キョン太のテンションがおかしくなった件

「あ～あ　また雪が降っちゃいましたね　」




ハイ　降っちゃいましたね




木も真っ白ですよ




「また冬に戻りましたね　」




「また冬に戻ったんですか？　」




「でも僕はもうこの毛布から出ようと思います　」

＜出られるのぉ～？　＞



「何を言ってるんですか　」




「僕は強い男の子です　」




「お姉ちゃん　僕は毛布から出ましたよ　」




「でもストーブの前ですけどね　」




「でも　毛布からは出ましたよ　」




「お姉ちゃんも毛布から出ましょう　」




「こんな風に　」




「さぁ　やってみて下さい　」




「チャミはもう毛布から出てますから…　」




「恥ずかしいです　」




「キョン太はいったい何がしたかったんでしょうか？　」




「きっとまた雪が降ってショックだったんですよ　」




「さくらもまた寒くなって眠たくなりました…　」

＜さくらはいつもだよね　＞



「母ちゃん…　僕の出番はないんですか？　」

＜あっ　忘れてた…　＞



でも大丈夫です

ちゃんと小太郎の足跡は撮ってありますから



足跡を写すのも最後かなぁ？



おやすみなさい