駅に隣接する金曜堂という小さな書店を舞台にした物語の第3弾です。本が大好きでもちょっと癖のある仲間たちで作った書店で、本を探しに訪ねてくる人たちにぴったりな本を探し出し、お薦めしてくれます。今回も色んな本にまつわるお話がありましたが、「ハルさん」という本のことで、進路に悩む中学生の娘と理由あって離れて暮らす父親と母親との絆を描いたお話がとても印象に残りました。 「金曜日の本屋さん」を読むと各物語で紹介される本を読みたくなってしまいます。本が好きな人、これから読書をしてみようかなって思う人にはおススメの本です。