とある小さな国に天盆という盤上で駒を置くことで、勝負を決める将棋や囲碁のような遊戯が盛んで、小さな子供から大人までが天盆の大会で勝ち名乗りを上げることに情熱を傾けていました。そんななか天盆の奥深さに心を魅了され、天賦の才能を持つ少年が、大会に名乗りを上げます。様々な事情を抱えたほかの対局者と相まみえながら、勝ち残り続けていきます。
たかが遊戯に関するお話だとおもうかもしれませんが、天盆いう遊戯が少年の家族や街の人たち、国の支配者さえも魅了し、ときには策謀や陰謀が暗躍する壮大な物語になっています。将棋や囲碁を知らない人でも、読んですぐに物語に引き込まれると思います。ふと見かけたら、手に取ってみてください。
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