子はキーとポニー、クウやレオもあまり好きじゃない。
今年は梅雨の前から夏が来たような形で、わが家も6月から冷房開始。
猫の数が多く各部屋に分散しているので全部屋冷房と相成った。
さあ、たまらないのがポニーとキー。
冷房が始まった途端に玄関、廊下、キッチン(冷房なし)の住猫となりました。

冷房前までは仲間とゆったり過ごしていたポニーとキー(右はちび太)

リビングに続くキッチンは、扇風機で冷風を送るので少しは涼しい。
キーはキッチンでも大丈夫だけど寒いと廊下や玄関に。
人工的な涼しさ(寒さ?)を徹底して嫌うポニーは玄関の住猫となりました。
でも玄関の出窓はやっぱり暑い。
ポニーなりに避暑地を探し、玄関タイルの上(床下の空気が漏れてくる)に落ち着た。
ここならタイルは冷たいし、床下の空気は涼しいのです。


下駄箱の下には床下に通じる空気孔がある

わが家では玄関に猫トイレを置いていて(写真より手前)、保護部屋の連中も使用する。
ポニーにとってはこわ~いダイフクやモドキが頻繁にやって来る。
そのたびにシャーと逃げ惑うポニー。
そのせいだろうか、ついにポニーの身体に変化が。
せっかく生え揃った背中の毛がまたぞろ剥げてきたのです。


再び剥げてきたポニーの横腹

最近になって冷房に慣れたのか、恐い連中を避けたのか、ポニーがリビングに戻って来た。
キーもリビングに戻って来て、かつてのように2匹窓辺でつるんでます。
チキン、ちび太にクウの昔仲間も時々参加。
レオもたまに加わる。
さて、そんなのどかな環境下、ポニーの毛はまた生えてくるでしょうか。

リビングに戻ると「撫でて~」も復活、怖がりと甘えん坊が同居するポニーです

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登場ニャンコ紹介・2024夏 ~経歴と推定年齢~

2024年08月10日 | 登場ニャンコ紹介
久々の登場ニャンコ紹介。
昨秋の閉店に伴い、最後の保護活動として店でお世話していたノラたちを保護してわが家に迎えました。現在家に14匹、家裏で1匹お世話中のニャンコたちを紹介します。出会いの古い順に紹介。推定年齢は初診の際の獣医師の見立てによりますが、幅の大きい場合はその範囲内での自分の判断によります。自分の判断は後になって変わることがあるので、前回紹介時の年齢と微妙に異なる場合があります。

☆☆ニャー 推定10才半♂ 出会い2015年10月店☆☆
わが家に来たのは2016年11月。店での1年間は完全外暮らしだった。
押しも押されぬわが家猫社会の番頭格。

☆☆ダイフク 推定10才半♂FIV+ 出会い2015年12月店☆☆ 
当初は店の悪役。大怪我で消息を絶ったが昨年5年ぶりに再会。その後9月にわが家にお迎え。

☆☆モドキ 推定8才半♂FIV+ 出会い2017年3月店☆☆ 
店の子志願と数か月ブランクを繰り返し、昨年10月ようやくわが家にお迎えした。

☆☆ちび太 推定7才♂ 出会い2017年10月店☆☆ 
2ヶ月ほどの幼さで店に現れ、テンちゃんを育ての親に持つ。2018年3月にわが家へ。

☆☆リン 推定8才半♀ 出会い2017年10月家裏☆☆ 
☆☆キー 推定7才♂ 出会い2017年11月家裏☆☆ 
☆☆クウ 推定7才♂ 出会い2017年11月家裏☆☆
ソトチビが家裏に連れてきたリン、ひと月ほどして2ヶ月足らずの幼い息子たちを連れてきた。
リンは一度TNRしたが、2018年3月息子たちの親離れを前に一家揃ってわが家に迎えた。
 
手前からリン、キー、クウ (テーブル上はニャー)

☆☆サクラ 推定6才半♀ 出会い2018年8月家裏☆☆
家裏に現れたときは6ヶ月くらいの子猫だった。2022年10月体調悪化のためわが家に 。

☆☆キジロ 推定6才♂ 出会い2018年12月家裏☆☆ 
サクラ同様6ヶ月くらいのときから家裏に。現時点で唯一の外猫。

☆☆レオ 推定6才半♂ 出会い2019年2月店☆☆ 
店に来たときは10ヶ月くらいか。人懐こくテンの後を継いで店の看板猫に。
ギフト観葉室を居室にするなど暮らしを改善しつつ、昨年10月にわが家に越してきた。
右がレオ (左はココ)

☆☆チキン 推定5才♂ 出会い2019年6月店☆☆ 
小学生の姉妹が店に連れてきた1ヶ月ほどの幼猫。わが家で介抱し、そのままわが家の子に。

☆☆ポニー 推定5才♂ 出会い2019年10月店☆☆
事務所前BYテントの梁で暮らし始めた6ヶ月ほどの子猫。同年12月冬になる前にわが家に保護。
 

☆☆ココ 推定5才FIV+ 出会い2020年3月店☆☆ 
他猫嫌いのレオに珍しく受け入れられた6ヶ月くらいの子猫。昨年レオと一緒にわが家へ。
左がココ (右はレオ)

☆☆ケン 推定3才半♂ 出会い2021年10月家裏☆☆
家裏び現れたときは10ヶ月くらいか。サクラと競合するので同年11月わが家に迎えた。
 

☆☆ヒョウ 推定2才♀ 出会い2023年6月店☆☆
小柄で店に現れたときは子猫だと思ったが、10月にわが家に迎えた時は出産の痕が。

【追悼】今回特別に、先の5月に永眠したシロキを加えます。
☆☆シロキ 享年推定8才?♂FIV+ 出会い2018年5月家裏☆☆
リン一家保護した後現れ、ハリーとの家裏餌場争奪戦が住民問題 に発展したため同年12月に保護。
穏やかな生活を送っていたが、最後はエイズ発症し数ヶ月の闘病を経て旅立った。

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