「やっぱり僕はカッコイイです 」
<自分で言う? >
「だってカッコイイものはカッコイイからしょうがないです 」
<ふ~ん カッコイイねぇ >
「何か問題でも? 」
<問題 大ありだよ >
その鼻の汚れと
手の汚れは 何をしたのかな?
「母ちゃんは分かってませんね 」
「これはワイルドさを表現しているんです 」
「ワイルド… 」
また面倒な方が食いついちゃいましたね
「お兄ちゃん ワイルドになる方法を教えてください 」
「イヤですよ 」
「そんな事言わないでくださいよぉ~ 」
<ダメです >
「ケチ 良いです 自分でワイルドになる方法を見つけます 」
「泥だらけになれば良いんですよねぇ 」
「これで僕もワイルドです 」
「なんて単純なんでしょう… 」
そうそう ワイルドと言うのはチャミのように
大胆に
イスの登り
イスの上に立つだけで絵になるというのを
ワイルドでカッコイイと言うのです
「母ちゃん それって褒めてるんですか? 」
<褒めてる褒めてる >
それにキョン太には 生まれ持った鼻に
「それも褒めてるんですか? 」
<褒めてるよぉ~ >
「さくらもカッコイイですか? 」
<うん その長い寸胴の体カッコイイよ >
「やっぱり 母ちゃんのカッコイイはあてになりません 」
そう? みんなカッコ良くて 可愛いと思うんだけどなぁ
おやすみなさい